YHWが中段!なるほどその手がありましたか。

(言及:ローマ字向け英字配列案:自動トラックバック)


  ytqwertyさんが、ローマ字入力用の配列…特に「キーの入れ替えのみで最適化を目指す」方法について、興味深い並べ方を提示されていましたので、ここは是非ともコメントさせていただきたく。
 (って、いつも通りコメントが長くなりすぎてしまって記事化しただけなのですが^^;)


 AZIKの;(っ)は、「もっと」の様に一連なりで打鍵したい人向きではなく、どちらかというと「もっ/と」と区切って打鍵したい人に向いているのかも。
 私はAZIK習得にかなり時間が掛かったのですが(知ってから数年、移行を志してから半年)、このキーだけは妙に素早く覚えることができました…たぶん、元々自分にはそういう欲求があったからなのだと思います。


 JキーにYを割り当てるという手は…YのあとはほとんどがUかOになる気もするので、YUOは全て同じ段にあった方が、手を上段に上げたまま打てるので便利なのかもしれません(いや、単にチャレンジして失敗したクチなのです)。
 そうすると、UIOとKL;を交換すれば、JキーにYを割り当てる方法論がより生きてくるのかも(嘘配列ってやつで昨日似たテストをしたばかりでして、これは結構良い感じでした)。


 AZIKの;に限らず、ホームで打鍵したいキーについては「もっとも頻用するキーを、頻度を見て配置する」場合と、「打鍵遅れが少しでもあると苛つくキーを配置する」場合との2通りがあるように思います。
 そういう意味では、この配列で示した様に「素早く打ちたいキーを手元に」という配置指針は、それを望む人にとっての最適解になりそうな予感がします。


 作った配列は、いずれ思わぬ人に思わぬ形で流用されるはずです。
 元々キー配列というのは「完全な最適解の存在しないパズル」の様なものですから、時に弄ってみて、時に人のネタを拝借して…とやっていると、いろいろと発見する事が多く興味深い(面白い)とおもいます。


 ローマ字入力にも、また一つ型を破る方法論が見つかった…という点には驚きました。
 いや、ほんとに「まだまだ考慮すべき事はいくらでも存在するんだな」とか「もっと多くの人が関わったら、今度はどんなものすごい発見があるのだろうか」などと、いろいろと考えさせられる記事でした。