SE-U55Xを復活させよう……と思ったのだけれど、根本的にダメなところが……。

ONKYO SE-U55X(S) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー シルバー

ONKYO SE-U55X(S) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー シルバー

 ↑の復活について、端子の錆びは取れば良いし、ボリウムのガリは交換すれば良いや……とか思っていたのだけれど、最近では
ラトックシステム USB ヘッドホンアンプ RAL-2496HA1

ラトックシステム USB ヘッドホンアンプ RAL-2496HA1

のナローASYNC方式にすっかり慣れすぎていて、U55Xの音揺れ感に「orz」ってなってしまった……。
 えーと……USBの揺れってどう考えても検知限界以下のはず*1なのだけれど、「ずっと聴いていると、違和感が出てしまう」のはなぜなんだろう……orz。


 ……で、こーゆーときにLANDACがあるんじゃん!って思って

アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

DDCに使おうとおもった……のだけれど、既に販売終了みたいだし。
 あー、ひそかに「AirMac Express → U55X」って手を温めていたつもりが、すっかり導入時期を逸してしまったらしい。


 こんなときに、おもわず

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

ラトックシステム USB外部電源供給アダプタ RAL-EXTPW01

ラトックシステム USB外部電源供給アダプタ RAL-EXTPW01

みたいなのに手を出しそうになる……のだけれど、どうにも私個人の印象としては「どっちも、根本的に何かが間違ってる」気がして、さっぱり食指が伸びず。
 こんなのを買ってまでSE-U55Xを復活させようと試みるくらいなら、素直に
ラトックシステム USB ヘッドホンアンプ RAL-2496HA1

ラトックシステム USB ヘッドホンアンプ RAL-2496HA1

Panasonic アクセサリー(ACアダプター) RP-AC41B

Panasonic アクセサリー(ACアダプター) RP-AC41B

を買い増すさ……って感じだし。


 狙う効果を得られないなら、たとえ1円でも出したくはないし、狙った効果が得られるとわかっていても、コスト対ベネフィット比が低いものを買うのは納得できない……という感じなので、もう少し探し回ってみようと思う。
 こういうときにUSB-DDCがマトモならいい……のだけれど、いまだにPLL方式だけらしく、ASYNC方式のはないッぽい。
 PLL方式って、カッチリとヤれば十分に揺れを抑えられる……のだけれど、あまりにPLLをナロー側に振りすぎると、それこそ

みたいに「ロックが外れまくりwww」みたいなことになるから、正直PLLは「まともな時間軸で来ている信号に対して、振幅軸の鈍りを補正するためだけ」に使いたいところだし。


 あとは……見方を変えると、↓をLANDACの代用品として使う*2、ってゆー手もあるんだけど。

ONKYO HDC-1L HDオーディオコンピュータ

ONKYO HDC-1L HDオーディオコンピュータ

 こいつならPCI接続特有のノイズは心配しなくていいし、USBの揺れとも無縁だし……「USB ASYNCバカ」をやるつもりは全くないから、5万円を超えるDACをわざわざ買うくらいなら、たぶんそんなのは放置して、↑にたどり着いて落ち着くことになると思う。
 ちなみに、PCをLANDACとして使うなら「サーバー&クライアント方式」の音楽プレーヤーソフトを使うのが、とりあえずお手軽だと思う。

2010年10月7日1:07:54追記。

 ……どうも、AirMac Expressはまだ売ってるらしい。

 ……ってことで、とりあえずポチってみた。
 これのデジタル出力をU55Xに導入したときに、「揺れ具合」がUSBよりマトモになればとりあえずOK、CDクオリティになったら万々歳、なのだけれど。
 ただ、ウチのPCだと「iTunes」がビミョーだから、そっちでトラブるかも……そうなったら窓から(略)。
 デジタル入力付きUSBDACを、うまいことLANDACへと変身させることが出来るか……ってところは、あとでテストしてみようと思う。

