ソニーの電子ペーパー「reader」が、「重い」事を除けば、結構良いところを突いてる……。

(関連:ソニーが電子書籍端末「リーダー」2モデルを発表、12月10日発売 - Engadget 日本版)
(過去:(memo)「UIがタッチパネルじゃなきゃダメだよね!」って言える物は、コンパクトカメラしか思いつかない……あと、電子ペーパーも。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:Amazonから「PDFを読める電子ペーパー」が出る、と。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:【ブラザーから9.7型の電子ペーパーデバイス登場 | スラド モバイル】 - 雑記/えもじならべあそび)


 個人的にはまだ「5インチ機のPocket Editionが155gもあるの?100gを切らなきゃ冗談だろ?*1」みたいに言ってしまいたいところもある……けど、基本的には良いセンだと思う。
 見なしプリンタとしては使えない……けど、PrimoPDF経由で出力すればいいから、まぁここは△か。
 ZIPラッピングしたJPEGファイルとかは扱えないみたい……だけど、モノクロ16階調で基本画像フォーマット対応ってのは○。
 そして、きちんと「タッチパネルインターフェース」を備えてるところは、ペーパーUIの基本を外してなくて◎。
 ソニーの研究開発力を「上手いこと電子ペーパーとしてまとめた」感がナイス。全体的に、ユーザーが使うときのことを、よーく研究してるなぁ……という感じがする。


 電子ペーパーの「紙白」を上手く生かした作りになってそうだし……うん、良いデバイスに化けそうな雰囲気がにじみ出てるね。
 あとは、これに突っ込むコンテンツ部分について「ゲーム機として使わない人間までも、PS3を買って楽しんでいたのと同じような」楽しみ方が先に普及すると、こーゆー端末はドカンと売れ出すと思う。
 ハードが売れなきゃコンテンツが育たない……ってゆーのは電子ブックでも同じことが言えるだけに、「ユーザー作成コンテンツを、どこまで扱いやすくしているか」ってところが、普及初期においては特に重要になるはず。
 特に最近では「紙本を断裁してデータ化するサービス」との相性が重要になるところだし……。

*1:現行の駆動回路だと、ちょっと無理がありすぎる要求だよな……って気はする。ただ、電子ペーパーの1枚あたり書き換え電力量はそんなに必要ではない……ので、『小型軽量の、小容量発電ギミック』が出来るなら、搭載してみる価値はあるかも。それこそ『レバーを1回操作すると、1ページ前後できる電力が生成できて、実際逐次的にページが書き換わる』ぐらいに単純化できると、電子ペーパーに対する価値観ってのはガラッと変わる気もする。

コメント欄はないけど、Tweetは出来る……ってサイトがあったので、しかたなくTwitterアカウントを取得した。

 ……けど、書いた内容が↓だもんなぁ。


 基本的に、私は「自分の意見を、2ちゃんねるの1レスに収める」ことすらできないような奴なので、とてもじゃないですけどTwitterの140文字制限には耐えられません……ので、たぶん↑が最初で最後のTweetになるはず。
 ……ってゆーか、この一言を字数制限内へと収めるために、数十分延々と書いては消してを繰り返しながら悩んだんです……もーやだ、こんな字数制限。
 #はてブの100字制限については、もー諦めていて「何も書かずにブックマークするだけ」or「必要なことを思い出すに足る程度のキーワードメモと割り切る」って感じで運用してる……んですけど、Twitterのそれは「意思を伝える」必要があって、その制限としてはキツすぎる気が……なんというか、ニューメディアについていけてないんですよorz。


 ……って、あのページのことをTweetしても、本人に伝わるわけじゃないのか……ダメじゃん。

ホームポジション率100%の配列……。

 ……って言っても、「指の使用頻度は無視して、ただ既存の変換テーブルを持ってきただけ」なので、まだまだまだまだ配列としては未完成、ですけど……。
 行段系配列による「ホームポジション最優先配列」と一緒に、こーゆーのも含めてネタを考えると、「ホームポジション率が特に高い入力法」について考えるときに、「より、いろいろな手が思いつく」様になるのかも、と。
 #非行段系の場合『覚えやすさ』が酷いことになりがちなので、配字ルールは相当工夫しないとだめかも。

