memo.

 興味深いコメントがあった……というよりも、深すぎてついていくのが大変、と表現するほうが正しいかも。

 いまいち咀嚼できてないのでコメントするのは無理っぽい感じ……ざっくりとした理解しかできてない。
 3次元評価ってゆーと、一般には「評価打鍵で何とかする*1」か「打鍵時間の積み上げで代替*2」だけど、そういう平均的なところじゃなくて、もっとミクロに「手癖そのもの」の話……なのかも。
 上半身の運動モデルとかを作らないと、マトモには解析できなかったりするあたりなんだろうなぁ……打鍵時間の積み上げだけでも最適配列の全解析には途方もない時間がかかるから、手癖モデルをぶん回して全配列解析とかGAができるようになるまでには、まだまだ計算資源がぜんぜん足りてなさげ。


 既存の配列n個を比較する……ってぐらいなら、そのうちできるようになるかもしれないけれど、92!個くらいの親指シフト系配列群とか、63!個くらいのJIS系配列群とかを評価できるようにするには、ちょっとやそっとコンピュータが進化した位じゃ届かないのかも……専用のハードウェアとかが必要になってくるのか。
 まじめにモデルを作っていたら、それだけで人生丸ごとつぎ込むことにもなりかねないし……配列設計に必要なレベルへと、十分なモデルの抽象化・単純化をして……って、それでも計算負荷をどの程度まで圧縮できるかは読みきれないところか。
 実際の打鍵を3次元的に測定して、そこから共通度の高い動きを抽出してみるとか……ってゆーと、現状ではまだソフトウェア資産とかが充実してるかどうかわからないけど、汎用のソフトウェア・モーションキャプチャがうまいこと適応してくれると、こういう測定経由アプローチと既存の計算配列アプローチを組み合わせれば何とかなるかも。


 ……そういえば。
 「飛鳥カナ配列」と「かえで****あすか」では、打鍵に勢いをつける事に関して、まるっきり逆の方針を採っているような。
 前者は「機械式タイプライタ鍛えた作者」が作ってて、後者は「浅いストロークのキーボード使用暦12年の作者」が弄ってるし。
 「飛鳥カナ配列」って、割と『ガシガシ打ったときにキモチイイ』感触があるのだけれど、『かえで****あすか』にするときの文字移動の過程で、そういった部分は全部刈り取っちゃった感がある*3
 飛鳥を「叩く」配列と表現するなら、かえで****あすかは「揉むorさする」配列と表現するのが、割としっくり来るような……って、まぁこれは単なる印象でしかないのだけれど。

*1:飛鳥とか。

*2:新JISかなとか。

*3:←このふたりが『ガシガシ打つ』イメージなんて、まるで想像できないし……というか、思いっきりペルソナに引きずられちゃった感がある。