入力方式をCPUに喩えてみる……。

 【twitterでアレコレやり取りしてきた上で、「タイパーさんと、配列屋との、考え方の差」について考えつつ、つらつらと囁いてきた……。 - 雑記/えもじならべあそび】の末尾に引き続いて、下駄配列スレッドより。
 527さんのレスポンスに続いて、こういう話があった。

528 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/02/19(土) 23:59:36.68 0
>>527
それは前提条件なんだよ。同時打鍵配列の文字の入力手段としての優位性は認めている。
ただ、競技タイピングの世界では、快適さは度外視でとにかく速く打てて頭打ちがこないことが配列の条件。
それがタイパー的意見であって、筆者はそれを代弁してくれてるだけだと思う。


529 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/02/20(日) 01:32:44.71 0
CPUのCISCRISCか、みたいな話しなのかねぇ?


大雑把に言っちゃうと、同クロックでの比較なら、複雑な演算をこなせる分CISCの方が速いけど、
単純な命令セットのみで、1クロックで全ての命令を実行出来る分RISCの方がクロックが上げやすい。
・・・みたいな。


単語を認識した瞬間に、使用するキー上に指を持って行くのがパイプラインや予測分岐っぽいな。
タイポでオーバーヘッドw


いや、ほぼスレチ済まん。たとえ話が嫌いな人ははスルーしておくれ。
(from http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/pc/1201883108/528-529 )

 528さんって、タイパーさん(か、それに順ずる速さで打てる人)なのかなも……私が書いたあの書き方だと、たぶんタイパーさんにとってようやくピンと来る(配列屋にとってはかなりピンと来ない)かも知れないところからすると、「自身がタイパー」であるか、「タイパーさんの行動原理をよくご存知」であるかの、どちらかなのかな、と思う。
 こうして3行でスパッと纏める力があるってのは、理屈ぬきで羨ましいなぁ……。


 529さん提示の「CPU」のたとえ話については、CISC/RISCの差をきちんと認知できてない私にとってピンと来なかった……ので、他の方法で言い換えてみようかな、と。
 1chの逐次打鍵入力方式は、Pentium(HT切り)/旧Athlonのような「高速1コアCPU」みたいなものです。
 2chの同時打鍵入力方式は、Pentium-DC/PhenomX2のような「中速2コアCPU」みたいなものです。
 こーゆーCPUの乗ったPCが並んでると、「重いスレッド一つ」を動かすには「高速1コアCPU」のほうが速いし、「中程度のスレッド二つ」を動かすには「中速2コアCPU」のほうが有利ですよね……。
 最近だと、「Core i7 の Turbo Boost」みたいに、両者の動作のうち適する振る舞いになるよう、切り替えてくれるCPUもありますし*1

*1:昔は、そういう2台のPC(Pentium4/PhenomX4)を用途に応じて使い分けたりした……のですが、めんどくさくなってCore i7に乗り換えてしまったという個人的な経緯が。