ONKYOがSE-U55SX2なんてフザケたものしか作れなかったのは、裏で「ヤることはヤってた」からみたいだね……これは◎。
(未来:「ONKYO D/Aコンバーター DAC-1000」みたいなのが、せいぜい3万円未満で買えるようにならないと……。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:揺れすぎバス(USB)問題解消の提案について - かんがえなしですオーディオ@Wiki - アットウィキ)
(過去:「USB接続でも、音質の良いパソコン」は作れるのか? - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:(memo)「かんがえなしですオーディオ」は、誰のために書いているのか。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:ONKYO/SE-U55SX2が出た。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:「USB(揺れすぎバス)」問題を回避するための、もっとも安価で確実な解決方法。 - 雑記/えもじならべあそび)
SE-U55SX2のヤる気ナッシングさにガッカリしてた……のだけれど、そりゃあ↓を高優先度で作っていたのであれば、低優先度側ではああいう手抜きDACが生まれたとしても不思議じゃないなぁ、と思った。
なんというか、「RATOC/RAL-24192UT1」は、もー出すタイミングを間違えたという予感すらしていたり。
オンキヨー株式会社:新製品ニュース>DAC-1000/ND-S1000
……で、PDFの1ページ目だけ「Unsynchronous(アンシンクロナス) 」って書いてあるのは、なんかのボケですか?それとも校正ミス?
……これは「Asynchronous(エイシンクロナス/アシンクロナス)」だろうよ、と。
なんか、ちょー急ごしらえにとってつけた部分みたいだなぁ、まぁ(取ってつけたからと言って悪影響が出るような回路じゃあないから)いいけど。
ついにVLSCを載せるのを諦めたらしい……もったいないけど、「DIDRC」って技術*1自体が「時間軸ドメイン」と直接に絡む技術だから、こーゆー方向に進化してくれたのは◎だと思う。
あとは、さっさと『2011年度中には、SE-U55TX*2が出る』事を期待してます……きっと、ASYNCにも対応して、「いろんな意味で、タイムドメイン領域でもまともな、普及価格帯のUSB-DAC」を作ってくれると期待してる。
当初、【揺れすぎバス(USB)問題解消の提案について - かんがえなしですオーディオ@Wiki - アットウィキ】で大法螺を吹いたわりには、「ホントに3年で普及するなんて自信はネェよ……orz」ってな不安を抱えていたのだけれど、ONKYOがASYNCに舵を振ったってのは、かなりいいと思う。
実際には、USB2.0 AudioClass2.0なら、ASYNCでなくても十分効果があるはず……なのだけれど、いずれにせよこれで「時間軸ドメイン」に対する関心は徐々に出てくるだろうし、それを実現するデバイスも徐々に安価になってくると思う。
気にならない人にとって効果がなくても、あって別に害になることはないから、それで良いんだよ。
気になる人にとってもいいDACが、市場に溢れること……これが達成されるまで、やっぱりあと3年、かな。
国内オーディオメーカーについて、「一番最初にやってくれると期待していたONKYOが、期待通りにやってくれた」ことは、個人的にとてもうれしい。
あとは、たぶん製品寿命が3年あるかどうか……ってゆー「RATOC/RAL-HUB02」と入れ違いで、うまいこと「RATOC/RAL-HUB02がなくても、時間軸的にイイUSB-DAC」だけで市場が満たされるかどうか……ってゆー、投入タイミングの問題になってくる気がする。
このあたり、RATOCが同社製モジュールの外販をうまくやって「技術の移行期間を上手くつなぐ会社」として振舞ってくれると、もっと良いのかも……という気も。
国内他社が、どう出るかは、わからない……けれど、世の中にあるリソースをうまく使って、目標としては3年以内に「振幅軸だけじゃなく、時間軸もまともなUSB-DACが、アタリマエ」ってゆーセカイになって欲しいなぁ。