(memo) Re: 初売り……(@雑記/えもじならべあそび(相沢かえでの無変換なスキマ記)): 親指シフトウォッチ のためのコメント用メモ。

(コメント前:Re: 初売り……(@雑記/えもじならべあそび(相沢かえでの無変換なスキマ記)): 親指シフトウォッチ)


 思いっきり未整理なので、↓のコメントは、まだ見る価値はないと思います。
 ってゆーか、こういうコメントを書いていると、「かえで****あすかが、制約を使ってアフォーダンスを得ようとしていたんだ」ってゆー、妙なところに気づかされるわけで。
 #作ったのは「私」じゃなくて「私の指さん」だから、いまだに訳が解らないままなんだよなぁ……orz。


 もうちょっと「言いたかったことを、シンプルに」してから、コメントさせていただきたく。
 #いままでも薄くて長いコメントになってしまっていたので、次からはさすがに推敲したいのです。

 うーん……それほど「1キー幅のシフトキー」は【変】なのでしょうか……。


 たとえば、エルゴキーボードのひとつとして知られる「μTRONキーボード」では、かな・英字のどちらを打つときにも「親指位置にある、1キー幅のシフトキー」を使ってシフトしています*1
 http://www.personal-media.co.jp/utronkb/overview.html
 これは「μTRONキーボードだけがコストの関係で」そうなったわけではないらしく、TRONキーボードは(一部の自作キーボードを除き)どれも同じく「シフトキーは1キー幅」です。
 TRONキーボードは「コストに関係なく、買ってくれる人のために作っている」ッぽい感じがするほど豪勢なハードウェア形状ですから……あれで「シフトキーだけ【ケチって】1キー幅にした」などという、無意味なことはしていなくて、「1キー幅で十分」と言う根拠(データ?)があるのだろうと思います。


 私がここ2年くらい使っている「かえで****あすか」も、それと似たように?「真ん中に4キー幅のスペースバー&その両脇に1キー幅のシフトキー」というキーボードで使えるように……と、それを設計目標にして調節しました。
 NICOLAキーボードで言うところの「親指Tabキー」と「空白キー」をシフトキーとして使ったときに、指が痛まず快適に使えるように……と調節したため、逆に私は【B下割れキーボードでは、指が痛くならないと言う保証が出来ない】のです*2
 というのも、親指位置が変わると「両親指の付け根間について、間隔が変わる→キーボードに対する、手指や腕の角度が変わる」ために、キーを叩くときに「各指が負担するコスト」が変わってしまうので……。


 「制約」を「積極的」に、機能として利用しようとする場合、「小さいと言う制約こそが、機能として必要不可欠」となる*3ので、結果として「大は小を兼ねない」ことになります。
 たかが十数ミリの間隔・たかが数度の外振り……と感じるかもしれませんが、「設計者が狙った角度に、手指や手のひらを置いてもらおう」とする場合、こういう「制約を逆手にとって、アフォーダンスとして使う」というのも、一つの手だと思います。
 ってゆーか、私自身は「今その視点で評価打鍵してみて、始めてそうらしいと気づかされた」わけですが……って、これのどこが配列屋なのかと<私orz。


 今のところ、なんとか保証できそうなのは、

  • 東芝ノートの「4キー幅スペースキー+両端1キー(親指シフトキー用)」。
  • 東芝ノート、Panasonicノート、富士通ノート、NECノートなどの「約3キー幅スペースキー+両端1〜1.5キー幅(親指シフトキー用)」。
  • 上記ノートと似た、デスクトップキーボードでのJISキーボード配列。

くらいでしょうか。
 内側にシフトキーが寄ったものの場合、手指の角度・腕の角度を、想定しているよりも窄めて使う必要が出てくるのですが、そういう状態での評価打鍵はしていない(うえに、たぶん右手小指を大きく動かす必要が出て、右手小指に支障が出る)のではないかと考えられます。

*1:BTRONシステム向けに作った「かえで****あすか」は、もちろんBTRON作法どおりに「かなも英字も同じキーでシフト」するように作っています。

*2:……というか、ここには最近気づいて、私自身がショックを受けました。飛鳥時代にはの評価打鍵をしていた!はずが、いつの間に……という状況でして。もう少し詳しく調査してみるか、B下割れキーボードでの評価打鍵を「かえで****あすかを2年使った今だからこそ」もう一度やり直してみる必要がありそうです。

*3:実際、こういう風にして「安全ではない作業が、もともと出来ないように「制約」の力で「自動的に規制」する、ってのは、作業設計をする上で結構使える技だったり……って、それが「かえで****あすか」の打鍵癖を決めてしまっているのかどうかは、評価打鍵してみないとわからない感じで。