(memo)拗音かな系と単字かな系。

── 同置 分置
単字○○かな(1.00act/かな) NICOLAとか 飛鳥とか
拗音○○かな(0.97act/かな) 姫踊子草とか 新下駄とか

 単字系から拗音系に変更することによる特性変更例は……

  • 単字頻度と、拗音頻度とを、特に前置となるイ段かなに関して*1分離することができる。
    • 単字頻度と拗音頻度とを分離して、拗音分置かな化したも例が『新下駄』。
    • 単字頻度と拗音頻度とを分離せず、ルールとして温存した例が『姫踊子草』。
    • 単字頻度と拗音頻度との差について、そもそも1アクションとしての取り扱いをしないものが『単字○○かな系』。
  • 単字○○かな系に対して、3%のアクション数削減効果がある。
    • 3%のうち高頻度側だけを採用した『新下駄』でも、低頻度までフォローした『姫踊子草』と比べて効率が低下する割合はそう大きくないため、どちらのやり方を採用するかは配列方針を決め打ちしてしまうといい……どっちがよいかは、利用者の需要に応じて決まると思う。

 ……と、こんな感じ。
 ここにメリットを見出すか否か……が、単字系と拗音系のどっちに取り組むべきかの境目になると思う。

*1:もうちょっとヤヤコシイところだと、[きぎしじちぢにひびぴみり][ゃゅょ][うきくちつ]の絡みが当てはまる。拗音分離かな系ではこのうち前2区切り分を1打定義に当ててしまう(=単拗音分離する)ことができるけど、それ以外の場合は配列側で対処しなきゃいけない……ってのが悩みどころ。ここを「単拗音分離して、打鍵しやすくする」か、「単拗音分離せず、忘れにくくする」かの、どっちをとるか……ってのは、配列設計に含めて考えるべきところで。