(titleonly)原発を制御するのに必要なのは『技術力』じゃなく『国民性』なんだな……。

 原発を制御できるフランスが偉くて、原発を制御できない日本が偉くない……って話じゃない感じ。
 現実の原発との付き合い方を見つけたフランス人に対して、安全神話原発を動かそうとして大失敗してる日本人……って話か。


 もともとオーバーテクノロジーなのに、それを安全神話でドライブしなきゃいけない……ってゆーのが「日本における現実」だとすると、それって「日本という国には、原発という仕組みが、合っていない」ンだと思う。
 隠蔽体質やめますか?それとも原発やめますか?ってゆー判断が必要だと思う。


 地震・流言・火事・津波だけでも既にうんざりなのに、ここに超長期化しそうな「原発」ってゆーガンが残ってる……「直ちに死んだりはしない」ってゆー「真綿で首を絞められ続けてる状態」になりつつある。
 震災復興を進める上で、福島原発の現状が「地震・流言・火事・津波の全てを超える、最大の障壁」になってしまった……結局、テクノロジーは国民性とセットで始めて機能するのだと思う。


 昔から「ヒカリモノが好きな日本人」ってのがあって、たとえばMOなんかは今でも産業系で使われ続けてるし、光ディスクの空メディア使用率は妙に高かったりする。
 そんなのと似ていて、『日本人にしっくり来るエネルギー』と付き合っていくことが、これからの日本にとって必要なんじゃないかと思う。


 すくなくとも、『日本人と、原発とは、相性が悪い』と……私はそう思う。
 世界唯一の被爆国にとって、放射能漏れってのは「戦争の記憶に直結してる」から、これはもう国民感情的に許容できなくても当然だし。


 お日様と水の力を最大限に活用した「太陽光発電×水力蓄電+夜間火力発電+スマート節電システム」とか、そういった選択肢へと徐々にシフトすることが必要になってくると思う。
 四季に溢れ、天の恵みに支えられ、そして変態的テクノロジーが大好きなこの国には、『自然と闘うのではなく、自然と寄り添って共に生きることを柱としたしたシステム』を、本格的に立ち上げる義務があると思うし、それを実際に成功させる知恵と技術力があると思う。
 3.11東日本大震災の復興について、県単位では地域と産業の復興をテーマに掲げてる……けど、国単位としてはエネルギー政策の大転換を図るようにと求めたいところで。