企業系では、当面は「皆がTypewell:SJで打てる」事を目指しつつ、ゆくゆくは「創作文以外にはタイピング技術が不要になる」事を目指すしかない、と思う。

 全業務から「画面の情報を、紙に書き出すor電話で伝える作業」と「紙に書いてあることor電話で聞いたことを、キーボードで打ち込む作業」を、99%追い出したい…… http://rocketnews24.com/?p=31166 以外の文字列など、何京文字打っても働きにはならないし。
 セキュアデータはHMDで、区域案内は釣り掛けDLPで、twitter音声合成でガンガンキャストしつつ、入力操作は可能な限り自動で、それが無理な部分もせめてデジタルペンかジェスチャ入力で済ませてしまいたい。創造のためのキーボードは必須だけれど、定常業務のキーボードは全廃したい。
 使っているwebアプリケーションの種類とか、打ってる文字列とかから、半ば自動的に作業内容を推定するような、自動作業日報システムが必要かもしれない……あとはそれを「定量的に、目に飛び込んでくる」ようにしないと、目の前にたくさん課題が転がってることに、だれも気づけないままになる。
 見える化でも見せる化でもダメ。嫌がおうにも「目を伏せたくなるような事実が、目に飛び込んでくる」ようにならないと、改善の種なんてみつかりゃしない。今目の前にある指標は「結果系の監視」には役に立つけど「プロセスの監視」に対する気づきを与えてはくれないし。


 ……ってことをリアルに話すと「あなた、頭おかしいんですか?それとも、アニメの見すぎ?」とか言われるのが目に見えてるから、「同じような夢を共有してるヤツ」としか、こーゆー話はしない、けど……そーゆー未来を見据えるかどうかで、今やるべきアクションは変わる。


 配列屋の仕事の一つとして、こーゆー「創作文以外にはタイピング技術が不要になる」時代が来るよりも前の時点で、まずは「皆がTypewell:SJで打てる」事を目指して活動するべきなのかも。
 いつの日にか、創作文を打つ機会が「自分の信条の吐露」とかをはじめとした、ホビーや伝染用途にのみ使われる日がくる……けど、それがどのくらい掛かるかはちょっと解らんから、シフトアップするための一段階として、そーゆー段階も必要になるのかな、と。


 正直、企業活動においてはタイピング速度が「皆ほとんど同じ」であることのほうが重要だと思う。
 その企業の中で「特に速く打てる人」が居たとして、その人にべったり作業依存したまま……ッてところがあったら、まずはそこを改善のターゲットにするべきなのかも。