(「かえで新下駄配列」って、いったいどういう姿である「べき」なのか、ってところに、迷ってる……。
はじめは↓のように、かえであすか風(拗音同時打鍵の解除)か、かえでおどり風(拗音同時打鍵の大量拡充)にしようと思った……のだけれど、どっちをやっても「新下駄配列を、【かえで化】したとはいえない」仕上がりにしかならない予感がして、正直頓挫してるところ……。
「かえであすか」とか「かえでおどり」のときには「元の配列が持つ、強烈なアイデンティティ」みたいなものがあったし、「かえであるか」の時には「元の言語が持つ、強烈なアイデンティティ」みたいなものがあった。
そして、それらについて「(私から見たときに)アイデンティティだと思う部分以外については、出来るところまで、かえで化する」って考え方で、配列を組んでた……。
飛鳥カナ配列を、かえであすかにした時には、「290版で心地よかった運指を活かしつつ、指が言うとおりに並べなおす」って感じから、結局は「段系配列は壊さず、とにかく清濁半隣置で逃げられるところは清濁半隣置で逃げちゃおう」みたいな感じだった。
一方で、姫踊子草入力法を、かえでおどりにした時には、「拗音マトリクスと、カナ定義とを、串刺し定義することによって認知記憶負荷を圧縮しよう」って考えて、結果「かな盤面3.5枚だけで、単字かなと拗音カナの定義範囲全てを全部表現する」って実装になった。
最近だと、「Qwerty-hacm鍵盤配列を、かえであるか配列にした」時には、アルカの音声ルールに「(私が認識するところの)正音・反音」というn対の音が合って、それらを左右鏡面配字にすることによって「意味がひっくり返ると、運指もひっくり返る」ってゆー、アルカの音声上面白そうな部分を、運指として体感できる配列にしようと試みた。
……と、こんなかんじで何かの根っこをつかまえてから、「かえであすか」と「かえでおどり」と「かえであるか」の、それぞれを作ってきた……ってのが、今までの話。
……でも、「かえで新下駄配列」をいくら眺めてみても、この「(解りやすく捉えられるという意味での)アイデンティティ」が見つからなくて、さっぱり「かえで化」の方針が固まらずにいます。
思い立ったらすぐ出来るはず……ってパターンかと思ったら、課題の前提が難しくて、今回は「かえで化のやり方を決める」までに、結構掛かってしまうかも。
あまりに長期化しそうなら、それこそ「正月配列」を年末に作りこむように、一旦優先順位をひっくり返すべきなのかな……とか、ちょっと挫折しつつあります。
「下駄配列」の「かえで化」については、もともと進行予定が無かったはず……なのだけれど、その段階で「下駄配列系のアイデンティティとは何か」について考えてなかったのが、今回「新下駄配列の、かえで化」をするうえで、進行できなくてひっかかってる原因なのかな……と。
ここはもうちょっと検討を重ねてみるつもりで。