Re:かなの配列も枯れたよね。(かな打!さん)

(言及:Re:かなの配列も枯れたよね。)

でも「QWERTY配列ローマ字入力」がデファクトスタンダード orz アアドウスレバ

 このコメントでしめられている点がとても印象深かったので、トラックバックさせていただきます。


 Qwertyローマ字入力以外の入力方法を普及させようとするならば、子供にも大人にも解りやすい説明が必要ではないかと思います。
 極端な話、サイトメソッド・ツーフィンガーを否定しては始まらないのではないか、という気がするわけでして。


 ローマ字入力ですと、↓のような良質の資料があります。
  http://www.catch.jp/kb/index.htm


 私がワープロを買った当初(〜半年以上)はサイトメソッドで打鍵していまして、ワープロに付いてくるマニュアルには「真っ当な説明書きがなかった」気がします。
 その状態でJISカナを選んだのは、単に「キートップに刻印があり(JISカナとQweは刻印、50音と新JISはシール)、そのワープロではローマ字入力モードがあまりにも遅すぎてダメだったから」に他ならず、仮に新JISが刻印されていたならば新JISを使っていたかもしれません。
 #新JISが転けたのは、たぶんこれが唯一の原因だと思っています。


 また、私がPCに移行した当時(PC-9821系)はPCの操作に英字入力の要素がどうしても必要で(ほとんどがコマンドライン&ファイラー操作の時代ですね)、英字配列を覚えなければPCの操作はままなりませんでした…で、結局練習もかねてQwertyローマ字入力に移行して、そのままJISカナを打てない状態になるまで続けてしまいました。


 2005年現在、PCの操作はほとんどがマウスです。英字配列を知らなくとも、一通りの操作を完了できてしまいます。極端な話、カナ系配列も英字系配列も、サイトメソッド・ツーフィンガーで何とかなってしまう状態です
 そうしますと、(PCが既に普及していることもあり)大抵の初心者は周囲に当たって「カナとQwertyローマ字のどちらが打ちやすいか」と聞きますよね。
 周囲では「教える面倒を嫌って、より教えやすい」Qwertyローマ字入力を勧めてしまう、というのが現状なのではないでしょうか。


 これを変えるためには何が必要か…となると、おそらくは「ただ渡せばすむくらいに簡単で解りやすい、良くできたマニュアル」が最も必要だと思います。
 もちろん、最終的には毎回印刷する手間はかかりますが、それを惜しむことなくやってみようと思っていただけるくらいのマニュアルが出来れば、現状のQwertyローマ字一辺倒な状態を、もしかすると変えることが出来るのかもしれない…などと楽観視しているところです。


 そういえば…

かなの配列は歴史が浅いからね。そのうえ、いろんな配列を試行錯誤してつぶし合い。

 この件についてですが、現状ですとQwerty配列ローマ字入力以外の全ての入力方式に当てはまることでして、「カナ系・ローマ字系・漢直系などの分別なく、全部ひっくるめて持ち上げていかないとダメだ」と感じています。
 今まで、各配列ごとの宣伝方法が「類似の新配列との比較」とか「既存の配列との比較」を元にしたものを多く含んでいましたが、

 人は誰しも今使っている(or気に入っている)モノ・方法論・手段を否定されるとかなりイヤな気分になる(=比較対象を拒絶しようという気になる)

 ものですので、こういうつぶし合い的宣伝方法は、永遠に放棄されないといけないのかもしれませんね…
 なにか、他のものを拒絶せず、かつ胡散臭くない宣伝方法を発見できればよいのですが…


 ちなみにこの「胡散臭さ」に関しては、個人的に一番マズいと思う例はNICOLAコンソーシアムの打鍵例フラッシュだと思います。
 アレは、全く同じ打鍵間隔で打鍵するべきではなく、全く同じ時間で打鍵完了するべきモノだと思います。
 作るときには苦労するけど、なぜQwertyローマ字入力がせわしない感じを受けるのかを表現するには、総打鍵時間を揃える以外に方法はないはずなのですが…こういう事って、作っている人は気づかないモノなのでしょうか。


 #前回のコメントにも増してピンぼけなトラックバックですね…すみません。