Japanist64を作るのではなく、「Japanist2003のままで」64bit化パッチを提供するつもりらしい……。

(過去:(memo)Japanist/64がここまで遅れた理由は『64bitアプリ製作のための開発環境構築コストを、Japanist/64の価格には上乗せしたくないと考えているから』なんじゃないの?と思う。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:いまさらに思ったのだけれど、ホント富士通って、何考えてるんだろう……。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:富士通コンポーネントの「やる気・熱意」が見える……。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:「FMV-KB232」と「FKB7628-801」は、たぶん「やまぶき」経由で親指シフト化運用することができる。 - 雑記/えもじならべあそび)


 実は半ば、冗談のつもりで書いてたことがあります。


(from http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20100906/1283780510 )

 こんな、メーカーにとって1円の得にもならないこと、やるわけないじゃん……ふつうはATOKと同じように毎年新版を作って、ふるいのはバンバンサポートを切り捨てるって方向に走るんじゃない?とか思いつつ書いていたわけで。
 ……ところがこれ、もしかするとホントに実現するのかも。


 富士通から、Japanist2003の体験版として「64bit環境専用のソフト」が公開されました。

 こーゆー方法で公開された……ってことは、(いくつもの32/64共用エミュレータがそうしてきたことと重ね合わせて考えると)ストーリーとしては以下のように考えるのが自然でしょう。

  • Japanist2003は、そのまま売り続ける。
    • 付属アプリとかはそのまま32bitアプリ。
  • 最新パッケージでは、32bit環境の最新パッチ+64bit環境用ソフトが付く。
    • 体験版は「64bit版単体」で制御されているが、今年秋の正式パッチでは「32bit版と64bit版が、リンクして動作する」ようになる。
  • インストール方法としては、「Japanist2003/32を導入」→「Japanist2003/64を導入」とするのかも。
    • 動き方としては、イマドキのマルチ配列対応で32/64共用となっているエミュレータと同じ。

 ……と、こんな感じでしょうか。


 もしも予測どおりだとしたら、富士通親指シフトに対する『本気度』は半端じゃないよね……OSなんて、もうWindowsXPすらお役御免になろうという時期にさしかかってるのに、Japanist2003は涼しい顔してWindows7/x86-64環境に対応するとか、そこらへんに転がってるようなふつーの企業に真似出来ることじゃねぇよ。