(memo)その「練習法」はControlledなのか。

(from http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2009/09/re-2268.html )
 #(はてなキーワード経由でgicchonさんは認知できると思うので)脱線しまくりの本日日記についてはトラックバックしていません。


 なんとなく気になった……ので、以下の2冊を探してます。

ワープロらくらく速習法―オアシス100FII用

ワープロらくらく速習法―オアシス100FII用

ワープロらくらく速習法―オアシスライトシリーズ用

ワープロらくらく速習法―オアシスライトシリーズ用

 増田式のように「入力法に対する差別なしに使えるメソッド」になっていれば、基本は入力速度に差ができにくいはず……と思う*1


 http://nicola.sunicom.co.jp/spec/fig3.gif
このグラフを見ていると、なんとなく

  • 親指シフト用に作ったメソッドを、無理やり「ロマかな」と「JISかな」に展開しているのでは?
  • 「両手のホーム段」から覚えさせる練習をしているのでは?

……と、そういうテキストなのではないかと予測していたり。


 あと、入力速度グラフも……

 増田式でやった場合、速度ってこんな感じになるんじゃないかな、と。
 平均的には「ルールが単純なほど初速は速く、ルールが難しいほど初速は遅く」なるけど「到達可能な速度は同じ」と。で、

  • 「速い運指速度」は出せず、「複雑なパターン」は打鍵できるという人は、複雑な圧縮ルールを使うほど「習熟後の入力速度が速い」となる。
  • 「速い運指速度」は出せるけど、「複雑なパターン」を打鍵できないという人は、単純な圧縮ルールを使うほど「習熟後の入力速度が速い」となる。
  • 運指速度の速さ度合いと、複雑なパターンへの適応度合いの2つが絡み合って「その人によっての最速配列」が決まってくる。

……こんな感じじゃないかなぁ。


 うーん、こういうのを証明するには、たとえば

  • 「かえであすか」は速く覚えられるけれども、「ほかの入力方式」は速く覚えられない、という、特殊な練習メソッドを作る。

とか、そういう実験的なことが必要になってくるのかも。
 ……って、「21世紀-290版の飛鳥カナ配列」と基本的には同じなのだから、練習用テキストの冒頭はやっぱり

  • いたい
  • けいけん
  • かいかん
  • かいほう
  • かんたん

とか、そーゆー語の練習から始まってしまうのかも。


 それにしても、「親指シフトキー」って、こういう練習テキストではどう扱えばいいのだろうか。
 そのあたり、まじめに解説を試みた記憶がなかったりするので、どうにも困ってしまうところが……。
 いっそのこと「解説を放棄」して、電卓タッチタイプみたいに「片手で表裏逆を徹底練習」から始めてみるほうがいいのかなぁ。

*1:この点については、今まで見てきた「M式」「親指シフト」「ローマ字入力」それぞれの性能評価論文について、みんな何がしかの「練習用テキストを悪用?した、我田引水」を「無意識のうちに」やってしまっているんじゃないかと睨んでいたり。