100V80Wくらいの電源装置を作る方法。
- 60Hz音声信号生成回路(頻繁に位相が飛んだりするとさすがにまずいので、非リアルタイムOSを使うパソコンについているサウンドカードとかで生成するのは非推奨)
- 8Ω100Wの中古アンプ(ステレオアンプの場合は片方だけを使う。50W×2chでもできるけど、片方のチャネルだけがトリップすると事故の元なので非推奨)
- 29V→100Vの100W絶縁変圧器(特注、たぶんこれが一番高価、事前にやろうとしていることをトランスやさんに伝えて相談すること)
- その他の部品(1Aのサーキットブレーカとか)を少々。
……をごにょごにょと組み合わせれば一丁上がり。
周波数精度はサウンドジェネレータ依存、波形歪みは+アンプの特性次第、と。
完全生成方式の電源装置は、これに毛が生えたようなもの。
差分上乗せ方式はフロート電源を作る必要があるので、個人で作るには面倒……。
パッシブフィルタには「(この用途で必要な)電流を供給する能力がない」ので、髭ノイズのような張りぼて電圧波形ぐらいは作れても、機器が電流を引き込もうとした時点で破たんしてしまう点に注意。
まだ特許保護期間中かも?
セッティング。
- 中古アンプをフルボリウムにしたときに、絶縁トランス経由でAC100Vrmsが出るように、サウンドジェネレータの音量を調整する。
使い方。
- 接続先機器の電源スイッチは入れっぱなしにする。
- サウンドジェネレータを起動する。
- 中古アンプのボリウムを絞りきっていることを確認してから、中古アンプの電源を入れる。
- 0.1秒〜1秒くらいかけて、中古アンプのボリウムを上げていく。
- フルボリウムのままで電源をOnにすると「接続先機器側に突入電流が流れる」ので、たぶん中古アンプのヒューズが切れたりする。
- 電源を切るときには、「0.1秒〜1秒くらいかけて、中古アンプのボリウム絞る→中古アンプの電源切る」の順序。