『新○○配列』の歴史って、どうなってたんだっけ……。

(関連:姫踊子草の楽屋裏 配列名に「新」をつける難しさ)


 うーん……新○○配列って、今までもあったよなぁ……と思いつつ、けん盤配列wikigrepして、ようやく気づいた。
 いままで、「同一作者が、旧配列を意識して、新○○配列と命名した」ことは、ただの一度もなかったんだ……ってことに。

  • 新50音順配列──たとえば「JISかな改(JISかな+)」に近い意味合いでの命名則であって、旧50音配列製作者とは別人による設計のはず。
  • 新JISかな──新JISかな、ッてのは通称。もちろん現行JISかなの作者群とはまるっきり別人による設計
    • 配列wikiにはない「新JISか?配列」ってのは、この通称をそのまんま引っぱっただけの記号的なものだし、これも作者は別。
  • 親指シフト配列「飛鳥」──伊豆別館時代とかの話……今は「新親指シフト」って名乗ってないことに気づいた。しかも「神田・池上コンビ」≠「Rayさん」、と。
  • 新下駄配列──旧下駄配列と同一作者によるもの。

 yamaさんのコメントが、はじめはピンと来なかった……のだけれど、こうして見ると確かに「やまぶきとしての、旧配列&類似配列に関する取り扱い方」から連想するイメージどおりの取り扱いになっている気がする。


 ってゆーか、Rayさんによる「完成詐欺(汗)」に延々付き合ってきた身からすると、同一作者さんが「新○○」という名前を付ければ、それは即ち「当初現行版に対する、(バージョン番号よりも上位にある概念としての)メジャーアップデート」にしか見えない、んだよなぁ……。
 私ゃてっきり「他のオルタナ配列と同じ考え方の中で、たまたま『新』って文字が選び出された」って思い込んでいたのだけれど、よくよく考えてもみればそれは『たくさんの配列が考案されていくたびに、追いかけて配列wikiで紹介しまくっていた』ってゆー行動から引っぱりだされた感触であって、もしそれをやっていなかったら、yamaさんと同じように第一印象として「そう捉えていた」可能性も、結構あるような気がするし……。


 【新下駄配列が完成したら、旧下駄配列は『要らない子』になる……のだろうか。 - 雑記/えもじならべあそび】において、516さんの発言を「人それぞれ……という、捉え方の違い」と考えていたのだけれど、そう単純に捉えていい話じゃなかった、ということにもなるのか……。
 うーん……やっぱり、公式見解が必要だと思います。