今日のオーディオ設定。

(過去:銀メッキ線と音の焦点に絡む、しょーもないメモ。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:JBL/JRX115は「上へ下への大騒ぎ」なスピーカだった……。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:(メモ)チャイムケーブルを安定的にスピーカケーブルとして使う方法。 - 雑記/えもじならべあそび)

  • Soundhouseのミクサラックを使って、以下の部品を組み付けた。
    • Mackie/1402VLZ3(上端から7Uを使って組み付け……当然一番上の横バスバーが邪魔なので、それは取り外した)。
    • Crown/D-45(一番下)。
    • dbx/Driverack PA(電気的には接続せず、下から5U目)。
    • dbx/Driverack PAとCrown/D-45の間には3Uをあけておき、あと1U分の機器を「1Uの間隔を開けたまま」インストールできる余地を残しておいた。
  • スピーカはJBL/JRX115のみを接続し、Diatone/DS-77Zはいったん回路からはずした。
    • スピーカケーブルには、【銀メッキ線と音の焦点に絡む、しょーもないメモ。 - 雑記/えもじならべあそび】での私的考察を基に、結局はVVFケーブルを用いることにした。長さは使いやすさ優先で2.5m。
      • JRX115へと接続するスピコン側は「ねじ止め式スピコン」を選んでいたので、*1VVFでも無問題。
      • 2008年5月19日17:15:39追記……案内し忘れていたのだけれど、ねじ止めするときには「普通のプラスドライバNo.1」ではなくて、「ポジドライブドライバNo.1 (たとえば、 Vessel.ポジドライブ・ドライバー PZ1 など)」というものを別途調達してください
        • これは「電工スイッチ」などと同様の差込式になっていて、唯一違うのは「(電工用では一般的な)ばね固定式ではなく、ねじで配線を締め込む」ということだけ。VVFをまるで違和感無く扱えるのが◎。
      • D45アンプ側は単なるハーモニカ端子なので、常識的にねじ止めするための輪を作って締め込んだ。
        • 「ねじ止めするための輪」ってなに?なんてフザけたことを言ってるVVFケーブルユーザが(実際にはいないと信じたいけれども)万が一にも存在するならば、そもそも「第二種電気工事士」のための本を買って、VVFケーブルの扱い方について勉強して欲しいと思う。
        • 久しぶりにねじ輪を作ったので、できるかどうか微妙かも……と思っていたのですが、一発でできました。学生時代に電気工事士の試験目的で延々とやっていたことが、まさかこういうところで役立つとは^^;。
        • ねじ輪を作るときには、外皮を(真剣に怪我に注意しつつ)竹割りの要領で30mm〜50mmほど割ってから剥いて、内側の被服を20mm〜30mm鉛筆剥き(刃を直角に立てて剥いちゃダメ!それをやると、数回曲げるだけで銅線が折れる)*2して、心線を【被服側_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\線端側】という形にペンチで(被服側から順に)45度ずつ曲げてから、被服側を手で&線端側をペンチで持って、そのままペンチを時計回りに180度回転させます。コツは「ねじをワッカに通したときに、そのままでは通りづらく、ねじ回しでねじをワッカに通していく」ようになるぐらいに、少しだけ輪を小さく作ること。そうしてほんの少しねじ山を心線に食い込ませるだけで、接触不良が起きにくくなります*3

