どうしても、紙出力したものを推敲・校正していて、目が疲れる……って時には、『光の色』を変えてみるといいかも。

 うちでは、基本的に演色AA灯を使ってる部屋で推敲・校正をしていた……のですが、(交換時期を管理していないこともあって)どうもこれでは見づらいときがあるらしく。
 そこで、(毎年交換する前提で)演色AAA灯の↓を使ってる自室でやってみたところ、これが思っていた以上にいい感じ。


 光の色って、はっきりとした体感がなくても関係なしに、案外と目に対する負担度に影響するんですかね……。

近々のJIS規格がらみで、気になったもの……。

 地震で起きてしまったので、ちょっと調べてみた。

  • http://www.jisc.go.jp/jis-act/plan-ref.html
    • 新規設定
      • 114 鉄道車両―リニア誘導主電動機
      • 125 オフィス用家具−いす−安定性、強度及び耐久性の試験
      • 161 一般照明用LEDモジュール−性能要求事項
      • 162 一般照明用電球形LEDランプ(電源電圧50V超)−性能要求事項 IEC 62612:201X
      • 177 パワーエレクトロニクス装置−電磁両立性(EMC)要求事項及び試験方法
      • 186 照明用白色発行ダイオード(LED)の測光方法−第1部:照明用LED素子の測光方法
    • 改正
      • 578 X0208 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字
      • 579 X0213 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張

『カーブフリック』という名称で、濁音拡張フリック入力がついに登場確定。

(過去:http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20100902/1283439557#20100902f2)


 濁音の入力コストが10%超あってイライラしてた……のを、『かえで携帯配列』*1で解消したのは2006年のこと。
 その後すぐに「FOMA D800iDS」の試作機が出て、濁音拡張ポケベル入力が普及するか……と思ったらコケた。
 最近ではATOKのフラワータッチが中途半端に濁音拡張を実装していて、ちょっと違和感はあるけど進歩はしてるな、と思った。
 ……そしてついに、真打が登場。

 フラワータッチでは絶対位置による(半)濁点が掛かっていた……のですが、カーブフリックではこれが相対位置指定に変わります。
 これなら『かえで携帯配列』をがんばって載せなくても、十分に使えそうな感じ。


 次はもう、AndroidのSimejiで『かえで携帯配列』を作ろう……と思っていたけど、カーブフリックが出てしまうと正直結構悩む感じ。
 カーブフリックには、『かえで携帯配列』でやってきた改善案が、フリックスタイルでほぼ全部実装されてる……ってのが、個人的にはとても◎だと思う。
 特に、頻度の高い濁音と、入力にイライラしがちな小書き文字が、さくさく書ける……ってところは、広く受け入れられる要素が強いと思う。今後の評価に期待。

*1:みたいな入力法。

『工程改善・作業改善・設備改善と、けん盤配列製作の関係性』ってのを書いてみた……中身は期待しないでね。

(過去:冬コミでタイピング本が出る。 - 雑記/えもじならべあそび)


 冬コミタイピング本の話、もうすぐキックオフミーティングがある……ってことらしく。
 そんな中で『自分で出来ること』ってなんだろう?とか考えつつ、ためしに課題に沿うものができるだろうか、と執筆テストをしてみました。
 ……そしたら、なんか全然ズレたものが出来上がってしまったという(悩)……これじゃダメじゃん。


工程改善・作業改善・設備改善と、けん盤配列製作の関係性.odt 直
工程改善・作業改善・設備改善と、けん盤配列製作の関係性.pdf 直

※2011/8/22追記……今後は以下をダウンロードしてください*1


ものづくり改善活動と、キーボード用論理配列製作の関係性(改0訂0正2版).odt 直
ものづくり改善活動と、キーボード用論理配列製作の関係性(改0訂0正2版).pdf 直

※2011/9/27追記……フォントの変更に伴い、エディタを一太郎に変更しました(OpenDocumentFormatだとズレる時があるため、一太郎形式にしています)。ページ数が増えていますが、字間・行間が以前よりも広がったことによるもので、内容に大きな変化はありません。


