冬コミでタイピング本が出る。
(未来:『工程改善・作業改善・設備改善と、けん盤配列製作の関係性』ってのを書いてみた……中身は期待しないでね。 - 雑記/えもじならべあそび)
(ネタ元:冬コミでタイピング本を出そう!! - tomoemonの日記)
(関連:配列相関図part6……フラワータッチ(Justsystemジェスチャー入力)と香月配列を追加、位置関係を再調整。 - 雑記/えもじならべあそび)
これは楽しみ……3部予約します。
第1刷は、予約分+冬コミ分あたり……でしょうか。
様子を見て、第2刷がメロンブックス辺りで配本できると面白そうですね。
『競技タイピングに対するモチベーションの維持向上を図るため、上手にツィッターを活用してみよう!』ってゆー方向性だったりするといいかも。
そして、その過程で生まれた成果物の一部について、今回書籍化をする……ってなると、タイピング本が出るにいたる『ストーリー』ははっきりするし、読み手にとっても表紙と中身の連想がしやすいのでは、と思います。
ツィッター登場以前と以後とで、タイパーさん同士の『同じ競技者同士のコミュニケーションスタイル』がどう変わってきたのか……ってところが最初にあって、そこに引き続いて『練習法・上達法・最適化・身体の使い方』などの身体・心に関するものが、複数人の視点から書かれている……というのがあると、人それぞれに違う!という部分を幅広くフォローする助けになるはずです。
続いてタイピングソフト作者さんの話が来て、タイピングゲームの話→タイパー列伝→コミュニティの話に帰ってきて、最後にまとめとして年表が来ると、メインコンテンツがひとつのループとして揃うように思います。
もうひとつのループとしての『物理配列・論理配列』については、これらとは一旦区切る形ではじめると良いかも……競技タイピングのように『自らを練る』スタイルと、配列話のように『練るための土台に手をつける』ことを混ぜてしまうと、後者に拒否反応がある方にとっては読みづらくて仕方がない、という話になりがちですし。
この辺りは……第2号以降だと、たとえば安岡先生に寄稿をお願いしたり、あるいは意見広告を書いてくれそうな方(たとえばSKYTOUCHの白鳥さんとか、超絶技巧入力の増田さんとか……)に提案してみたり、ということも、視野に入れてみるとよいのかもしれません。
第1号ではこういった方向で出版負担を軽減する手法はとりづらいと思うので、基本的には『好きで使っている人による話』を展開してみるのが面白そうです……ただ、近視眼的な記事だったりすると読み手にとってツラいので、あくまでも『タイパーさんが取り組んでみて気づいた、マイナー配列の使い勝手や世界観』といった方向に限定するほうが安全かな、と……なんと言っても『タイピング本』というのが根っこなので、そこから外れないような記事を書ける方に限定してしまうほうがよいのかもしれません。
たとえば『僕が、かえであすかについて寄稿する』ってゆーと、絶対タイピング本の範疇から外れちゃいますし。
キーボード(≒物理配列)については、クロスレビューに近い複数レビューがあると良いかも。特定キーボードについてのクロスレビューは難しいとおもうのですが、ジャンル別(機構別)なら結構近いところにいけそうでしょう。
キーボードの構造についての解説は冒頭において、それこそスイッチとしての『メンブレン・金属接点・静電容量』があり、垂直動作を支える『パンタグラフ(ギアリンク含む)・リニアスライダー(ギアドライブ含む)』があり、押下反発動作についての『コイルばね・ラバーカップばね・板バネ・コイル+ラバーカップ』があり……とか、そういった「キーボードのスペック表を読み取るために役立つ知識」があると、レビューを読むときに大きな助けになっていいかも。
論理配列について、特に英字系配列の古い部分については、安岡先生に寄稿をお願いしたい!ぐらいの話……だとおもうのですが、これはなかなか難しいとおもうので、それこそ『QwertyとDvorakを使ったことがある方』による使用感の話があるとよいかもです。