 ……と、こんな感じ。


 今までスピーカケーブルとしてVVFを使ったことは無かったのだけれど、銅製バスバーのような「普通さ」がすごく出ていて、聴いていて安心できるところがいいですね。
 VVFといえば、学生時代に「とにかく電工ナイフで鉛筆剥きしまくって、電工ペンチで輪を作りまくって、終わったケーブルはすべて被服を剥いて銅をリサイクルに出していた」という記憶が強く残っていたのですが、まさかこんなところで役に立つとは……と、ちょっと意外でした^^;。
 TIVFよりもさらに心線が太く柔軟性が無いので、完璧に固定設置用の配線になってしまう(巻いたり伸ばしたり……なんてことを何度となくやると線が劣化していく度合いが大きい)のだけれど、そういう特性を解っていて使うには、とても素直で使いやすい配線材料だな、と。
 昔から「電話線(=TIVF=単心線チャイムケーブル)」*4とか「キャブタイヤケーブル(=VCT)」*5などといった、どこにでもあるような配線材料がスピーカーケーブルとして転用されてきた歴史がある……のだけれど、VVFもそういった類のものと同じく「入手しやすく・価格が手ごろで・変にオーディオ臭くない」ところが◎かも。
 特定のメーカーにこだわることなく入手できる(特に電力用途電線は、法規制の影響で仕様が変わりにくい)というところも、普遍的に使っていける安心感を得やすいので、そういうところでも精神衛生上よさげかも。


 ちなみに、VVFを入れる前(具体的にはBelden/8460を使っていたとき)には、どうしてもdbx/Driverack PAが必要だった……のですが、VVFで使う限りは「わざわざAD変換をするDriverack PAを入れなくても、それなりに聴けるバランスになる」ということが解って、今回はDriverack PAをはずした状態でランニングテストをすることにしました。
 #こいつのせいでDriverack PAが必要だったのかも?……ってゆーか、どんだけ変なんですか>Belden/8460。


 とりあえずは、この状態で友人に試聴してもらって、その感想を聞いてから今後の方針を考えようかなぁ……と。
 私の耳はいま「JRX115の帯域バランスにイコライズされてしまっている」ので、私の意見なんてあてにならないかも……という気がするので。

2008年5月4日21:11:30追記。

 Roland/UA-25が「なんとなくクロックがらみで微妙」というところの問題が消えなくて、結局はPCI接続のオーディオカードを別途調達してしまいました。
 選定条件は次の通り。

  • (IFカード側はどーでも良いにせよ)IF終端は標準フォーンかXLR端子になっていること(頻繁に挿抜する点の接触不良を防止するため)。
  • (できるかぎり、ではあるものの)-10dBu送出ではなくて、+4dBu送出できること。
  • (NIRO/ReferenceをPC用オーディオとして使い、ミクサにも別途送出するため)メインアウトの他にモニターアウトも持っていること&片方がバランス・もう片方がアンバランスという送出方法にも対応していること。
  • (そうチャネル数が必要なわけではないので)なるべく安物で済ませること。

 こういう条件で探してみると、ちょうど【AUDIOPHILE 192】というものが条件を満たしているようなので、それを買って取り付けました。


 詳しい音質差については全く気にする気がしないので放置するにせよ、個人的な使い方で使う分にはかなり良い感じ。
 この一つ下の【AUDIOPHILE 2496】というのは、アナログ入出力がRCAピンプラグなので、これはさすがに選べませんでした……。
 PCI接続ということでIFがらみのクロック問題はなく(この手の内蔵クロック精度で、ほとんど十分な気が)、オーディオカードではなくサウンドカードにありがちなノイズもなく、音質的にも十分満足できる内容かな、と。

*1:2008年5月19日17:14:52追記……オスってもともとねじ止めだけだ……メスにねじ止め式を選んで買っていたことと、ごっちゃになっていましたorz。

*2:2008年5月30日10:39:06追記……鉛筆剥きするのは「リングスリーブでの接続」だけだったような……orz。

*3:普通に電力を通過させるための「電力配線用途」なら、こんな手間の掛かることをして時間を食っていたら叱られるので注意……電力配線用途では、作業時間を短縮するために、少しだけ大きく輪っかを作ります(超小電力でさえなければ、大きめに輪っかを作ってめいいっぱいにねじを締め込むだけで、全く問題なく配線できますので)。今回は「音声伝送用途」なので、すこし見方を変えて加工する必要があるわけです。

*4:これはパソコン通信時代か、もっと以前から使われていた話。昔はただのTIVFではなくて、なぜか「電電公社(or NTT)の電話線」が指定されていたような気もする……けど、結局TIVFであることに変わりはないわけで。

*5:これは主に「長岡教」方面ですな。