(メモ)富士通が「トヨタ式改善【道】」を導入すれば、親指シフトは復活できる……のかもしれない。

 「トヨタ式」のやり方は「大企業に有効」だと思っている人がいるのならば、それは大きな間違い。
 大野耐一の現場経営のpp.120-127を見た人なら解ると思うけど、アレは「少量多品種で利益を出す」ためにこそ役立つわけで。
 うまくやれば、「富士通製品の全品種で親指シフトモデルを受注生産しつつ利益を上げる」ことが可能になるかもしれません……というか、「事務革新」をキーワードにした啓蒙活動とセットにすれば、今後ドル箱になる可能性すら秘めている気がします。
 ……というわけで、今からでもいいので「トヨタ式生産手法」を導入してみませんか?>富士通さま。


 受注生産モデル用の鍵盤には「親指シフト鍵盤」と「カナ無刻印鍵盤」を用意して、Japanistをサポートレスで添付する……それをPanasonicの「カナ無刻印鍵盤」と同じ方法でWeb販売する、というスタイルであれば、店頭販売モデルでありがちな「在庫」を抱える恐れが少なく、限界利益率を上げつつ受注生産をするためのよいモデルになるかもしれません。


 あー、もちろんJ○Sのような失態を犯すわけには行かないので、立ち作業の有効性分析すらもできないような「改善【術】に陥った」人に大枚を払って来て頂く……などという真似は推奨しません。
 御社のグループ企業である富士通ソフトウェアテクノロジーズには、「トヨタ式」……というか、その元である「大野方式」の【理想部分】をキッチリと受け継いだ方々が多数働いていらっしゃるはずです。
 グループ内リソースを有効活用する意味からも、また【理想部分】をキッチリと実現するためにも、ぜひとも同社のNPSをベースとした活動を推進していただきたい……と、勝手ながらにそう要望してみたいところです。