(memo)「かえであすからしさ」とは何か……。

(未来:「親指シフト」と「かえであすか」、【僕】にとってどっちが覚えやすく忘れにくいか?ッて聞かれたら、そりゃあ『僕にとっては「かえであすか」のほうが覚えやすいし忘れにくいですよ。』って答える。 - 雑記/えもじならべあそび)


 さすがに3年以上も前のことだから、当然覚えてなかった……ので、まずはリハビリしてみようと思ってコピペしてみるテスト。
 こうしてみると、なんか「しっくりこない」とか「打ち間違える」とか、そンな理由ばっかりだな……。


 ちなみに、「飛鳥カナ配列」→「かえでライティあすか」への転換は、以下のようなペースで行われました。

 こうして振り返ってみると、最初の半月で「αテスト→βテスト」をやって、残り1ヶ月を「リリース候補」として使っていた……ということなのかも。
 「基本は使いやすい配列」を「俺配列化」するときには、案外とこれぐらいのペースで改定する場合が多いのかも?同種の小改定配列を作ってる人も結構いると思うので、そーゆー経験がある方からも、こういった「追加入れ替え個数」のグラフが出るようになると、小改定をやろうとする人に対しての一つの目安として役立つのかも。


 当時目指した「JISキーボードでこそ使いやすくて、かつ清濁分置でも忘れにくい……そんな親指シフト系配列を作りたい」ってゼータクな要求は、とりあえず3年経った今「満たせてる」と判定していいと思う。

改0訂0案1版、1日目

 以前、W-ZERO3[es]/em1key用の「asukawm」を作っていて、私はやっぱり「飛鳥独特の記号キー類を全然おぼえることができていない」のだ……ということに気づかされました


 そこで、可能な限り記号類の置き位置を整理してみました*1。


 それから、ついでに「何時までたっても、さっばりしっくりこないひらがな」についても弄ることにしました


 ……で、これをやると泥沼にはまることは解りきっています。


 そりゃあ、こんな名前をつけてれば、失敗しても当然だろうなぁ……。


という印象に直結しそうな、なるべく緩い名前がいいかな……と。


 延々と考えてみて、結局収束したところは、舌ッ足らずな感じの【あしゅかはいれちゅ】でした。


 「飛鳥カナ配列K版」とかいうMy配列/Our配列系の名前についても考えてみたのですが、その名に合う作業ができる気はしなかったですので……。


 とりあえず、配字方針を。


 「記号類再配置」のどさくさにまぎれて、カナを動かしてみた……と、そんな感じです。


 ついでに、左シフトの「せね」入れ替えも一緒に。


(from 改0訂0案1版。 - 雑記/えもじならべあそび)

数十分テストした感じでは。


 「け」については、「B2」に置いたままでも良い気がしてきました。


 そうすると、右手ホームは「ゆんいかたほ」に戻すか、「ゆんいかたぽ」にするか、あるいは「ゆんいかたぼ」にして下段に「ぽ」を送るか……。


 でも、「け」が「B2」にあったときには違和感があったのは確かで、その理由は良くわからないんですよね……むむむ。


 ……いや違うか。気になっていたのは「け」の話ではなくて、「ほ」が「B1」にある*2ことが気に入っていたというところなのかもしれない。


 そうすると、B1〜B2表は「ほけ*3」にして、C11表は「ぼ」に、B10右は「ぽ」にすればいいのかも?


 とりあえず、案1のままで少し打ってみないと。


そういえば。


 「せ」は自己主張が少ない、という話が……。


 手を上げつつ薬指でWを押すよりも、手を上げつつ中指でEを押すときのほうが「指が長い分だけ、ホームポジションからのズレ量が少なく済む」のかも。


 そうすると、「せ」はD2に振ってしまって、「え」をD3に戻すという手もあり……かな。


(from 改0訂0案1版。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案2版、3日目。

 改0訂0案1版で思ったまま、定義を変えてみました。

  • 「けほぼぽ」を交換。
    • 「ほ」のB2は、21c290で(2年間の使用)実績有りなので、まるで心配する必要が無い
    • 「け」のB1は、「右手小指伸」では大丈夫だったことにより、とりあえず逆手側でテストすることに。
    • 「ぼ」と「ぽ」は、とりあえず隣接配置する……というだけで。
  • 「せえ」を交換。
    • 英字綴りで高頻度な「E」が絡むところは、カタカナの「エ」として表現される場合がある→和文はまだしも、英文ではかなり使う可能性がある……しかも、D2に置いた「ー」とともに。
    • D3に再配置する「せ」は、この記事を見た感じでは、何とかいけそうだな……ということで、とりあえずテストしてみることに。


 飛鳥カナ配列を2年以上使っていて思ったのですが、基本的に飛鳥は

  • 打鍵しやすさ
  • カナが「あるべき場所」にある可能性
  • 動作経済との整合性
  • JISけん盤配列JISキーボードとの整合性

については、かなりいい線をいっているのではないかな……と思っています。


 ただし、一つ気になるところは

  • 清音・濁音・半濁音の関連性について、清濁同置配列よりも解りやすいつながりが作れる可能性があるはず

というところでして。


 TRONの坂村教授は、清濁異置を「キートップと習熟時間のからみから」除外していらしたわけですが、少なくともキートップについては「タッチタイプを習得するには邪魔」という見解を持つに至られたはずで。