ものづくり改善活動と、キーボード用論理配列製作の関係性(改0訂0正3版).jtd 直
ものづくり改善活動と、キーボード用論理配列製作の関係性(改0訂0正3版).pdf 直


 ……8pにもわたって駄文を書いたのは久しぶりなのだけれど、やっぱり疲れるよね……。
 下書きとして書いたのがこの3倍くらい。がりがり削ってこんな感じにしてみたけど、なんと言うか、どこに『けん盤配列製作』の話があるの?って感じになってしまった……。


 とはいえ、私が抱えていた『夏休みの宿題』を整理する、いいきっかけにはなったな……ってことで、とりあえずここに公開することにします。

*1:改0訂0正2版では、キーボードというハードウェアを『改善の対象』ではなく『変えられない制約』として、この文書を組み立てた理由について追記しました。キーボードというハードウェアを『改善の対象』と見なすか、あるいは『変えられない制約』と見なすか……というのは、言ってしまえば「思想次第・スコープ次第」なので、私とは違う捉え方がいたとしても不思議ではないと思います。

冬コミでタイピング本が出る。

(未来:『工程改善・作業改善・設備改善と、けん盤配列製作の関係性』ってのを書いてみた……中身は期待しないでね。 - 雑記/えもじならべあそび)
(ネタ元:冬コミでタイピング本を出そう!! - tomoemonの日記)
(関連:配列相関図part6……フラワータッチ(Justsystemジェスチャー入力)と香月配列を追加、位置関係を再調整。 - 雑記/えもじならべあそび)


 これは楽しみ……3部予約します。
 第1刷は、予約分+冬コミ分あたり……でしょうか。
 様子を見て、第2刷がメロンブックス辺りで配本できると面白そうですね。


 『競技タイピングに対するモチベーションの維持向上を図るため、上手にツィッターを活用してみよう!』ってゆー方向性だったりするといいかも。
 そして、その過程で生まれた成果物の一部について、今回書籍化をする……ってなると、タイピング本が出るにいたる『ストーリー』ははっきりするし、読み手にとっても表紙と中身の連想がしやすいのでは、と思います。


 ツィッター登場以前と以後とで、タイパーさん同士の『同じ競技者同士のコミュニケーションスタイル』がどう変わってきたのか……ってところが最初にあって、そこに引き続いて『練習法・上達法・最適化・身体の使い方』などの身体・心に関するものが、複数人の視点から書かれている……というのがあると、人それぞれに違う!という部分を幅広くフォローする助けになるはずです。
 続いてタイピングソフト作者さんの話が来て、タイピングゲームの話→タイパー列伝→コミュニティの話に帰ってきて、最後にまとめとして年表が来ると、メインコンテンツがひとつのループとして揃うように思います。



 もうひとつのループとしての『物理配列・論理配列』については、これらとは一旦区切る形ではじめると良いかも……競技タイピングのように『自らを練る』スタイルと、配列話のように『練るための土台に手をつける』ことを混ぜてしまうと、後者に拒否反応がある方にとっては読みづらくて仕方がない、という話になりがちですし。
 この辺りは……第2号以降だと、たとえば安岡先生に寄稿をお願いしたり、あるいは意見広告を書いてくれそうな方(たとえばSKYTOUCHの白鳥さんとか、超絶技巧入力の増田さんとか……)に提案してみたり、ということも、視野に入れてみるとよいのかもしれません。
 第1号ではこういった方向で出版負担を軽減する手法はとりづらいと思うので、基本的には『好きで使っている人による話』を展開してみるのが面白そうです……ただ、近視眼的な記事だったりすると読み手にとってツラいので、あくまでも『タイパーさんが取り組んでみて気づいた、マイナー配列の使い勝手や世界観』といった方向に限定するほうが安全かな、と……なんと言っても『タイピング本』というのが根っこなので、そこから外れないような記事を書ける方に限定してしまうほうがよいのかもしれません。
 たとえば『僕が、かえであすかについて寄稿する』ってゆーと、絶対タイピング本の範疇から外れちゃいますし。


