長いのを読むときには、結論から先に読むしかない。

 ……ということに、ようやく気づいたので実行してみた。

 ふつうは最初か最後にしか結論を書かないから、始めにないので最後だけ読んだ。
 ……なるほど、「局所的」って言葉が「一般的には」否定的に使われている、ということですね。そこは申し訳ないです。
 そのほかにも国語的な問題があるらしく……orz。
 #後ほど、きちんと読み直すつもり。


 あと、NICOLA(の元となった親指シフト)の配列部分は、100時間以上はかかって作ってると思います。
 ええと……実際の開発期間が1ヵ月半で、寝ずに計算してれば24時間だから……理論上1080時間は投入可能でしょう*1
 #こういう数字は「ありえないくらい過大に見積もっておく」方がいいと思います。もともと100時間だろうが1000時間だろうが「飛鳥から見ると短い時間」なんですから、ここでちっちゃく見積もるのはもったいないです……。


 ……で、「かえであすか」がらみ。
 ほんとは、こういう実装を目指したかったんですよね……。

  • 清音と、濁音・半濁音・小書き文字のあいだは、打ちやすさを阻害しない範囲で同置か隣置にしたいと思っていた。
  • 配列の並び自体も、もっとシンプルにしたかった。
  • でも、それをやるだけの技量がなかった……ので、今のカタチになった。

 私は「飛鳥かな配列かえで版」を作りたかったわけじゃないので、飛鳥のポリシーをそのまま使おうとは考えていませんでした。
 Rayさんは常々「60個でも80個でも変わらないじゃん、覚えようよ!」って仰るわけですが、私はどうしても「それが出来そうになくてヤル気がでない、という人」のことを考えてしまうんですよね……。
 自分にとって出来もしないことを、配列(によってもたらされる運動の制約)によって表現するのは変な話なので、結局は「私は私のやり方でいきますよ?」となる……と。

おまけ。

 けん盤配列って、結局は「上に乗った文字」だけが注視されがちなのだけれど、実際に重要なのはそんな2次元的な話じゃなくて、「配列によって、運指がどう制約されるか」と「配列によって、内語がどう制約されるか」というところにあるので、これから配列を設計する方には、そういったところも考慮してもらえるとありがたいなぁ……と。
 あと、配列というのは普通に設計すると「打ち方は教えてくれない」のだけれど、個人的にはここがイヤで仕方がないところで。
 良いけん盤配列というのは「他の手段を用いずとも、適切な制約を提供することのみによって、手指に優しい打ち方を教えてくれるもの」でなければならない……と、私はそう考えています。
 #手組み配列では「評価打鍵」を通じて改定されていくし、GA配列では「配列生成」を通じてある程度これが確保されてる……と。
 

 ……以上、自称配列屋である以前に自称インターフェースオタクなやつによる、単なるたわごとでした。

*1:個人的には「シフト構造設計に1週間、配列構造設計に1週間、計算方法の検討に1週間、資料集めに1週間、計算待ちで1週間、実装3日、試験2日」なんじゃないかと考えてます……あの時は「配列という上モノだけ」の検討じゃすまなかったので、配列を何度も検討するような時間なんて、そもそもなかったはずで。