NICOLA向き?ローマ字&旧JISカナ入力向き?「スペースキーを2分割する」案。
…とりあえずはタイトルをクリックしてみてくださいな。
写真だけ見たい方は、こちらをクリックして下さい。
あっ、写真だけでしたら(使えるようでしたら)じゃんじゃんコピーして使って下さい。これは「普及してくれればそれで構わない」代物ですので。
向こうにも書いたのですが、親指シフト向きなキーボードって、ほんとに少ないですよね。
で、こんなキー配列のノートがあったらいいな…ということで考えてみました。
要するに、「Bスプリットスペース」なキーボードにしようよ!って訳です。
いつも通りのテキトーなコラージュなので、継ぎ目が目立つ点についてはご容赦下さい。
こうするとキー幅を狭くできるので打鍵感覚が多少安定しますし、キーをさらに軽くすることが出来ます。
スペースバーのセンターを叩く人には不評だと思いますが、そういう人がどれほどいるかは…微妙かと。
(俺の場合、スペースはNキー下あたりで叩きます。というか、タッチタイプをする人はBキー直下でスペースを叩けないはずなので、こういうスプリット・スペースでも問題はないはず)
…で、ここからが重要なのですが、これをBIOSレベル(ノート内蔵キーボードの場合)か、ジャンパピン設定(外付けキーボードの場合。スイッチは劣化が怖いのでダメ)で、次のように切り替えできると面白いかと。
【キーコード送出対応表】
パタン対応キー 無変換 / 左スペース / 右スペース / 変換
(JISハードウェアベース)パタン対応キー タブ / 無変換 / 変換 / 空白
(NICOLA-F型ハードウェアベース)デフォルトパタン 無変換 / スペース / スペース / 変換
(ローマ字・旧JISカナ用)親指シフトパタン タブ / 無変換 / 変換 / 空白
(NICOLA-F型互換モード-2005/03/21追記)親指シフトパタン 無変換 / タブ / スペース / 変換
(AT互換モード、ATOK予測変換併用を生かすパタン-2005/03/21追記)
親指シフトパタン Enter / 無変換 / 変換 / スペース
(ATOK+エミュレータ用)
親指シフトパタン 無変換 / 新規CD / 変換 / スペース
(無変換を生かすパタン-2005/03/20追記)
ちなみに、親指シフトパタンを選んだ場合は、「ATOK側で親指キーにする2つのキーへの割り当てを止める(ATOKのキー割付設定で変更可能)」「スペースで変換・空白送出を共用する(従来のまま)」という動作にすると、元々「スプリット・スペース」だった場所は専用親指キーとして動作することになるのですこぶる便利になる…はずです。
私は飛鳥で…というかNICOLA時代から「親指キーはシフト専用」にしています(ローマ字→NICOLA移行記録、2003/12/21の記述より)。
シフトを叩くときに「もしかして違う動作をするかも…」という恐怖感が全くないので、非常に快適に打鍵できています。
それ故に、今度はきちんと親指を伸ばして打鍵できるようにしたいな…という野望がありまして、こんなものを考えてみました。
結構使いやすくなりそうな気もしますが…いかがでしょうか。
「スペースバーも軽く打鍵できます!」って感じで、案外ローマ字入力やJISカナ入力などしか使わない人にも良さそうな気がします…って、もしかして気のせい?。
とにかく、上手く既存の入力方法と最近の入力方法を共存させる方法に仕上げたいですね。
いや、BIOS切り替えとかジャンパピン切り替えとか言う致命的な方法を使っているので、かなり阿呆な提案であることは承知しているつもりではいます…
あっ、ちなみにこのネタは、私が左親指を怪我した時にぎっちょんさんから頂いたコメント群を読み直していて思いつきました。
示唆に富むコメントで、再び非常に参考になりました。どうもありがとうございます!
なお、本件についてはコメントを大募集中です!
どうか、忌憚なきご意見をお寄せ下さいませ…
追記(2005/03/18)。
私としてはローマ字・カナ入力者の利便性を一切妨害したくはないので(というか、それを容認すると親指族自体が蹴られてしまうことは明白)、機能キー段における「無変換・変換・スペース」順での固定配置案には反対の立場をとります。
追記(2005/03/20)。
ぎっちょんさんから「無変換キーそのものの重要性、および位置について」のご指摘を頂きましたので、そのうちの「存在」について、独立キーとして定義する案を追記しました。確かに、この方が(Enterなどを割り当てるよりも)ずっとスッキリするようです。ご指摘いただきありがとうございます!
