新JISかな配列化レースにおいて、「親指シフト」が「渡辺定久カナ配列」に負けた理由って、実は『設計プロセスのデータが碌なものじゃなかったから』なんじゃないだろうか……。
親指教の教祖が『独占はしない』って言ってて、しかもこのレースでは「親指シフトのJIS化」を提案した……にもかかわらず、ここで落選した理由を『空気』と『利害』のせいにするってゆーロジックだと、少なくとも『利害』については『辻褄』が合わないような。
当時の委員会ログが残っていないか、広くは公開されていないことを悪用して、嘘を隠そうとしてる気がする。
……ってゆーか、当時の委員会メンバーにとって、「渡辺配列を蹴って、親指シフトを採用するという、そういう選択肢を取らない【論理的な】理由があった」と考えるほうが、よっぽど自然な気がする。
それこそ、「利用者数」とか「後付けのデータ」だけで戦おうとして、設計プロセスの話を「まるっと隠しておく」方向で戦おうとした*1んじゃない?
運悪く、その戦う相手が「7人の女子大生が分担しながら、380万文字/配列ずつ仮想打鍵していって選び出した、特級選別品のカナ配列」だった……となれば、理詰めでも感情に訴えても、こーゆー「なにか一つに決めて、のこりは押し下げちゃう」ような場において、勝ち目はないし。
JIS X6004の制定に関わる委員会ログって、「誰でも閲覧できる状態」になっていたりするのかなぁ……もしそういうログが残っているのならば、一度全部に目を通しておきたい気がする。
落選した理由が『空気』と『利害』のせいなのかどうか、実際に確かめる機会があるなら確かめてみたいんですよね……。
#ってゆーか、根本的に『何か一つの配列』を決めよう、ってゆー考え方自体に問題があったような気もするのだけれど。