これまでのプロケーブル追っかけ関連まとめ(2008年6月13日18:22:54追記あり)。

  • 基本セットと言うべき「Beldenラインケーブル」「Crown/D-45」「Belden8470」「JBL/JRX115」がそろってしまってみて思ったのだけれど、そこから出てくる音に感動がなかった。
    • アンプは元々「Luxmanの代用品」としての役目は果たしてくれた(これにこだわる必要はないと思うし、こいつのうなりが少ないのは「定格よりも10%以上低い電圧を掛けている」のだから当然)。
    • ケーブル類は棄ててもいいような価格だから、もう諦めている。
    • スピーカは「本来の用途の為に使おうとしている人」に譲ろうかと考え中。
    • さいごに「もういちど(プラセボ覚悟で)音の焦点調整をしよう」と思う……のだけれど、私的実験「その6」同「その7」だけで、すでに結論はでている気もする。
  • ミキサーは再利用の効く物を買ったから、これはこれでこれはこれで使い回せると思う。
  • デジタルチャンデバは音質が悪くなるからもう使わないと思うけど、勉強代としてはぎりぎり許容できる範囲かな。
  • 静電トランスは、PCの安定稼働目的で使い回せるかどうかを検討中。

 ……という感じ。
 さて、次はどうしようかなぁ。

電源電圧系に関する補足(2008年6月13日18:22:54追記)。

 これはもともと諸外国が悪いわけではなくて、日本側の問題と言うのが正しいと思う。


 もとはといえば「多くの国は115V配電系(AC115V±10%または、その倍となるAC230V±10%)へと統一しつつある(機器にあるラベルは販売主地域の都合によって多少異なるが、実際の中身は同じ)にもかかわらず、日本がその波にうまく乗れなかったこと」が原因でして。
 多くの機器は115/230V系電源のマージンとして±15%ぐらいでも動くように設計している……のだけれど、もともと日本国内の100/200V系送電に対応するように作っているとは限らないところが厄介。
 よく、日本向けに設計されたわけではないパソコン用の電源ユニットが「わずかな電圧ドロップにも耐えられない」という現象に出会うのは、電源ユニットがダメなのではなくて、単純に「日本の電源電圧について考慮せずに設計されているから」という理由によるものです。
 もともと、100Vって確か「115V送電系地域向けに使う、非常用発電機の出力電源電圧」だったような……って、不確かなことを確かであるかのように書くのはまずから、この行は無視してください。


 低電圧送電系向けの「表記」電圧が統一の流れにあった当時に、日本側から「中心電圧を110/220Vにして、そこから±10%ないし±15%の変動マージンをとるようにしてくれ!」というアプローチを取る必要があったはず……なのだけれど、そういうアクションがあったのかどうかは不明。
 このせいで「世界中にある製品を、そのまま日本国内でも利用可能にするということはできない」という輸入障壁が出来上がってしまった……というのは、個人的には微妙な話だと思っています。端的に言えば「日本は電気的には鎖国状態にある」ということかも。