 残りの問題は「習得時間が増える(&忘却曲線に抗うのが大変)」になるはずで……このあたりについて、清濁異置アプローチのままで、何とか折り合いを付ける方法はないかな……と、今はそのあたりを考えています。


 特に、一番覚えにくい半濁音を、似たタイミングで使われがちな、清音か濁音のどちらかに紐付けしたいんですよね……もちろん、打鍵性は劣化する可能性があるものの、「思い出せないことによるイライラ感」が出にくい様にする事も、配列設計における腕の見せ所*1なのかもしれないですし。


 さすがに、ケータイ用の「かえで携帯配列」バリに関連付ける必要はないものの、「より忘れにくい清濁異置配列」は、個人的には必要だと思います。


(from 改0訂0案2版。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案3版、6日目。

 左手下段の「けほ」を、ひとまずひっくり返してみることに。


 ……なんというか、「け」が左手小指下段にあると、しっくりこないんですよね。


 どちらの方がマシなのか、またしばらく試してみます。


(from 改0訂0案3版。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案4版、8日目。

 隔日刊化している「あしゅかはいれちゅ」ですが、再び微調整することに。

  • 左手薬指の「べぱ」を、ひとまずひっくり返してみることに。
    • 両方とも「W」に置きたいところ。「X」はなんとなくしっくりこない
  • それと、右手小指の「ぼぽ」も、同様にひっくり返してみることに。
    • 使う機会が少ないとは言い切れない「ぼ」のために、ホームポジションから手が崩れるのはちょっと困る。
      • 親指まで持っていかれる*1「H」にあるよりは、手の移動のみで済む「:」にあるほうがまだマシだけれど、納得できる許容範囲は超えている気も。
    • 同様の問題が「ぞご」にもあって*2、こっちは今悩んでいるところ*3。


 うーん……当初目的について語る以前に「まずしっくりこない」というのはどーなのかと。


 飛鳥21c290のような、「コレでいいじゃん!」という安定感を確保できる気がしません(泣)。


(from 改0訂0案4版。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案5版、8日目の2回目。

 夕刊「あしゅかはいれちゅ」になってしまいました……orz。

  • 「ぞご」の関連性が微妙「ご」が正確に打てないので、「人差し指の負担は増やさない!」とかいっていた前言を翻して*4【ぢ〜そこぞご】から【〜ぞそこごぢ】に変えてみるテスト(副作用は確実に出るので、たぶん戻すことになると思う)。
  • 相変わらず「さ」と「ち」がひっくり返って仕方がないので、ついでに「さ」と「ち」を交換。
    • でも……「ち」は、できれば左表か、左裏に移動したいんですよね……。
      • とはいえ、「ち」と「で」と「ぢ」は、近くにまとめてしまう方が良いのかも……?
  • 「ぶ」か「ヴ」を動かそう……と思ったのだけれど、2つは音が似ているので、コレはそのままにしてしまうほうが良いのかも。
  • (2007年9月3日23:15:18追記)「ぱぷぺ」の入れ替えテストも同時に。


 うーん……少しずつ「名前どおりの配列」に近づいてきただろうか。


 これが「飛鳥カナ配列」側で使えそうなネタになるのであれば良いのだけれど、どう考えても「既に通った道」であるか「そもそも範疇外」かのどちらかでしかなさそうな……微妙。


 【その配列名に見合う、あるべき位置へとカナが収まった】と看做せる状態になったら、速攻でもとの配列に戻したい気分です……うーん。


(from 改0訂0案5版。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案6版、11日目。

 再び隔日刊モードに復帰。

  • 「Wせ」と「Cね」を交換。
    • 「ぜひせび」で揃っていた関係へと再び戻すことに。
  • 「Vぐ」と「Gづ」を交換。
    • 「G」という字面にどうしても引っ張られてしまうのか、「Gぐ」になりがち。
    • 「V」は、21C290時代の「づ」がしっくり来過ぎていて、どうにも落ち着かない。


 もともとの配列が鉄板のようなものなので、骨格そのものを弄るわけにはいかない(というか、それをやってしまうと収拾が付かなくなる)とすると……これ以上弄れそうにはない……かも?


 とりあえず評価打鍵は続けてみるつもり。


(from 改0訂0案6版。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案7版、14日目。

 隔日刊モード……から少し脱出?


