音響メモ。

(未来:dbx Driverack PAを使って「音の焦点(?)」をプラセボ少なめで調整するための配線案(マニュアル・サウンド・フォーカスのための実験回路)、その4。 - 雑記/えもじならべあそび)
(未来:プロケーブル語の「音の焦点」「音響」メモ。)
(過去:音楽/音響がらみのメモ。)
(過去:「プリアンプやミクサがあるから音がよくなる!」というわけではない……らしい(?)。)
(過去:「まじめにジョークを飛ばす技術」が受け入れられれば、その先には「発見という名のアフォーダンス」がある。)
(過去:かえで式スピーカーセッティング……というか、地震対策の成れの果て。)
(過去:音響ネタについてのメモ(0:55AM記録開始、7:59AM記録終了)。)
(過去:実際に「簡易スピーカスタンド」のテストをしてみた。)
(過去:購入予定メモ(Soundhouse扱い分)三度。)
(過去:CROWN/D-45関連クイックレビュー。)
(過去:最近の散財記録。)


 プロケーブルスタンドによりアフォードされるスピーカセッティングの理論が本物かどうかを実験する方法はある……のかも。
 釣り竿・糸・レーザポインタなどによるセッティングが出来る範囲で

  • スピーカ背面を、もっとも近接する部屋下角部にぎりぎりまで近づけた状態
  • スピーカ背面を、もっとも近接する部屋下角部から(部屋の側壁面とそれに対向するスピーカ側面とによる仮想ホーンが成立する範囲の距離で)極端に遠ざけた状態

の2状態で効果があれば確定、と。
 特許要件には「スピーカーの1面の延長線が、部屋の1角を貫通する」ことしか規定していない=角度さえ合わせ込めば、(部屋下角部を頂点とする三角錐の中では)距離には関係なく効果を発揮しないといけないのだから、この2状態で等しく効果があるのかどうかを検証することは重要だと思う。

2007年11月20日14:32:10追記。

 前に書いた下手絵を引っ張り出してみる。

 ちなみに、最も近づけた場合(ただし理論は破綻する)は、右スピーカで言えば「aとa’が密接し、bとb’が密接し、かつ面aと面bの交わる線そのものが延長することなく紫の点に接している状態」……ようするに、部屋隅にぴたりとスピーカを置いた場合。この場合、面aと面bの交わる線(スピーカの右下辺)の先は紫の点にぴたりと合うし、面aとスピーカ裏面の交わる線(スピーカの右後辺)は紫の点の真上にある部屋上端の点にぴたりと合う……と(ただし、この場合は赤矢印のように音が部屋隅に向かうわけではないし、黄色面と黄緑面による往復反射は完全反射になってしまう)。
 ……なので、理論が破綻しない範囲で最も近づけた状態とは「面aと面bの交わる線(スピーカの右下辺)の先」が紫の中央点位置からほんのわずかに離れ、かつ「面aとスピーカ裏面の交わる線(スピーカの右後辺)」の延長線上に紫中央点の直上部屋角がくる状態……ということに。
 #この2辺それぞれに沿うようにレーザポインタの光が走るようにすれば、測位点は2点で済む。やっぱりスピーカに内蔵(orステイで取り付け)する方が良いのかなぁ。


 ……ってゆーか、「JBL/JRX115の内蔵ネットワーク」を使いつつ「チャンデバを使わず」に「ミクサとステレオアンプ2台のみで音の焦点合わせをする方法」を提示してからもう1ヶ月たつのだけれど、いまだにあの記事は見つかって……ないのだろうか。
 ……うーん、意外と需要はないのかしら?それとも実際のネットワーク基板では実現不可能なのかなぁ。
 オリジナルネットワークから音質は劣化しないし、あの特殊なクロスオーバーをチャンデバで再現する必要もない(てゆーか普通のアナログチャンデバでは無理でしょ)し、Mackieミクサで実現できるから追加費用はアンプ1台だけだし、手元で調整できるからいらつくこともないのだけれど……まぁいいや。
 #ただし、Mackieミクサはチャネルセパレーションが微妙なので、わざわざ左右独立アンプで駆動する意味はあまりないのだけれど。