入力速度。

(過去:(memo)その「練習法」はControlledなのか。 - 雑記/えもじならべあそび)


 ……えーと、これは「未消化のまま」キャストします。
 私の中でも、あまり理解できていないことなので……。


 過去の詳細なのが無いので、だいぶ適当に書くけど……わたしのばあい「入力速度」はこんな感じで推移していたり。

 JISかなについては「不満なく打てていた」記憶はあるけど「速く打てていた」記憶が無い気がした……ので、これはもー「てきとー」に書いてます。
 ロマかなについては、その時々に書いていた記録をもとに、これも中間値はてきとーに書いています。
 120かな/分をこえる速度だと「打てるけど、文章を打つには有効に使えない」らしくて、ここを超えてるときは「打鍵速度上の不満」がなかった……のだけれど、入力速度が落ち始めていることには危機感を覚えていた、と。


 AZIKでも下げ幅をカバーしきれなくなって、「NICOLAを目指そう!」って考えたのが、120かな/分を打鍵できなくなっちゃった2003年。
 ただ、親指シフトチャレンジは4ヶ月でずっこけて、その後は「飛鳥カナ配列」→「かえであすか」に至っている……と。
 飛鳥系で「120keys/min=120kana/min」が出ていたときは、「自然文の平均入力速度として、必要な速さが得られていた」から、一番ストレスが少なかったのかも。
 

 ここ1年間はロマかなを使いまくっているので、そのおかげ?か「ロマかなの打鍵速度で200keys/min」くらいまで持ち直した……けど、これだけ叩いても、かえであすかの「120keys/min」と同等の入力速度(120kana/min)しか出ないので、結構疲れてしまうなぁ……とか思いつつ併用しているところで。
 1年かけて「ロマかなの打鍵速度で200keys/min」まで復帰させたのはいいけど、もともと「ごろごろと坂を下るように、打鍵速度が落ちていた」ものだし、また再び「ごろごろと坂を下るように、打鍵速度が落ちていく」んだろうなぁ……と。
 すでに、昔出ていたのと同じ「ロマかなに特有の、指の痛みと戦いつつ」打ち始めるとゆー、最悪な状態になりつつあるし……。


 普通の人だと、「普通文の入力処理速度」が、120kana/minとかじゃなく、もっと上にあるんだろうけどね……。
 私の場合はそのあたりに壁があるらしくて、タイピングソフトを使うとか、プログラミングをするとかして「かな漢字変換」が絡まないようにしないと、打鍵速度を「120kana/min×1.7=204keys/min」以上に引っ張っておくことは難しいみたい。


 で、さらに困ってるのが「長時間打鍵をするときに、指が耐えられる範囲は、せいぜい150keys/minくらいでしかない」ってこと。
 JISかな/新JISかな系とかのように「打鍵数が1.2倍で済む」なら、120kana/min×1.2=144keys/minくらいで済むから、たぶん大丈夫だと思う……けど、ロマかなの場合は「ことえりしまくって1.4倍に抑えたとしても」120kana/min×1.4=168keys/minとかになって、これをAZIKで1割圧縮しても足が出そう……ってゆー状況。
 でも、実際には「ことえりなんか気にせずに、ふつうに1.7倍になってしまうような言葉遣いもやりたい!*1」わけで……こういうところのイライラが積み重なって、私は「ロマかなじゃなく、かな系に戻りたい!」って思った、のかも……これは「今になって思えば、そうだったんだろうなぁ」という話であって、当時そう感じていたのかどうかは覚えていないけど。


 ……もしも、わたしが

  • もう少し、多手順のものでも覚えられる。
  • 「打鍵可能な打鍵速度」よりも、「入力可能なかな数」のほうが大きい。

なら、もっと圧縮率の高い入力法(姫踊子草配列とか、下駄配列とか)を使ったときに、最も使いやすいと感じていたのかも。
 で、あるいは

  • 常用しない規則はまるで覚えられそうに無い。
  • 「打鍵可能な打鍵速度」よりも、「入力可能なかな数」のほうが、1.7倍くらい少ない。

なら、結局はローマ字入力が「総合的には一番らくだ」と感じたのかも。
 私の場合は、「私のことえりで文章を書くと、ロマかなでは1.7倍効率が悪くなる」状態で、かつ指の耐性として「150keys/minの打鍵速度上限」÷「120kana/minの入力速度上限」=「1.25倍よりも効率が悪くなると、入力速度に満足するよりも前に指がダメになる」って条件があった……ので、結果として(1.25倍よりも20%くらいの余裕度を持って打てる)飛鳥系に流れることになった、のかな、と。
 このあたりの条件は整理できてないけど、もしも式として

  • 手指に負担が掛からない「かな入力効率」=「指が痛くならない打鍵速度の上限」÷「自分の能力で書けるかな入力速度の上限」÷余裕度20%*2

ってのが成立するなら、入力法を選択する基準ってのは、結構シンプルに同定できるのかも……なんて、あほなことを考えてみたり*3


 「全ての人にとって、等しく優れたけん盤配列が存在するのだ!」って前提に立ってしまうと、こういう結論にはならない……と思うのだけれど、私の場合はどうせ「人によってスペックの違いがあるんだから、人によって快適と思える配列なんて、違って当然でしょ。」って思ってるから、こういう風に考えたとしても、自分ではまぁ納得がいくというか。
 実際、上記のような式が「成立するのかどうか」はわからない……のだけれど、何かのヒントになるかな、と*4

*1:……ってゆーか、それをやった結果がこの日記で、この日記を調べたら「ロマかなによる打鍵倍率が1.73倍だった……というわけで。市中に溢れてる数字だと、平気で「1.4倍」とか書いてるけど、私にとっては「1.4倍って、どんだけ嘘付きまくりなんだよ……」としか思えない理由は、この日記から出した「私自身の言葉遣い」に由来しているんです。言葉遣いによって平気で数値が変わっちゃうから、このあたりの数字の扱いは難しいと思うんですけどね。

*2:たとえば私の場合、「150keys/min ÷ 120kana/min ÷ 1.2 = 1.0416... 」になる。うちの日記から出した244万文字頻度だと、半濁点の出現頻度は「0.579%(=0.00579)」だから、半濁点分離なTRONかな配列とかは十分許容範囲ッぽいけど、JISかな系とかだと「余裕度を食いつぶしてしまい、慣れきって120kana/minに突入した頃になって、ようやく指の痛みとかが出る」可能性が出てくる……のかも。

*3:ロマかなに超依存していた2000年以前の私にとっては、「別に指が痛くなったりはしなかった気がする」状態で「それほど自然文は速く打てなかった」わけで、そういう時代において許容された効率低下度合いは「337keys/min ÷ 120kana/min ÷ 1.2 = 2.34027... 」だった……と。こうなると「若かりし当時に、ロマかなでも不満がなかった」ってのは、まぁ納得がいく話のような気もする。そして、そのうち「打鍵速度がどんどん落ちていって、和文入力の要求速度が変わらなかった」のだから、だんだん悩むようになっていった……ってのと、そのまま符合するような気もするわけで。

*4:これによって「特定のけん盤配列に対する悪口などは絶対に書きたくない!」ってひとが、「特定のけん盤配列に関する悪口など一言も書く必要なしに」自身にとって必要な入力法についての説明をできる、というふうになればいいなぁ……と感じてみたり。ってゆーか、鈴見咲さんの動画を見ていて、「意外とこれであっているんじゃないかな?」とか思ってみたりもして……。