 キーボード(≒物理配列)については、クロスレビューに近い複数レビューがあると良いかも。特定キーボードについてのクロスレビューは難しいとおもうのですが、ジャンル別(機構別)なら結構近いところにいけそうでしょう。
 キーボードの構造についての解説は冒頭において、それこそスイッチとしての『メンブレン・金属接点・静電容量』があり、垂直動作を支える『パンタグラフ(ギアリンク含む)・リニアスライダー(ギアドライブ含む)』があり、押下反発動作についての『コイルばね・ラバーカップばね・板バネ・コイル+ラバーカップ』があり……とか、そういった「キーボードのスペック表を読み取るために役立つ知識」があると、レビューを読むときに大きな助けになっていいかも。


 論理配列について、特に英字系配列の古い部分については、安岡先生に寄稿をお願いしたい!ぐらいの話……だとおもうのですが、これはなかなか難しいとおもうので、それこそ『QwertyDvorakを使ったことがある方』による使用感の話があるとよいかもです。
 出来れば英語入力をある程度されていて、CV、CVC、CVCC、CVCVといった連接の癖についてを絡めつつ書いていただけると嬉しいですね……Qwertyをこれで説明するのは難しくても、Dvorakを「単なる交互打鍵配列……なんかじゃねぇよ!」って解説するうえで、特に英語における性質の解説は、(たとえばKやYが左手にあり、子音が右手に偏っている理由を理解することを通じて)Dvorakの理解を助けるために役立ちますし。
 ……そして、こういった英文系配列が、和文配列に対しても相当な影響を及ぼしていると考えられます。


 和文用論理配列については、第2号以降で冨樫さん(@花配列)・白鳥さん(@SKY)・神田さん(@親指シフト)・渡辺さん(@新JISかな)・坂村さん(@TRON)・森田さん(@M式)あたりから寄稿いただけるといいなぁ……とか妄想しつつ、第1号では『どういう経験を通じ、どういう配列を参考にして、どういう手順をもって、その配列が形作られたのか』ってのが記事としてあるといいかなぁ……とおもったのですが、正直この種類のは「意見広告」扱いにして、印刷代の一部負担をお願いするくらいのほうがよいのかも。
 すくなくとも、『購入費用に配列話が含まれてるのは納得いかない!』って感じる方はゼロじゃないと思ってる……ので、少なくとも作者自身がどうこうって話とかの部分については、出版コストを読む方じゃなく主張する人が負担するくらいでもいいと思う。
 ……で、そういった意見広告ネタとは別の、『こういう方法を使ってます!』な話は、やっぱり数点欲しいところですね……文字入力用の論理配列とか、キーバインド変更の話とか。


 そして近年、この『競技』と『配列』という2つの「ループ」が、少しずつくっついて八の字を描くような様相を呈してる……ってところの話が締めとしてあると、現在の競技タイピング界における現象が、読者にとって腑に落ちるのかもしれません。
 タイピング本に『配列話』が登場する時代が来たんだな……ってところが、個人的にはすごく興味深いところでもあり、そして『競技』視点の話は今後の「更なる加齢との戦い」にとって役立つはずと感じてるところについても期待しているところです。


