シフト打鍵によるコスト。

 【2011年2月5日12:57:48追記】ここで言いたいことは、主に以下の二つに集約されます。

  • かえであすかでは、シフトキー単独の扱いについて「キーダウンで0.35加算、キーアップでさらに0.35加算」と見なすように設計してます。
    • これは「連続シフトに特有の使いやすさ」を「200カナ/分程度で活用する」ときの体感とか、新JISカナにおけるシフト負荷曲線などを元にした数字で、実情からはそれほど外れていないだろうと考えています。
  • その一方で、かえであすかについて、(連続シフトさえも無視して)シフト側文字の1文字を「2」打鍵として評価していただいても、なんら異論はありません。
    • それは「評価する側の方にとっての、配列思想・信条の自由」に他ならないので、私にはそれを規制する権利がないのは『アタリマエ』の話、ですし。


 よろしければ〜スレッドより。
 kouyさんとこでの記事がきっかけとなって、こうした話が今後も出てくると、また色々なことを再認識する機会が増えそうな予感……この流れには期待したいです。

463 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 00:16:26 0
ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく : 総打数が少ないことをめざす
http://kouy.exblog.jp/14121408/


>総打数というのは、キーを押す回数のことです。
>キーを2つ順番に押した場合は、もちろん2と数えます。2つのキーを同時に押す場合でも、2と数えます。


親指シフターとは違って、同時打鍵を2とカウントする人がいた


(from http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/pc/1291093364/463 )

 「どのぐらいのコストと見なすか」ってのも、配列設計をするうえで重要なポイントですね。
 kouyさんによる「2」と見なす方法は、「指に対する負荷」を重視するうえで、すごくシンプルで説得力のある値だと思う。



 親指シフト系だと……ええと、どれぐらいで設計してるんだろう。
 私(≒かえで*****あすか)にとっては「キーダウンで0.35加算、キーアップでさらに0.35加算」ぐらいかな……と。
 ここで「2」として設計しない理由は、それこそ新JISカナにおける「習熟途中のシフト影響曲線*1」とか、体感上のコストとかが元になってる。
 たぶん、「カリカリチューニングで爆速コピータイピング」を目指すのならば、親指シフト系でも「2」として設計しなきゃ嘘!だけれど……ここらへんは、運指量の余裕率を食わせれば「低速打鍵寄りにチューニングするために、合わせて1.7を目標に設計する」とかいう風にすることもできる。で、これって『配列を設計&調整をするうえでの、作戦のひとつ』だから……配列自体と同じで『作者が目指す姿』が、そのまま投影されるような気がする。
 #親指シフト(NICOLA)は『シフトによる増加率はゼロだ!』という意図?で設計してる……これって、もしかすると「普通のオフィスワーカーが、手書き速度の2倍くらいで使う」ってゆーことを想定した『作戦の一つ』だったのかも。


 ……って、設計上の作戦は別にすると、配列評価上の「統一的な評価方法」としては、「シフトキーも1打鍵ちょうどと数える」のが、わかりやすいし事実から外れてないので良いと思う。
 あとは、それを使うユーザーさん自身が「シフトキーも1打鍵ちょうどと数える」かどうかを勝手に!決めて再評価すればいいだけの話だし。

*1:あれは0.2打鍵/シフトから始まって、延長線上に0.7打鍵/シフト……ってゆー曲線になってる。