かえであすかwikiに、こんな一節を追記してみた。

 設計最高速度については何も考えてなかった*1……けど、設計中心速度については、ざっくりとしたイメージを持っていた……ので、それについて追記することに。
 親指シフト系配列ってゆーと、どうしても速さについてのアレコレとかの話が出る気もする……んですけど、個人的に配列設計ではそこにフォーカスしてなくて、むしろ設計中心速度(世の6割くらいの人にとって、非競技的打鍵法でちょうどたどり着けそうな値)を意識していたような気がします。
 #というか、自分自身がそうだから、そこから背伸びせずに行くほうがよさそうだな……と思ったもので。

* 目標速度は、タイプウェルSクラス(正確には、タイプウェルSEランク近傍)。

 こんな感じの二人が、「コピータイピングは必要じゃないけど、まだ紙←→PC間のコーデックとして、いろいろな作業をしなきゃいけない」程度の電子化レベルにある会社で不自由なく使ってみたり、あるいは会社からはなれてblogの記事を書くときに「推敲前の下書きをどんどん書いていって、打った内容を惜しみなく捨てつつ、実用十分程度の速度で使える」状態になることを設計目標としてきました。
 タイプウェルで36.8秒を切る速度(375かな/分を超える速度、タイプウェルXSランク以上)で入力しようとするのは、同時打鍵法を使う入力法であればどれでも、原理的に困難が伴います……ので、それを必要とされる方は、そもそも非同時打鍵法によって入力を行う日本語入力法をご選択いただくのが適切かと思います。
 同時打鍵法というのは、その原理上『タイプウェルSクラスの速度で打ったときに、もっともメリットが有効になり、もっともデメリットが気にならない』という、ちょっと変わった性質を持っています……ので、その点には十分ご注意くださいませ。


(from 「かえであすか」とは。 - 日本語入力法「かえであすか」まとめWiki - アットウィキ )


 ……と、まぁこんな感じ。
 ちなみに、私ゃ速度よりも「単位文字あたりの、総合労力の少なさ」を優先しようと考えてます……それはこの配列の端々に現れてるはず、と。
 速かろうが遅かろうが関係なく、せっかく書いた文章を書き捨てるには「低コストで入力できてるほうが、心情的にはずっと楽なはず」と思うんですよね……ここに速度はあまり関係なくて、モロに効率をどこでバランスさせるか……という天秤の話になってきます。
 世間様の中に、私みたいな「二十歳前後を境に、運動性能の劣化を経験してきた」人のために、これがいつか役立ってくれると良いなぁ……とか、そんなことを考えていたり。

*1:……というか、それは実証的に、かつ自動的に決まってくるものだと思う。