かな系(特に、親指シフト系)の配列における、覚えにくさとは。

 よろしければ〜スレッドより。
 728さんのように「端的に鋭く」指摘できる人が、やっぱり羨ましくて仕方がないです……。

715 名前:名無しさん 投稿日:2010/10/13(水) 16:24:46 0
3つの親指シフトキーを使った、2段20キーのかな配列を思いついた。


<無シフト>
けくきかこおあいうえ
てつちたとそさしすせ
<右シフト(変換→ん)>
へふひはほのなにぬね
れるりらろもまみむめ
<中シフト(スペース)>
げぐぎがごよやゆわを
でづぢだどぞざじずぜ
<左シフト(無変換)>
べぶびばぼょゃゅっー
ぺぷぴぱぽぉぁぃぅぇ


「5分で覚えられるかな配列」どうだ!


716 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/13(水) 17:20:13 P
行段系だな。


717 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/13(水) 20:45:17 0
>>715
変換→ん
    ↑
これ何?


718 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/13(水) 20:46:40 0
行段系なの?


719 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/13(水) 20:51:44 0
P君が言ってるだけかと


720 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/13(水) 22:02:30 0
行段系ってことばを使い始めた人が厳密に定義していた覚えがないから
自分の理解を書く


行段系っていうのは、
五十音表の行と段に対応する打ち方を備えた配列
っていうことじゃないかな
行のキーを押してから段のキーを押す
カ行→イ段のように


>>715の場合、行と段を一度にまとめてしまっているから
これまで出てきた「行段系」の配列とは趣を異にするね
段の配置を考えれば行段系と言いたい気持ちも分からないでもない


行段系の定義をきちんとしてから話すべきかと


721 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/13(水) 22:17:32 0
カッチリした定義なんか要らんと思うわ。中間はグレーのままでいい。


722 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/13(水) 22:20:53 0
親指のシフトキーに3つ使うのは現実的じゃないな。
無シフト、左シフト、右シフト、両シフト、の4面で良いと思う。
それが現実的かどうかは知らんけど。


723 名前:715 投稿日:2010/10/14(木) 14:09:29 0
>>717
>変換→ん
変換キーの単独打鍵で「ん」を入力する、という意味で書いた。
他に、
無変換→Enter
(変換+無変換)→BS
(スペース+変換)→「、」
(スペース+無変換)→「。」
を考えている。


>>722
>無シフト、左シフト、右シフト、両シフト、の4面で良いと思う。
なるほど。その手もあったか。


ちなみに、各セットの使用率は、
<無シフト>43.5%
<右シフト>22.6%
<中シフト>12.7%
<左シフト>7.8%
<シフトキー(ん、。)>8.9%
<その他>4.4%
参照データは、100万字日本語かなn-gramデータのN-gram_1gram.txt
http://kouy.exblog.jp/9731073/


724 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/14(木) 21:39:03 0
日和下駄配列 配置概略図: キーボード配列をカスタマイズ
ttp://mogys.seesaa.net/article/164522742.html


725 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 04:22:28 0
>723
で、使ってみた感想は?


>724
作者?


726 名前:715[] 投稿日:2010/10/15(金) 15:12:45 0
>>725
>で、使ってみた感想は?
私はPerky使いで、ふつうのキーボードはほとんど使えないから、
使ってどう?って聞かれても、参考になるような答えはできない。
ただ、かな配列習得の最大のハードルだと思ってる覚えにくさは軽くクリアできてると思うし、
各指への負担の分散もまずまずだと思う。


727 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/16(土) 06:11:18 0
>>726
Perkyの作者さん?
知らなかったけどすごいオリジナルなシステムだねぇ
キーボードまで自作とはすごい


728 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/16(土) 17:35:37 0
>>726(>>715)
実はカナ配列も別に覚えにくくはないんだ。体で覚えるまでの間、忘れたときに思い出す
ヒントがないだけで。
ただし新JISとか月とかの系列に比べると、親指シフト仕様の配列は、親指シフトという仕組み
自体に同時に慣れなければならないというハンデがあって覚えにくい。


そう言う意味では>>715もあんまり覚え易くもないかも知れない。頭で覚えるのはそう難しく
ないだろうけどね。

 715さん提案の「簡単親指シフト配列」って、「すぐに覚えて使い始められる」ってところよりも、むしろ「親指シフト操作のみを集中習得するために使える」ってところのほうが、メリットとしては解りやすい気がする。
 私も「かえで配列」とかで「親指シフト操作だけ/中指シフト操作だけ」を切り出して評価したことがあるけど、こういう配列って「実用にはならなくても、必ず得るところがある」のが面白いところで。
 同根の考え方として、「50音配列」を「習得済み配列」へと置き換える方法もあって、たとえば月配列U8版に対する「親指化月配列U8版」という実装例や、シフト機構を逆方向に変換した「Nakayubi Nicola」などがあります。


 720さんが指摘するところについて考えると、715さんの配列に代表される「行をならべた配列」は、シンプルに「行系配列」と考えるのが適切かな、と。
 じゃあ「段系配列」はあるの?ッて聞かれたら、個人的な感触としては「飛鳥カナ配列系」が、わりと段系配列として意識した設計になっていると考えています。


722さんの指摘にある「3親指シフト系」については、実際「漢触こーど」で使ったことがありました……感想としては操作は可能だと思います。
 ただ、「文字キー同士同時打鍵を使い慣れた人にとっては違和感がないと思うし、逆に2親指シフト系配列を使い慣れていると戸惑う」という感じで、シフトキーについて「指位置を変えて使い分ける」ことに対する違和感がでるかどうかによって、感触はだいぶ変わると思います。
 左右同時+文字キーですと、その問題は出ない……のですが、今度はキーマトリクスがらみでトラブる(キーボードによっては上手く認識されない・ロールオーバーが絡むと勝手にキーupされるシーンが増える)ので、キーボードを選ぶ必要がでてきたりして、いくらか費用面でのコストアップにつながる可能性があるかもです。


 ……で、728さんの鋭い指摘がくる、と。
 個人的には「けっこうイケる」とも「イケないところもある」ともいえるんですよね……。
 「シフトキーの同時打鍵」についての訓練を、あとまわしにしたい……ッて人は、単純に「やまぶき」を使えば解決できると思います。

 やまぶきは『JISX8341-2 6.4.7順次入力機能』に対応している(=「単独打鍵:前置シフト」にすればいい)ので、めんどくさい同時打鍵の練習なんかすっ飛ばして、「親指位置に中指シフト同等キーがある配列」として親指シフト系配列の配列部分を使い始めることができます。
 で、配列部分については……十分な頻度がある部分の清濁分置は大丈夫でも、頻度が足りないところでは清濁分置だと厳しい……ってゆー場合とかに「低頻度文字の連想配置化」を使うなどして、上手く「忘れにくくなるようにルールを組む」とかいう工夫があると、使っていてもあまり悩まずに済みます。
 人によって「覚えにくい・忘れやすい」ポイントというのはそれぞれに違うと思うので、使ってみて忘れやすいところについては、自分で弄ってみて解決するのが良いのかも。

 配列を「一から作る」んじゃなく「小改定」するだけなら、↑みたいに短期集中でもなんとかなる……と思うので、既存配列について違和感を感じたときには、そういう小改定で逃げてみるというのも手かな、と。