出来れば英語入力をある程度されていて、CV、CVC、CVCC、CVCVといった連接の癖についてを絡めつつ書いていただけると嬉しいですね……Qwertyをこれで説明するのは難しくても、Dvorakを「単なる交互打鍵配列……なんかじゃねぇよ!」って解説するうえで、特に英語における性質の解説は、(たとえばKやYが左手にあり、子音が右手に偏っている理由を理解することを通じて)Dvorakの理解を助けるために役立ちますし。
……そして、こういった英文系配列が、和文配列に対しても相当な影響を及ぼしていると考えられます。
和文用論理配列については、第2号以降で冨樫さん(@花配列)・白鳥さん(@SKY)・神田さん(@親指シフト)・渡辺さん(@新JISかな)・坂村さん(@TRON)・森田さん(@M式)あたりから寄稿いただけるといいなぁ……とか妄想しつつ、第1号では『どういう経験を通じ、どういう配列を参考にして、どういう手順をもって、その配列が形作られたのか』ってのが記事としてあるといいかなぁ……とおもったのですが、正直この種類のは「意見広告」扱いにして、印刷代の一部負担をお願いするくらいのほうがよいのかも。
すくなくとも、『購入費用に配列話が含まれてるのは納得いかない!』って感じる方はゼロじゃないと思ってる……ので、少なくとも作者自身がどうこうって話とかの部分については、出版コストを読む方じゃなく主張する人が負担するくらいでもいいと思う。
……で、そういった意見広告ネタとは別の、『こういう方法を使ってます!』な話は、やっぱり数点欲しいところですね……文字入力用の論理配列とか、キーバインド変更の話とか。
そして近年、この『競技』と『配列』という2つの「ループ」が、少しずつくっついて八の字を描くような様相を呈してる……ってところの話が締めとしてあると、現在の競技タイピング界における現象が、読者にとって腑に落ちるのかもしれません。
タイピング本に『配列話』が登場する時代が来たんだな……ってところが、個人的にはすごく興味深いところでもあり、そして『競技』視点の話は今後の「更なる加齢との戦い」にとって役立つはずと感じてるところについても期待しているところです。
最後に……個人的には、項目としての「マイナー配列」と「配列選択」について、(それを読むことだけでなく、書くことについても)とても興味があります。
その一方で、『タイピング本』を読みたいと思う読者さんにとって、それらのうち読むに値すると思うもの……ってのは、やっぱり『英字系配列か、AZIKか、あるいは新JISから派生したもの』になると思います。そっち系に詳しくはない私にどーにか出来るような話ではないな、と感じていたり。
同人誌であってもやっぱり「需要に見合うことを供給する」ッてのは重要なことだと思うので、この辺りは『タイパーさん向け配列を作っているor使っている方』による記事が、しっくり来るように思っています。
たとえば、私がそれについて書いた日には、絶対 http://www12.atwiki.jp/kaede-asuka-layout/pages/37.html みたいな浮いた方向に行ってしまうことが、正直目に見えてますし……『配列選択のうち、低速枠』ってことで割り切ったら本の趣旨からずれそうで怖いのですが、そういった方向が許容されるのであれば、それこそ『配列相関図』を片手に・かえであすかを例にとってざっくり説明……とかいうのをやってみたいところです。
もっとも、その先にあるべき『配列習得』の話については、当然のごとく私に出来るわけはない……ので、かえであすかを例にとって説明しても「そこで行き止まりかよ?もっと先は?」ってツッコミは必至な話になるので、結局この話はボツかなぁ、というのが正直なところで。
#たとえば、TWWの作り手と使い手・新下駄配列の作り手と使い手……とか、そーいった形で見開き紹介2P/配列の記事が数配列分くらいあると、配列移行だけではなく「はじめてQwerty/JISかなのタッチタイピングに取り組むのと似た状態」になるので、30歳からのタッチタイピング記事と連動させるにもちょうどよいのではないか……とか感じたりするところで。
……とかいろいろ妄想してはみたのですが(苦笑)、そーゆーところは別にしても、やはり『タイピング本』って企画はすごく興味がそそられるものですね。
ぜひとも第1号の発刊を成功させて欲しいと願うところです。