今日と明日の予定。

 今日の昼から明日の夕方にかけて、泊りがけで飲んだくれてきます……ので、記事を更新する場合はW-ZERO3[es]に頼りきりになるかもしれません。
 まだW-ZERO3[es]で飛鳥カナ配列をやるための定義は書けていないので、更新停止になるか、あるいは短文更新のみになるはずです。
 明後日から明々後日にかけては「19AQ5ヘッドフォンアンプのノイズ低減実験」をやるか、あるいは「em1keyの飛鳥カナ配列用定義をはじめから書く」か……のどちらかになりそうですが、それは帰ってきてから決めようかな、と。

(メモ)清濁同置は「刻印をするために必要」な技術……なのか?それともタッチタイプをするために必要なのか?

 「タッチタイプ」と「サイトメソッド」──これは「英文なら変換処理が必要ないからどちらでもいい」けど、和文の場合はいくつかのタイプに分かれるかも。

  • 和文で変換処理を必要としなくても、ストロークの組み合わせで文字を表現するなら(鍵盤に表現できないので)タッチメソッドが必須」
  • 和文で変換処理を必要としないけど、文字が書かれた巨大鍵盤から文字を拾う必要があるから、サイトメソッドが必須」
  • 和文で変換処理を必要とするから、目線移動を避けるためにもタッチメソッドは必須」
  • 和文で変換処理を必要とするから、目線移動は気にしないからサイトメソッドでもいい」

 ……で、かな漢字変換用のけん盤配列では、下ふたつのうちどちらの立場を取るかで、入力法の素性が少しずつ違ってくるのかもしれません。

TRONかな

JISX6004かな(新JISかな)

JISX6002かな(JISかな)

  • JIS X 6002 情報処理系けん盤配列(現行のため、JISCで検索可能)
    • JIS X 0201採用の文字」を用いた入力法を規定する。
      • JIS X 0201では「濁点」と「半濁点」を別置きにしていて、この考え方がけん盤配列に流用された。

NICOLAかな(親指シフト)

なんとなくみて回った感想。

  • 「刻印されているからこそ普及する」は真かもしれないが、「刻印されているからこそタッチタイプを習得しづらい」も真かもしれない。
  • 結局のところは「JISX6002とQwertyは刻印されたまま」で良いのではないか。
  • 本当に「はじめからタッチタイプをさせたい」カナ配列があるのならば、完全無刻印鍵盤の真似というカタチで「カナ無刻印鍵盤」を搭載して、習得してもらう……というのが筋なのかも。
    • そのためには、「カナ刻印下敷き」と「カナのあんちょこシート」が数セット同梱される必要があるのかも。
  • ……って、まさか、無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法富士通ノートではなく、「JIS配列のカナ無刻印モデルが選択可能」な松下ノートを薦めた理由には、そういうことも(暗示的には)含まれているのだろうか?
  • 結局、「鍵盤には刻印が必須」と言うのは、自らの首を絞めてしまう可能性があるのかもしれない。
  • 「自国の文字が鍵盤に刻印されていないのは、発展途上国以外ありえない」とかいう妙な話を昔見た気がするのだけれど……それのせいで「タッチタイプできない人がまだ多い」のだとすれば、とても罪作りで滑稽な話だと思う。
  • 「キー入力入れ替えソフト」のJIS規格化を目指して。の考え方は、それほど間違ってはいないのかもしれない……タッチタイプが前提であれば「刻印は無意味」なのだから、「ソフトウェア的なキー配列の実装」と「タッチタイプと言う技術」との整合性は、案外と高いのかもしれない。
    • Windows環境では「繭のようなローレベルアプローチから、姫踊子草や菱のようなハイレベルアプローチまで」色々なレイヤでキー配列変更ツールが存在している。
    • MacintoshLinuxではそこまでの多様性はないが、すくなくとも親指シフトをはじめとするいくつかの入力法がサポートされている。
    • WindowsMobile環境でも、最近ついにem1keyがローレベルアプローチによるキー配列入れ替えをサポートしてくれた……しかも、親指シフトを実現するスクリプト込みで。
  • キー入力エミュレータが目指す先は、「より多くの配列を実現できる方向」に向きつつあるのかもしれない。
  • 最後に……多くのアイデアをカタチにしてくれる、全ての賢人に感謝。