AirMac Expressをざっくりテストしてみた。

 箇条書きにしてみる。

  • iTunesが重過ぎるせいで、システムが過負荷になると、音声が数秒間途切れる……ダメじゃん。
  • クロックレベルは「まとも」だと思う。USB系の非ASYNC機で感じる「USB臭い揺れ」は無し。
  • デジタルフィルタとしてのローパスフィルタではなく、アナログライン出力に-6dB/oct(@20kHz/22kohm)のアナログフィルタがかかってるのだろうか。
    • 10kΩで引っ張り出すと、高音域がハイ落ち気味になっている。「内蔵のスイッチング電源から出るノイズ」をブロック構造になってるっぽくて、アナログ出力品質は(実用範囲だけれど)それほど良くない*3。47kΩ位で引っ張ればこの影響は出ないけど、たぶん今度はスイッチングノイズが気になってくると思う。
    • ↑はアナログアンプ側の話だから、たぶん光(TOSLINK)で出せば、この手の問題は起きない。内蔵DACでもクロックがまともなのだから、内蔵DACよりはTOSLINK引き出しのほうが、まだ「ブレの少なさ」をより活かせる気もする。
  • とにかくiTunesのUser I/Fが屑過ぎて、使う気が全くしない。
    • USBデバイスドライバとして偽装する……ってのが無理なのはわかるけど、なにか良い方法はないのだろうか。
    • サスペンド後レジュームで、音声が一時停止になってしまう……ってゆー仕様が、個人的には気に食わない。

 Appleって、ろくでもないものをデザインだけで売るメーカー……だと思っていたけれど、AirMac Expressの「ハードウェア部分は」LANDACとして見る限り、コスト対ベネフィット比はかなり高いと思う。
 でも、その美点をソフトウェアが全てぶち壊しにしてる気がする。いつまでもマイナーなのには、こーゆーところが原因なんだろうなぁ……と思った。


 あとは……とりあえず↓の順につないでみて、SE-U55Xが「生き返る」かどうか……をチェックすればOKかな。

アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

サンワサプライ KM-HA12-10 光デジタルオーディオケーブル

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ONKYO SE-U55X(S) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー シルバー

ONKYO SE-U55X(S) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー シルバー

 これで大丈夫なら、「PCでCDレベルの安定性をたたき出した」ONKYOサウンドを楽しむには素直に↓構成が使えることになる。
アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

サンワサプライ KM-HA12-10 光デジタルオーディオケーブル

サンワサプライ KM-HA12-10 光デジタルオーディオケーブル

ONKYO SE-U55SX(W) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー ホワイト

ONKYO SE-U55SX(W) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー ホワイト

 そうすると、たぶん↓をLANDAC扱いするのと、ほとんど変わらない品質を、若干低コストで得ることが出来る……と。
ONKYO HDC-1L HDオーディオコンピュータ

ONKYO HDC-1L HDオーディオコンピュータ

 あとは、どっちが扱いやすさによって、決めれば良いと思う。
 ……シンプルに行きたいならONKYOのパソコンで決まりか。
 「LANDDC(AirMac Express)→光ケーブル→USBDACの光デジタル入力」って構成だと、配線が邪魔になるデメリットと引き換えに「光入力があるDACなら、どれでもCDクオリティを引き出せる」から、TOSLINK入力付きのDACを既に買ってる人にとっては、↓みたいなUSBDDCを買うよりも安上がりに構成できる、と。 扱いやすさだけなら↑の圧勝……だけれど、↓のことを考えると音楽性については期待できないから、「気に入ってるDACの音を、そのまま精度良く引き上げる」には、【AirMac ExpressをLANDDCとして使う】ってゆー手段もアリだとは思う(iTunesがダメな点を許せれば、だけれど……)。
ラトックシステム USB ヘッドホンアンプ RAL-2496HA1

ラトックシステム USB ヘッドホンアンプ RAL-2496HA1

 この仮説が正しいかどうか、TOSLINKケーブルを手配してテストしようと思う。

2010年10月9日20:09:41追記。

アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

アップルコンピュータ AirMac Express ベースステーション with Air Tunes MB321J/A

 ↑を使ってる……のだけれど、やっぱり不便すぎる。
 iTunes以外の全てのアプリケーションについて、AMEから音が出せない……ので、ほとんど使い物にならない。
 結局は↑を使うのは諦めて、↓をUSBDDCとして使うしかない、のかなぁ……でも、それじゃコストパフォーマンスが悪すぎるよなぁ。

*1:当然、音程がずれるとか言うようなレベルよりは何桁も小さな揺らぎ。

*2:そのときには、わざわざモニターを手配するのはばかばかしいので、素直に今の液晶テレビをモニターとして使うつもり。

*3:ただし、帯域バランスとしては、これぐらいで良い気もする……痛い音を殺ぐ傾向があるから、一般的には「パッとしない音」なんだろうけど、耳に優しいという意味では良いセンをいっている気もする。