2.0打鍵/かな──「かえで携帯配列」の変換テーブル由来。

  a s d f 変換 無変換 j k l ;
a
s
d
f
無変換
変換
j
k
l
;

2.28打鍵/かな──「新JISかな配列」の高頻度かなほど、表の左上に来るようにしたもの。

  a s d f j k l ;
a
s
d
f
j
k
l
;

(memo)『クソの役にも立たないダメ配列』なんて、唯の一つも存在しない罠。

(過去:(memo)配列維持コスト。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:(memo)「僕には××が出来ません」=「○○配列の特徴が、僕には欠点にしか見えません」→「○○配列の××という特徴は、少なくとも特定の人にとっては欠点となります!」をはっきりさせないと、「けん盤配列誘導チャート」が書けない。 - 雑記/えもじならべあそび)


 ……もちろん、「実際に使おうとしても、実用入力法としては使えない」配列だったら、当然存在します。
 ……ってゆーか、うちの日記や、あるいはえもじならべあそび - 携帯電話向け 長押し確定かなめくり規則 「一念入魂(苦笑)」 ほか - キー配列関連で公開してるのは、ほとんどそんな感じの「単なるコンセプト配列」だし。
 ただ、それら「実際に使おうとしても、実用入力法としては使えない」配列が、イコール『クソの役にも立たないダメ配列』なのか?ってゆーと……そうではない、と。


 一般的に、鍵盤配列について評価しようとすると、「自分が気に入って使っている配列と、自分が気に入っていない配列」とを比較することになると思う……のですが、後者が「他の誰かにとっては、気に入って使っている配列」だったりすると、くだらない論争が始まってしまうキッカケとなりかねないわけです。
 ところが、「明らかにユーザーがいないと思われる、自作配列」を比較対象とするなら、そんなことは考えなくても良くて、『俺様』が見たまんまに表現したところで、『他人様』とは異なる色眼鏡経由で見るとかいう問題も早々おきずに、割合とシンプルなままに機構間の特徴さを捉えて分析したり、表現したり出来るわけで。


 そんなわけで、私の場合は今まで作ったコンセプト配列群を「比較対象として見つつ」変な手書きグラフとかをたくさん書いていたりします。
 こーゆーのって、結局は『色んな配列を作ってみて、使ってみて、ダメだと放り投げる……』ってプロセスを繰り返してみないと解らないし、そうして放り投げた経験って、案外と無駄にはならず『どこかで活きる』ものだと思います。


 ……ってことで、何が言いたいのかというと。
 何かの配列と比較するときに、「都合のいいダメ配列、どっかに転がってないかなぁ……」って悩んだときには、とりあえず「うちの日記」か「えもじならべあそび」に載ってる配列を、自由に使ってもらって構いません!ッてこと。
 日記の右袖に【「雑記/えもじならべあそび」はリンク自由&再使用自由&真偽無保証&鮮度無保証です。】って書いてるのは、つまりはそーゆー意味なんです。


 わたしは手元で作った配列のすべてについて『基本的に、批判されたからと言ってどうこう騒ぐつもりはない』ですし、配列評価をしようとする方自身にとっては逆に『わざわざ、ダメな配列を自作する意欲なんか湧かない』ことがほとんどでしょうから、そんなときにはここら辺の配列を適当に使って、うまいこと自配列の評価を行っていただければ、それで良いのでは……と考えてます。


 何かの配列と比較することにより、「自らの使う配列が、どうして自らにとって使いやすいのか」というところを分析するうえで、何かと「比較以外の方法では得がたい部分」が見えてくると思います。
 ただ、比較対象配列が「既に多くのユーザーによって使われているもの」だったりすると、比較結果を公開したときにアレコレと問題がおきそうで怖い……ってことがあるかも。
 そんなときには、ここにあるものを、うまく使ってみてください。
 それから、『ある方式の入力法を、簡易的に体験しておきたい』って時とか、『自分が体験していなかった配列群についてざっくり把握して、今使う配列がどういう癖を持っているのかを比較検証しておきたい』って時なんかにも、いくらかは使えるはず……と、使い方次第ではいろいろ「実用としては役に立たなくても、他には役に立つ」ところがあると思います。