追記(2005/03/21)。
よくよく考えてみると、「NICOLAノート流用ネタ(ひつこい)。」に書いたとおり、日英両方にとって【イレイズイース(ErazeEase)ではなく、ニコラ的にタブイース(TabEase)】ってのが案外よさげな気がしてきた。
ATOKの予測変換を併用するにも良いし、窓のフォーカスを変更するにも親指側にあった方が良いし…って感じかも。
変換・Spaceの順序問題は「どちらか片方に固定してしまうと、そうではない端末と併用する人にとっては扱いづらくてしょうがない」ので、両方のモードを持つべき。
これで改変は最後かな。って、結局NICOLAノート似になってしまったか。
追記(2005/03/25)。
やはり、これはオリジナルではなく、既に考えていた方がいらっしゃいました。
2005/03/17のコメント(2005/03/24に投稿)にて、森山 将之さんが下記のコメントを投稿してくださいました。
# 森山 将之 『JISかなネイティブとしては、次のようなキーボードで、特定の配列、入力方式に特化しない汎用性の高いキーボードが欲しいと願っています。
109日本語キーボードの改良案 その2
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/layout/jp-kbd-2.html
109日本語キーボードの改良案 その2 適用例
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/layout/jp-kbd-2-sample-1.html
ぷらっとホーム企画のキーボードへの要望として出した配列案
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/layout/tenkeyless-plathome.html
キーボード掲示板
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/cgi-bin/keyboard/bbs.cgi?』 (2005/03/24 13:07)
こちらも是非ご覧下さいませ。
追記(2005/03/26)。
引き続き投稿いただきました内容を元に、一旦このようにしてみました。まだメモの段階です。
森山さんが許容できる配列:
[(1)英数][(2)空白][(3)空白][(4)ひらがな]
- [(2)空白]と[(3)空白]は同じキーコードを出力する。
- 無変換と変換を排除、それぞれFnを押しながら空白キーを押す事で無変換・変換を出力する。
- この設定であれば、どちらの親指でも空白キーを打鍵し変換操作できる。
たぶんNICOLAが許容できる配列:
[(1)タブ][(2)無変換][(3)変換][(4)空白]
- FMV-830MG/Sの配列そのまま。ただし配線変更が必要。
- 現時点で、シフト&変換操作の共用がノート機では当然のものとなっている。
★共通する仕様
- 中央を陣取るキー2つは、親指シフトでは大きなシフトキーとして、JISキーとしてはどちらの親指でも押せるスペースキーとして動作する。
- 使用していない側のキーは、Fnキーを押しながら該当キーを押す。
- 右Winキーは削除する必要がない(FMV-830MG/S同様)。
★問題点…JISキーボードとして。
- 変換&無変換操作…使用頻度は低いはず。使う場合もFnキーで処理可能。
- ローマ字・カナ切り替え…Alt+ひらがなキーで処理可能。
- CapsLock…Shift+英数で処理可能。
★問題点…NICOLAキーボードとして。
- 変換&無変換操作…親指シフトキーと共用(従来通り)。
- 空白操作…従来通り。
- ローマ字・カナ切り替え…Fn+Alt+ひらがなキーで処理可能(使用頻度は低いはず)。
- CapsLock…Shift+英数で処理可能。
必要なもの:モード反転用のスイッチ1個。Fnキー1個。
- スイッチ設定により、モード0とモード1のどちらかをデフォルトキーとする。
- Fnキーを押している間のみ、一時的にモードを反転できる。
- つまり、スイッチ設定とFnキーのXor(排他論理和)により、実際のキーが確定する。
- 【参考】Xor演算を行うと、 OFF xor OFF = OFF 、 OFF xor ON = ON 、 ON xor OFF = ON 、 ON xor ON = OFF とゆー結果を生みます(ここを見ている方全員が解るとは限りませんので、お約束として書いておきます)。
スイッチ設定=モード0の場合。@ノート機
- モード0(JIS互換) [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]
- モード0(JIS互換)+Fnキー [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]
- …いや、タブと英数はFnキーを押した後でも変わらない方が良いな(ややこしさを避けるため)。
- CapsLockは「Shift+(LL)英数」
- 無変換は「Fn+(LC)空白」
- 変換は「Fn+(RC)空白」
- ローマ字・カナ切り替えは「Alt+(RR)ひらがな」
スイッチ設定=モード1の場合。@ノート機
- モード1(NICOLA互換) [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]
- モード1(NICOLA互換)+Fnキー [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]
- …いや、タブと英数はFnキーを押した後でも変わらない方が良いな(ややこしさを避けるため)。
- CapsLockは「Shift+(←Q)英数」
- 無変換は「(LC)無変換」
- 変換は「(RC)変換」
- ローマ字・カナ切り替えは「Fn+Alt+(RR)空白」
ここまでで、ハードウエアは両者とも共用可能である。