 いっぺんに並べ替えすぎて、わけがわからなくなっている自分がいます……orz。

  • 「ERじぶ」と「CVにぴ」を交換。
    • 「ひびぴ」を同手同段に収容、「ふぶぷ」を同段に収容、「じぶ-ん」はそのまま。
    • 「きぶ-ん」「さぶ-ん」「わぶ-ん」「みぶ-ん」で人差し指側が上がってしまう点はとてもイヤ……なので、もとにもどすかも。
  • 「:ぽ」と「Bへ」を交換。
    • 「ほぼぽ」を同段に収容、「へべぺ」の関係は崩す。
  • 「Cみ」と「:へ」を交換。
    • 「へべぺ」の関係を戻す。「み」は右手ながらアンシフトに。
  • 「:み」と「Xけ」を交換。
    • 「みゃみゅみょ」の打ちづらさがどーにもならんので。
  • 「ZBほぽ」と「;@ちぢ」を交換。
    • 「ほぼぽ」は右手小指に集約ということで妥協、「い」以外のイ段かなを非右シフト&左手に集約。
  • 「ちみにぴ」を「ぴちみに」に並べ替え。
    • とりあえず、【きにして-いる】【きになって-いる】とかの打ち心地を考えると、「に」はVにしか置けない。
    • 「Cみ」は右シフト付加状態でも使えていたので、同じ位置で昇格した格好に。
    • 「Xち」は左シフトのSと比べると打鍵コストがかさむ(位置&カナ的には、アンシフトであることよりも無移動であることの方が低コストにつながる場所だと思う)けど、とりあえず(近年版と)同じ指で負担するということで。
  • 「ば」と「ぶ」の交換も考えた……けど、なんとなくいやな予感がするので取りやめ。
  • 「せ」と「ね」の交換も以下略


(from 改0訂0案7版。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案8版、14日目の2回目。

 また夕刊モード……orz。

  • 「Wね」と「Cせ」を交換。
    • それに伴い「Zぜ」と「Qざ」も交換。


 ……とりあえず現行配列の状態を。


(from 改0訂0案8版。 - 雑記/えもじならべあそび)

使用1ヶ月目、41日目。

 うーん……飛鳥の最新版は「動作経済の理屈に合う速さ」という視点では良いできだと思いますし、その方向性ではだいぶよい感触を得た……のですが、個人的には「ここにこのカナがなければダメだ!」という意図が強かった様に思う21c290と比べて、どちらかというと「ここにこのカナを置く方が速い!」という意図が強いように思う最新版は、使っていてどうにも【落ち着いて使えない・どうしても弄りたくなってしまう】気がしました*1。


 いまでは実際に、配列はなるべく崩さず&方向性は大きく変えた「あしゅかはいれちゅ」などというモノを作ってしまった(そして使っている)のですが、何もせずにいると「あしゅかはいれちゅ」を一生使い続けてしまいそうで怖かったりします^^;。


 動作経済からみた速さ=快適さと、人間が感じる速さ=快適さの間に、どういうベクトルでどの程度の差があるのか……という点については未だに判然としない*2のですが、このあたりについてはのんびりと追いかけていきたいと思っています。


(from いつの間にやら、使い始めて一ヶ月……。 - 雑記/えもじならべあそび)

改0訂0案9版、42日目。

 一部の打ち間違いがどうにも直らないので、微修正をすることに。

  • 「Gぐ」と「Vづ」を交換*1。


(from 改0訂0案9版。 - 雑記/えもじならべあそび)

 ……これでたぶん、「案」を取って、普通の「改0訂0版」とすることになると思う。


 まだ、

  • 「に」を打とうとして「じ」を打ってしまう
  • 「ざ」を打とうとして「ぜ」を打ってしまう

ことはあるのだけれど、それぞれその逆はないので、ここは変える理由はほぼないような……。


(from 改0訂0案9版。 - 雑記/えもじならべあそび)

配列固定宣言、49日目。

 (私を除けば)誰も使わないであろうことは承知しつつも、とりあえず【あしゅかはいれちゅ改0訂0版】としてリリース(?)することに。


 基本的に、飛鳥の代わりとして使える物ではない……という認識で使っていただく必要があると思います。


 #Rayさんのノウハウは、とても私には再現できないですし。


 現行の「あしゅかはいれちゅ」は、ひとまず次のような配列となっています。

  • 基礎配列には【飛鳥カナ配列21世紀-356版】を採用しています。
  • 相沢かえでが【飛鳥カナ配列21世紀-290版】を2年半使い続けた感触を元に、使い勝手をなるべく崩さない範囲で「覚えやすさ・忘れにくさ」を表現してみました(これは私が配列を弄るときのコンセプト……なのか?)。


(from 改0訂0案9版を正式に【あしゅかはいれちゅ改0訂0版】とすることに。 - 雑記/えもじならべあそび )


 こうして見ると、当時の配列改定は「小改定→大改定」を3セットやッて、最後に微修正をかけた……というふうに捉えることができそう。

 大改定をやると、一気に覚え直しが増える……けど、その分だけ「長期化を避けることが出来る」とも考えられる。
 そうすると、「感触がつかめるようになったらズバッと」変える、ってのも、「イチから作らず、配列改定のみで攻める」場合には良いのかもしれない。
 基礎とする配列によって「泥沼化条件」は変わってくる恐れがある……けど、「複雑な成功条件を設定しない」ことによって長期化を回避できる部分もあると思うので、特に問題がない限りは「緩い成功条件を設定して、それを満たしたら最適化終了と判断する」という割り切り方をするのも、一つの手だと思う。