「FMV-KB232」と「FKB7628-801」は、たぶん「やまぶき」経由で親指シフト化運用することができる。

(関連:NICOLA-F風JISキーボードをNICOLAで使うための定義(かな入力モード用) - 親指シフト(NICOLA)まとめWiki - アットウィキ)


 NICOLA-F(USB)族のキーボードを「やまぶき」で使うための同梱定義として、ローマ字入力モードを親指シフトにするための『NICOLA-F(ローマ字入力).yab』と、JISかな入力モードを親指シフトにするための『NICOLA-F.yab』の、2つの定義が加わりました。
 これで、やまぶき4.6.1(またはR1.2.1)以降をダウンロードすれば、定義を自分で書く手間すら必要なしに「FMV-KB232」と「FKB7628-801」を親指シフトキーボードとして使えるはずです。


 FMV-KB232については、既に運用報告がフォーラムに上がってる……と。
 あとはFKB7628-801を手元でテストすればOKかな。


 やまぶきの定義を見てもらうと解るはず……だけれど、特殊なことは何もしていないので、他のエミュレータとかでも通常通りの考え方で定義を書けば、これらNICOLA-F(USB)族のキーボードはサポート可能だと思う。
 いまはとにかく、「Japanist以外の選択肢」を、可能な限り増やしたいんだよね……そして、Japanistを作ってる中の人に「64bit化が必要なんだ!」ってゆーコトが伝わる状態にもっていきたい。
 富士通社内での稟議が通るようにするためには、「他の環境では既に64bit化が実現できている」ことと、「Japanistのユーザーがまだ居る」ってことの、二つの事実が必要だと思う……のだけれど、後者はユーザーさんがちょくちょく要望を出すことでアピールできているだろうから、あとは前者の「力技での実力行使」がどの程度進むか、だと思う。


 「個人作成のソフトにはできて、なんで大富士通はまだできないの?延々と待ってるのに……。」ってゆー、そーゆー風が吹き始めて、始めて「動く」ンじゃないかと思う。
 中の人の感触としては、もしかすると32bit環境が「死滅してから」Japanist/64を作っても間に合うんじゃないか……って考えている人が居るかもしれないけれど、それが許されるのは「新規利用者が全く居ない、終末期のサポート」だけの話だと思う。
 実際、親指シフトが終末期なのかってゆーと、個人的には「なんか違う」気がする……ので、個人的には多少急かしてでも「わりと早い段階で」Japanist/64を販売開始して欲しいなぁ……と願っているところで。

……ただし、「僕が」japanistユーザーだったら、こうするかも。

 FKB7628-801みたいに「放っといても初動分は売れる」ものについては、いくら売れたところで【どうせ、後につながらないんだろ?】って見られる……ので、こーゆーのはむしろ初動ではなく「2年程度ごとに、同じものを買い支える」ことに重点を置くほうがいいと思います。
 一方で、japanistはそうじゃないんですよね……すでに買い支えさえも崩壊しつつあって、たぶんそのせいで「64bit化」に対してゴーサインが出ないんだろうな、と。
 こーゆーときにやるべきことは、もしかすると「騒ぐこと」ではなくて、「黙ってドカ買いして、実物を買い足したユーザーが大挙して票(同封はがき)を投じること」なのかも、と。
 今は第2四半期が終わりそうで、これから第3四半期に突入する……から、タイミング的には以下のようにやるのが効果的かも、と。

 大企業でのプロジェクトチームの組みなおしは、たぶん半期ごとに行われるはず……だから、そこから逆算すると「第3四半期にどんどん買って、1月にユーザー群の統一意思を表明する」ってのが、タイミングとしてはいいのかも。


 ここでは「だいぶ昔に買ったJapanistを、まだ使ってます」的なひとは、たぶんお客さんではないと思う。
 だから、「アカウントを買い足す&売り上げを64bit化プロジェクトチームのために捧げる」くらいの考え方で、新しく買い足すことに意義があるのかな、と。