「親指シフト - Wikipedia」改訂案

(参考:技巧に頼ると人間が薄っぺらくなる)
(過去:(疑問)「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」→「親指シフト - Wikipedia」。)


 Uジローさんの該当記事とコメントを拝見しつつ、「本の紹介ではなく、親指シフトと言う項目を補完するための説明が必要なのだ」ということに、今更気づきました……すっかりWikipediaの記事に引きずられていたようですorz。
 ということで、視点を「勉強本」から「親指シフト」に戻してみるテストを。

親指シフトの活用例】


 『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』を執筆した勝間和代は、「継続可能な勉強法」を実現するためには「学習によって覚えた知識と同じ量を、自分の言葉で整理し表現する」必要があるとし、そのためには【高速入力が可能な、自分に合う日本語入力法】が必要だと記している。
 勝間は「親指シフト」という道具を選び、親指シフトを実現するための方法としてはPanasonicブランドの「レッツノート」と、「親指シフトエミュレータ」の組み合わせを選んだとしている。
 「親指シフト」は20時間程度の訓練でローマ字入力を超える速度が出せるとし、同氏はほぼ3日の訓練で習得した。

 ……そういえば、太字部分の原典って

あたりから来ているのでしょうか……って、誰も「ローマ字入力を超える」とは書いてないですし……うーん。
 いずれにせよ、その段階に行くまでに数百時間かかっているような私から見れば「羨ましすぎ!」です。
 #練習法と配列が一致した「かえで携帯配列」なら、1時間ぐらいでどーにでもなるんです(ただし4カナ/秒は無理)けど……。

(メモ)富士通が「トヨタ式改善【道】」を導入すれば、親指シフトは復活できる……のかもしれない。

 「トヨタ式」のやり方は「大企業に有効」だと思っている人がいるのならば、それは大きな間違い。
 大野耐一の現場経営のpp.120-127を見た人なら解ると思うけど、アレは「少量多品種で利益を出す」ためにこそ役立つわけで。
 うまくやれば、「富士通製品の全品種で親指シフトモデルを受注生産しつつ利益を上げる」ことが可能になるかもしれません……というか、「事務革新」をキーワードにした啓蒙活動とセットにすれば、今後ドル箱になる可能性すら秘めている気がします。
 ……というわけで、今からでもいいので「トヨタ式生産手法」を導入してみませんか?>富士通さま。


 受注生産モデル用の鍵盤には「親指シフト鍵盤」と「カナ無刻印鍵盤」を用意して、Japanistをサポートレスで添付する……それをPanasonicの「カナ無刻印鍵盤」と同じ方法でWeb販売する、というスタイルであれば、店頭販売モデルでありがちな「在庫」を抱える恐れが少なく、限界利益率を上げつつ受注生産をするためのよいモデルになるかもしれません。


 あー、もちろんJ○Sのような失態を犯すわけには行かないので、立ち作業の有効性分析すらもできないような「改善【術】に陥った」人に大枚を払って来て頂く……などという真似は推奨しません。
 御社のグループ企業である富士通ソフトウェアテクノロジーズには、「トヨタ式」……というか、その元である「大野方式」の【理想部分】をキッチリと受け継いだ方々が多数働いていらっしゃるはずです。
 グループ内リソースを有効活用する意味からも、また【理想部分】をキッチリと実現するためにも、ぜひとも同社のNPSをベースとした活動を推進していただきたい……と、勝手ながらにそう要望してみたいところです。

かえで配列2(=KISS配列4)テスト。

(参考:秋月かな配列改4案4・W-ZERO3の変則キーに対応、カナ並びはシンプルなままで。)
 32キー×3シフト状態(B下スプリットの2親指シフトキーが必須)。
 「か」んが「え」なし「で」す配列である点に注意。

案1版 左シフト 無シフト 右シフト
上段 ばびぶべぼ がぎぐげご( はひふへほ かきくけこ「 ぱぴぷぺぽ なにぬねの゜
中段 だぢづでど わいヴえを) たちつてと あいうえお」 まみむめも ぁぃぅぇぉ゛
下段 や〜ゆ・よ ざじずぜぞ ゃっゅーょ さしすせそ らりるれろ !ん、。?