 最後に……個人的には、項目としての「マイナー配列」と「配列選択」について、(それを読むことだけでなく、書くことについても)とても興味があります。
 その一方で、『タイピング本』を読みたいと思う読者さんにとって、それらのうち読むに値すると思うもの……ってのは、やっぱり『英字系配列か、AZIKか、あるいは新JISから派生したもの』になると思います。そっち系に詳しくはない私にどーにか出来るような話ではないな、と感じていたり。
 同人誌であってもやっぱり「需要に見合うことを供給する」ッてのは重要なことだと思うので、この辺りは『タイパーさん向け配列を作っているor使っている方』による記事が、しっくり来るように思っています。
 たとえば、私がそれについて書いた日には、絶対 http://www12.atwiki.jp/kaede-asuka-layout/pages/37.html みたいな浮いた方向に行ってしまうことが、正直目に見えてますし……『配列選択のうち、低速枠』ってことで割り切ったら本の趣旨からずれそうで怖いのですが、そういった方向が許容されるのであれば、それこそ『配列相関図』を片手に・かえであすかを例にとってざっくり説明……とかいうのをやってみたいところです。
 もっとも、その先にあるべき『配列習得』の話については、当然のごとく私に出来るわけはない……ので、かえであすかを例にとって説明しても「そこで行き止まりかよ?もっと先は?」ってツッコミは必至な話になるので、結局この話はボツかなぁ、というのが正直なところで。
 #たとえば、TWWの作り手と使い手・新下駄配列の作り手と使い手……とか、そーいった形で見開き紹介2P/配列の記事が数配列分くらいあると、配列移行だけではなく「はじめてQwerty/JISかなのタッチタイピングに取り組むのと似た状態」になるので、30歳からのタッチタイピング記事と連動させるにもちょうどよいのではないか……とか感じたりするところで。


 ……とかいろいろ妄想してはみたのですが(苦笑)、そーゆーところは別にしても、やはり『タイピング本』って企画はすごく興味がそそられるものですね。
 ぜひとも第1号の発刊を成功させて欲しいと願うところです。

配列相関図part6……フラワータッチ(Justsystemジェスチャー入力)と香月配列を追加、位置関係を再調整。

 避難場所で見かけたアレを、ようやく相関図に突っ込むことができた。
 ……そして、また位置関係を少し動かしてみた。

 以前悠木さんとこで紹介していただいたときに、これを進化図か何かと誤解してしまう方がいらした……ってところの反省を基に、その辺りのことを太字で一番下に注記としてかいてみたり。


 ……ってゆーか、こうして並べてみると、行段系とかな系って、参照関係に大きな差があるような。
 設計技術の基本は易しい(≒行段ルール縛りがある)行段系の場合、配字についていろいろな配列のエッセンスを導入する必要ってのは、さほどあるものではない(というか、1〜2配列分のエッセンスを導入すれば事足りる)から、参照関係は割とシンプルにまとまるんじゃないかな、と思う。


 それに対して、カナ系ってほんとずぶずぶというか、ヤヤコシイ関係になってる例が多々あるような。
 『NICOLA→飛鳥&新JIS→月Ux』かと思いきや、実際にはここがクロスしていたり、そうでなくても2000年以降製作の個人配列間では、結構入り組んだ参照関係があったり……とか、意外と『複数配列を参照しないと、目指す方向にはたどり着けない』ってゆー要素が大きいのかも、と感じてみたり。
 あと、私が把握できていないだけで、実際にはもっと複雑なのかも?と思う部分もあって……それこそ、自作の「かえであすか」だと、参照関係として『JISかな→新JIS→飛鳥→かえであすか』ってのと『JISかな→MSX50音→かなめくり→かえで携帯配列→かえであすか』ってゆー大回りループがあって、こーゆー事例は他にもあるんじゃないかと考えていたりするところです。

ガソリン発電機&プラグイン充電機能付きEV(=デュアルモードEV)のガソリン燃費は『二次元グラフ』じゃないと表現できない。

 ……あたりまえのこと、なのだけれど、一応グラフにしてみた。
 このグラフでは、トヨタのデュアルモードEVに近い「フル充電航行20km/回、ガソリン発電時30km/L」としてグラフを描いてみた。

 プラグイン充電のみのEVなら、ガソリン燃費は常に∞だし、ガソリン発電のみのEVなら、ガソリン燃費は常にEVの燃費に等しい……のだけれど、2者が絡むときはこういうグラフを描く。
 ゆえに、デュアルモードEVの燃費は「2次元的なグラフでないと、表現できない」ことになる。


 ……ってことを、自動車会社のパンフには普通に書いてあるような予感もするけど、確認してないのでとりあえずグラフにしてみた次第で。