 ちなみに、たとえば私が「今」使っているもの(=かえでライティあすか)について、アレコレと批判されたとしたら……私はたぶん、頭ごなしにガミガミ言ったりするパターンではなくて、たぶん以下のように答えるだけだと思います。

  • あなたが言うのだから、それが真実なんです……あなたの中では。
  • わたしが言うかぎりは、それも真実なんです……わたしの中では。
  • どっちも『世間様』とは違うんですから、後は読み手に任せてみたいと思います。

 ……ってなわけで、それこそ『かえでライティあすか』をダメ配列として評価対象にしてもなお、あなたが行おうとする『配列の比較評価をする』ことにとって、分析の邪魔にはならずに済むはず……と考えています。
 #というか、私自身にとっては『かえでライティあすか』の欠点を見つけていただけるなら、それはそれで嬉しいんですよね……私には、これの利点も欠点もさっぱり理解できていないもので。

そんな中で「特に嬉しい」評価方法っていうと……

 一例だけ掲げるならば、141Fさんによる「数値・グラフ」を使った、多面的な定量評価。
 【読み手に、書き手の意図を押し付ける】ンじゃなくて、【読み手に、比較検討に足る情報を提供してくれる】というところが素晴らしいですよね……。
 もっとも、ゆるく取り組む場合は定量評価でも定性評価でも良いし、主観が混じってもそれはそれで「きっと誰かの役に立つ」と思います。肝心なことは『読み手にとって、比較検討を促すかどうか』ってところなので。


 類似の方法をやってみる方が他にも現れたとして、もしもその記事の中で『(私が見た範囲で)計算方法に誤りがあることに気づいた』とか、そーゆーのを見かけたときには、そのあたりをきちんとご説明した上で、より精度を高めるためのお手伝いをできれば……と考えています。

まだまだ『最近提案された鍵盤配列』を、探しもらしたままになっている気がする……。

 akira.araiさん作成の【Y拡張Dvorakローマ字かな変換ルール】を↑に追加……掲載までに11四半期も掛かってしまう結果となり、そんな自分自身にガッカリしましたorz。
 2008年頃に公開された配列について、もしかすると他にも掲載できてないものがあるのかも……時期を見て、また端から端まで検索して回ろうと思う。

どんなPersonasにするか、ちょっと迷った……けど、結局可読性に難があるので、もとにもどしてしまう。

 Personas for firefoxってのがあって、ずいぶんテーマが揃ってきた……ので、チラッと使ってみた。

 左側は、全体的な色調も明度も◎……なのだけれど、なんというか「被ってしまう」「設定したベルソナ像の維持に支障が出るとまずい」ので、これはうちじゃ使えない。
 右側は、シンプルでいい……のだけれど、明度が高すぎて文字が読めない。


 ……んー、バランスよく作るのは大変だから、できれば既製品でちょうどいいものがあればよかった……のだけれど、結局「明度・色調・バランス」が全部揃ってるのは無かった……ので、元のデフォルトに戻すことにした。

RAL-HUB02について、とりあえずABテストをしてみた。

 売れ残りのファーム書き換えだけ!ってゆー超絶パフォーマンスで捻り出した↓。

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

 こんな反則技で税送込み2万円切り!とかやられちゃったら、さすがに二匹目のドジョウを狙おうとする業者は涙目そのものだろうな……しかも実効領域はこれで十分カバーできちゃう*1から、「ケースをがっちり作れば音質向上!」とかが(実際効果はあるにもかかわらず!)知覚限界以下として空耳扱いされる領域に追い出されてしまうし。
 類似品は軒並み「そんなの追加で買うくらいなら、そもそもASYNC+DIDRCの↓に買い換えるだろwwww」レベルの価格帯に追いやられることが、既に確定してるし……業者が不憫すぎる。 あとはさっさと↑をSE-U55SX2タイプにリパッケージした「SE-U55TX」が出るのを待ちたいところ。
 ……そういえば、Luxmanの↓までもが、何で今頃エイシンクロナス非対応なんだろう……ここのパワーアンプに使ってるODNFも、やっぱり時間軸的なズレには敏感なはずなんだけれど。


