親指シフトキーボードに「主観たっぷりの」点数をつけてみよう。


 人それぞれに評価が違ってもいいじゃない、どうせ人それぞれに条件が色々違うんだし……って思うんですよね。
 で、そういう「主観たっぷり評価」がたくさん集まると、「どういうキーボードが望まれているのか」ってのを、ある程度まではつかめるのかも。


 ちなみに、私がそれを試みると……

名称 点数 備考
ワープロ専用機付属品 60点 これはよそく。ぜいたく品なりにいいはず。
FMV-KB231 40点 性能はいいけど……うるさいから-20点。
FKB8579-661EV 20点 ブーツの靴紐つまみ革を引っ張りすぎて、下段から指が浮いちゃった……って感じ。
FMV-KB232 50点 これは予測。
FKB7628-801 60点 そのうち試すけど、きっと悪くはないはず。
2015年版親指シフトキーボード 80点(!) フラットなのに打ちやすい、を目指してほしい。

……って感じ*1、かなぁ。


 NICOLAのなかでも「従来の親指シフトキーボード」を使ってきた方にとっては、やっぱり「親指キーが、文字キーよりも高いこと」に必要性を感じてると思う……けど、私はいまでも「親指キーは文字キーと同じ高さで、ヒンジ側が低く作られている(FKB8579-661EVとは真逆の考え方)」のが、実は一番「使いやすい」んじゃないかと考えていたり。
 いちばん極端だったFKB8579-661EVを使った感触として、やっぱり「下段がすごく遠い」ってのがあって、飛鳥とかローマ字入力とか英字入力とかの「わりと下段も使う方法」にとっては結構厳しかった記憶があります。


 そこまで下段を使いにくくする「必要性」があるのだろうか?って考えてみたのですが、別にないような気がするんですよね……。
 もともと親指シフトキーボードって、「QWERTY英字鍵盤と組み合わせて使うことを前提に作られていて、あくまでも英字配列はスタンダードで突き進む」って設計なのに、それを殺しかねないのって、やっぱり勿体無いような。
 親指の干渉を防ぐための工夫としては、「(親指キー自身の)高さを稼いでどーにかする」よりは、どっちかってゆーと「(親指キーよりも人間の胴体に近いヒンジ部分の)低さを創出してどーにかする」ほうが、解決策としては安定してるんじゃないかな、と。


 親指キー下の「(無)変換」キーに、独立キーコードが割り振れなかった……ってゆーのは、ある意味では「退化」なのだけれど。
 一方では、親指共用方式に慣れてた方にとっては「これって結構便利じゃね?」って感想がよく耳に入る気がするし……。
 キーボードの裏面にある爪を立てて、親指キーもかさ上げして……とかいう、ややこしいことをやらなくても、全キーをフラットにしてヒンジで低さを確保すれば、ワープロ専用機時代のキーボードと同じように「親指が、手前の造形物に干渉せず、快適に打てる」状態は維持できるんじゃないかな、と。


 ……もっとも、それをやるなら【タッチパッドのない、昔のラップトップワープロ】みたいな、盤面が思いっきり手前に寄ったキーボードが載ってくれると一番いいのだけれど。
 #ちょうど、「OASYSポケット」みたいな感じ……って、そう考えてみると、ずいぶんと前から、すでに本家が「理想のすがた」を提示していたのか。あれを普通サイズにしたものが、「私にとっての、80点の姿」だと思う。

*1:2010年8月29日22:56:04追記……ちなみにこの点数表、合格ラインは「40点」です。