(memo)「静電型ヘッドフォン」だから音が良い……んじゃなくて、「ヘッドフォンとヘッドフォンアンプの相性を合わせこんだセット」だから音が良い……のかも。
……↑を書いてたときから、結構『ヘッドフォンアンプ』には悩んでました。
結局、真っ当に評価するなら↓みたいな「スピーカーが鳴らせるやつ」じゃないとダメだし。
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当時は(若かったせいか)ヘタレアンプで「レビュー」したけど、結局満足はできなかった。
……で、たどり着いたのが↓みたいなセットモノ。
STAX コンデンサー型イヤースピーカーおよびドライバーユニットセット SRS-3050A
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巷では「低音に迫力がない」とかアレコレ評価がある……けど、結局「ヘッドフォンと、ヘッドフォンアンプの相性」を考え始めてしまうと、こういうセットモノが一番「コスト対ベネフィット比」が良くて、それに落ち着いてしまうんですよね……。
スピーカーシステムだったら、どうせ「規格品ではない、部屋という名の空間にキャストする」ので、相性問題を論じることに無理がある……から、【全チャンネルを同じスピーカーに統一して、後は必殺技(↓)に頼る】ほうが手っ取り早くて、これである意味どーにでもなる……けど。
ソニー マルチチャンネルインテグレートアンプ TA-DA5600ES
- 出版社/メーカー: ソニー
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ソニー マルチチャンネルインテグレートアンプ TA-DA3600ES
- 出版社/メーカー: ソニー
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……ってゆーか、ダイナミック方式のヘッドフォンでは、こーゆー『セット提供方式』があまりない気がするのだけれど、なぜなんだろう……。
「違いを楽しむ」ってのはたしかに趣味としては良いのだけれど、「音楽を聴く」ってゆー目的を達成する上では、ヘッドフォンに関して言えば『なんか違う』気がしてくるんですよね……。
#って、それは私が「枯れちゃってる」から、なのかもorz。
相性問題が発生する理由を、ポンチ絵にしてみた……。
「ヘッドフォンの抵抗値」は、周波数によって若干変動します。静的に測定すれば、大抵は一点が低くて、両端は高めになります。
で、それと「ヘッドフォンアンプの抵抗値」とで分圧されて、「それぞれの周波数における、音の大きさ」が決まります。
ヘッドフォンアンプの抵抗値は、実体のRoとしてくっついてる抵抗器自体と、ヘッドフォンアンプ自体の内部抵抗が絡む……のですが、特に後者は『わけがわからない』です。静的には「このアンプの内部抵抗は、何Hzのときに○○Ωある」って測れるのですが、実際にはそれよりも大きな内部抵抗があるのに、それを「ネガティブフィードバックを掛けて、見かけ上は内部抵抗が低くなるように、無理やり制御してる」のが実情。
で、アンプの「補正する力(スルーレート)」は無限大じゃないので、動的に「ある一瞬の出力インピーダンス」を測っても、それが安定して再現されるときばかりじゃないので、結果それが『アンプの癖』として出ちゃう、と。
……うわー、出直してこないとだめだな、これは……全然『相性問題』の説明になってないよorz。
*1:D-45@amcron/crownは「数年でボリウムがダメになる」ので、(短期間の試用だけなら止めはしないけれども)ヘッドフォンアンプとして『常用』することは、耳のためにも絶対にオススメしない。
*2: STAX コンデンサー型イヤースピーカーおよびドライバーユニットセット SRS-2050A