 ……って、ここまではどーでもいいとして。
 とりあえず、ここ数週間で↓のABテストをやってきた。

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

 ABXYテストは?って声が聞こえてきそう……だけれど、まだスペース的な関係(=ブラックボックスの設置方法とか)に問題があって、そっちには着手できてないです。
 ABテストだけなら、べつにブラックボックスが設置できなくても大丈夫……なので、まずはそこからやってみて「ABXYテストをやるときの、隠蔽不良によるテストミスをなくすための事前テスト」をしてきた……というわけ。
 テスト方法としては、うーん……名づけて「ロングパスABテスト」って感じ?自分が忘れっぽいのを利用して、わざとABどっちにつないだかの記憶が混乱するように「デタラメ指差し確認」をランダムにやっておいて、数時間経ってから擬似Xテストをやる……ってゆーインチキテストですな。それとABテストをひっくるめて、全体について色んな曲をとっかえひっかえ試聴試験してました。


 ……で、ABテスト段階での結論をサクッと書くと、

  • RAL-HUB02を使っても、別にいい音がでるわけじゃない。やっぱりただのCDクォリティ。
  • RAL-HUB02を使わないと、「USB1.x AudioClass1 の通常モード」では、端から端まで色んな表現が「CDと比べて雑」になっちゃう*2
  • RAL-HUB02を使わなくても、「USB1.x AudioClass1 の通常モード」が絡んでさえいなければ、やっぱりただのCDクォリティ。

 ……という感じ。
 やっぱりこいつは「よくするもの」ではなくて、「もとにもどすもの」なんだな……と。
 これからABXYテストをやってみないと、ホントのところは解らない……けど、だんだんと「コイツがやっていること」の正体が、見えてきた気がする。


 ……ああ、さっさと「SE-U55TX」が諭吉さん2人で買える日が来ないかなぁ。
 たぶん、その日を境にして「一般的なPCオーディオの捉え方」が変わると思うのだけれど。

*1:せいぜい5〜20ppmクラスの後続機器に対してパケットタイミングをシフトして合わせ込む……ってのがほとんどだから、こいつのように5ppm精度で補正効果は必要十分なんです。それ以上過激にやったところで「ほとんどのUSB-DACにとっては、内部クロックが足を引っ張るから、暖簾に腕押し」状態になって、導入する意味がないし。

*2:一番端的なのは、打楽器のノイズとか……こういうのは出だしの一音から差が出てる。残りのはだいたい聴いているうちに「こんなにデジタルの音質はヒドくねぇよ!」って感じるパターンだと思う。若い時期をCD/MDプレーヤーとかDAPあたりで過ごしてきた世代のコ(10代前半〜30代前半あたり)だったら、特にこの差は感知しやすく、かつ実際被害に遭ってたりする確率が高そうに思う。

(memo)ここ2日間、360万打鍵/年ペースで打ってたのか……orz。

 作業を中断しながら書いてたのだけれど、さっぱり作業が進まなかった……1万打鍵/日とかやってたら、そりゃ進むわけないし……ダメじゃんorz。


 ……もー、今日は寝る。


 #そして、普段の4.5倍の高密度で打ったのに、やっぱり指に痛みはこなかった……そりゃあ、これじゃあ「今まで高負荷テストだと思っていたもの」で指がいたまなくても当然じゃないか……ますますダメじゃん。今度は3〜4日くらい引きこもって「4日間で6万打鍵を目指す」とかやらないと、実際の負荷テストとしては軽すぎるのかも……なんかヤな負荷テストだなorz。

(kaad)電子教科書になっても「予習したいと思える楽しさ&予習であらかじめ理解できる構造」のコンテンツになっていないと、結局は何も変わらない……し、それを実現するためには「先生用と、生徒用の教科書が違う状USB態」を、解消する必要がある。