ノート機においては、機能キー段はFMV-830MG/Sと同等の配列…Bスプリット・スペースとなる。ノート機内蔵キーボードについては、スイッチ設定をBIOS側で設定することが(コスト的には)望ましいが、スイッチ設定の方がインターフェース的には良いかもしれない。
…と、大体このような感じになりまるでしょうか。
※ここから下はNICOLA優先の話…というかメモです。実現の可能性は…微妙です。
ただし、デスクトップ用キーボードのうち、親指キーに専用のキーコードを割り当てる場合に限っては、別途設定する。
に於いては、Fnキーの増設を要する。また、変換・無変換キーを増設する場合は、空白キーの高さを上げるか、変換・無変換キーを低背キーとする。増設した場合は、これを必要としないユーザーのために、該当するキーを外してフタを出来るようにするなどという処理が出来ると望ましい。
また、デスクトップ用キーボードについては、変換・無変換・右親指シフト・左親指シフトの4キーが独立していることが望ましいため、別途スイッチを設ける必要がある。
スイッチ設定=モード0の場合。@デスクトップ用キーボード
- モード0(JIS互換) [(LC)空白][(RC)空白]・[(LD)除去][(RD)除去]
- モード0(JIS互換)+Fnキー [(LC)無変換][(RC)変換]・[(LD)除去][(RD)除去]
- 無変換は「Fn+(LC)空白」
- 変換は「Fn+(RC)空白」
スイッチ設定=モード1の場合。@デスクトップ用キーボード
2005/03/28追記。
少々テキスト行数を削ってみました。
ぎっちょんさんと森山 将之さんから頂きましたご意見を元に(って、なんて贅沢な事をしているんだ俺は)、下記のような代替案を提案させて頂きます。
前提条件はこちら。
- ローマ字入力・旧JISカナ入力を除いては、キー入力入れ替えソフトを用いて文字領域の入れ替えを行う。
- 機能キー段については、(キー入力入れ替えソフトが対応していないものを含む、多種のOSで利用される事を前提として)ハードウエアでの入れ替えを行う。切り替えはディップスイッチもしくはジャンパピンによる。
- PCモードでは、下段左から「英字・空白・空白・ひらがな」キーとし、変換・無変換キーについはFnキーを押しながら空白キーを押すこととする。
- 主にスペースバーの大きな、一般的なPC用キーボードのエミュレーションを目的とする。
- 文字領域キーは旧JISのままとし、キー入力入れ替えソフトをそのまま使えるようにする。
- 専用機モードでは、下段左から「タブ・無変換・変換・空白」キーとし、従来タブがあった位置には「英字」キーを配置する。ひらがなキーについてはFnキーを押しながら空白キーを押すこととする(ゆえに、ローマ字・カナ切り替えはFn+Alt+ひらがなとなる。)。
- 一部キーについては、Fnキーを押すともう片方のモードで割り当てられているキーを打鍵できる(前出通り)。
必要なもの:モード反転用のスイッチ1個。Fnキー1個。
- スイッチ設定により、モード0とモード1のどちらかをデフォルトキーとする。
- Fnキーを押している間のみ、一時的にモードを反転できる。
- つまり、スイッチ設定とFnキーのXor(排他論理和)により、実際のキーが確定する。
【参考】Xor演算を行うと、 OFF xor OFF = OFF 、 OFF xor ON = ON 、 ON xor OFF = ON 、 ON xor ON = OFF とゆー結果を生みます(ここを見ている方全員が解るとは限りませんので、お約束として書いておきます)。
スイッチ設定=モード0の場合。@ノート機
モード0(JIS互換) [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]
モード0(JIS互換)+Fnキー [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]
- CapsLockは「Shift+(LL)英数」
- 無変換は「Fn+(LC)空白」
- 変換は「Fn+(RC)空白」
- ローマ字・カナ切り替えは「Alt+(RR)ひらがな」
- Fnキーによる反転領域は、[(LC)無変換][(RC)変換]のみとする方が良いかもしれない。要検討。
スイッチ設定=モード1の場合。@ノート機
モード1(NICOLA互換) [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]
モード1(NICOLA互換)+Fnキー [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]
- CapsLockは「Shift+(←Q)英数」
- 無変換は「(LC)無変換」
- 変換は「(RC)変換」
- ローマ字・カナ切り替えは「Fn+Alt+(RR)空白」
- Fnキーによる反転領域は、[(RR)ひらがな]のみとする方が良いかもしれない。要検討。
ここまでで、ハードウエアは両者とも共用可能である。
ノート機においては、機能キー段はFMV-830MG/Sと同等の配列…Bスプリット・スペースとなる。ノート機内蔵キーボードについては、スイッチ設定を BIOS側で設定することが(コスト的には)望ましいが、スイッチ設定の方がインターフェース的には良いかもしれない。
…と、大体このような感じになりまるでしょうか。
※ここから下はNICOLA優先の話…というかメモです。実現の可能性は…微妙です。
というか、専用キーボードを買った方が早いかもしれない領域。
なお、[(LD)??][(RD)??]というキーは、Bスプリット・スペースキーの直下に置かれるキーです(NICOLA専用キーボードを参照)。以下、専用キーボードについては先日同様のため、省略。
…ってほとんど前のコピペですな。
最新の状況。
さて、そろそろ纏めないと…。
http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20050317#c
2005/04/10追記。
中央のスペースキーは、どこで分割されるべきか。にて引き続き、ということで。