 ……眠れないので、どうしてもこれだけ書いておきたかった。
 電子教科書の『ハードウェア』は、正直今のソニー電子ペーパー端末を「教科書サイズ」にすれば大丈夫……だから、そっち系では既に技術は出来上がってる。


 ただ、肝心なのは『コンテンツ』だよね……。紙教科書を使う、いまの学校の学習って、

  • 予習で、ざっくりと内容を掴む。
  • 本学習のインタラクションを通じて、予習での覚え間違いを是正する。
  • 復習で、次の学習へとつなぐ知識として定着させる。

ってのが理想像なのだけれど、『先生用の教科書』がないと、予習でずっこける可能性が高くなってしまう。


 先生が『先生用の教科書に頼る』従来のスタイルのままだと、たぶん電子教科書化してもメリットは享受できないと思う。
 先生が『予習での覚え間違いを是正する。』というスタイルをとる限り、結局は落ちこぼれてしまう人が出てしまう可能性を減らすことはできず、学習能力の向上へと近づけることはできないと思う。


 将来的には、学校とか教育といった部分の役割が、少しずつ変わってくるのかも……。

  • 予習の時点で、正しい内容を掴む。
  • 本学習のインタラクションを通じて、次の学習へとつなぐ知識として定着させる。
  • 復習で、「その知識が、将来どんな学習をする上で役立つか」を把握しつつ復習する。

 ……とか、そういった形で「のーみそのねばねば記憶を、上手くつなげていく」ような方針へと大転換する必要があるんじゃないかな、と感じた。
 復習において「次の学習へと枝を伸ばす」場合、これは電子教科書が思いっきり得意とするところ……だし、ねばねば記憶ともよく整合するところだから、電子教科書を本気で生かすつもりがあるなら、そういった『教え方の改革』を、教育用プラットフォームの刷新と同時に行っていくのが適切だと思う。


 学習のねばねば記憶がよく影響するところとして、

  • 数年経ってから、はじめて以前学習したところに「意味があった」と感じることが出来る。
  • 数年先に学習するところの内容までをおぼろげながらに把握しておくことで、『今の学習内容には意味がある』と強く感じることができ、今の学習が強烈に定着する。

……って特性があるので、こういったところを「上手く織り込む」電子教科書があると、学力を向上させるために相応に役立つと思う。
 #できれば、小学校1年生から高校3年生までの分を、全教科まとめて一つのコンテンツとして連動させる……という、そういう巨大な設計の教科書コンテンツがあるといいと思う。数年先に別の教科で役立つ知識とか、そーゆーのが義務教育では結構あるし。


 いまの紙を使った教育方法って、基本的には【小学校入学から中学校卒業までとにかく突っ走って、高校入試でふるいに掛けて、覚えられなかったコは高校で一からやり直す】ってゆー、9年間もの長大な無帰還状態で突っ走ってる……と。
 そこで覚えられなかったのって、ホントに本人の責任なの?モンスターペアレントみたいにいうつもりはないけど、正直『コンテンツと教育方法の構造がマズい』ってのも、長大なNFBによる犠牲を生む原因になってる気がする。

  • 理解のいいコは、どんどん高次の教科書へとアクセスしていって、現在の強化をより強固に理解する。
  • 理解の悪いコは、理解できるところまでどんどん低次の教科書へと遡ることができて、9年間待たなくてもきちんとNFBの恩恵を受けることができて、わずか数分〜数日で授業の進捗速度に追いつける。

……ってゆー風にして、教科書自体が『学習者のための、知識の泉』として役立つように組み立てるといいと思う。
 その上で、先生は『judgement』から『forerunner』へと、役割を転換するべきなのかも……情報化社会を生き抜く上では「嘘を嘘と見抜く力」の重要性も高まるし、「活きた記憶と活きた考察力」も重要になると思う。そういったところはデバイスの特性に関係なくコンテンツで教えるのは難しくて、訓練&実践が鍵になる……から、そういうところに集中して先生が活躍するべきなのかも。