なんか変だ……。

 飛鳥系では「シフトケースにまで、高頻度の文字を突っ込むという荒業」を使って、こんなことをやってました。

 ……で、中指シフト系じゃないからアレなのですが、かえで****あすか配列では「ホームポジション部(文字領域8個+シフトキー2個)での出現頻度カバー範囲は56%」でした。


(from http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20090320/1237477095 )

 これって、「打鍵が重くなることを覚悟の上で、それでもホームポジションにカナを詰め込んできた」結果なわけで。
 もちろんこれは「解法の一例でしかない」ことは、ここを読んでる人ならすぐにピンと来るはずですよね……。
 現に、「可能な限りシフトケースを使わない」方向で調製された配列のほうが多いはず……という状況ですし。
 こういうのは「どっちが良いか、ではなく、どっちが好きか」に近いところで決まる、一種のトレードオフのようなもので。


 ……と、そんな中で、いまさらになって、親指シフトWikipediaに「なんだこれ?」と思う記述が。

OASYS100のキー配列の特徴として、以下の点を挙げることができる。


* 出現頻度の高い読みをホームポジションに配置しているため、日本語自然文の読みについては約7割をホームポジションで入力できる


(from http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%AA%E6%8C%87%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%88#OASYS100.E9.85.8D.E5.88.97 )

 いったい、どういう文字頻度表を使えば「7割をホームポジション」なんて記述になるのだろうか……。


 いちおう、手元の文字頻度表から拾い出してみようと思う。

4.975%
-
1.262%
3.620%
1.646%
1.198%
2.706%
2.277%
2.507%
1.062%
0.250%
0.965%
1.223%
3.344%
0.947%
2.633%
2.294%
0.380%
1.520%
0.088%
5.994%
1.655%
4.492%
合計 47.038%

 うーん……私の頻度表って、世間様と23%もズレていたりするのかしら?
 ちょっと謎。

そういえば。

 こうすれば、7割に達する……のだろうか。

× × 1.675%
× × 0.827%
× × 0.187%
× × 0.720%
× × 2.350%
× × 0.563%
4.975% 4.975%
- -
1.262% 1.262%
3.620% 3.620%
1.646% 1.646%
1.198% 1.198%
2.706% 2.706%
2.277% 2.277%
2.507% 2.507%
1.062% 1.062%
0.250% 0.250%
0.965% 0.965%
1.223% 1.223%
3.344% 3.344%
0.947% 0.947%
2.633% 2.633%
2.294% 2.294%
0.380% 0.380%
1.520% 1.520%
0.088% 0.088%
5.994% 5.994%
1.655% 1.655%
4.492% 4.492%
合計 47.038% 合計 53.360%

 うわ……俺、どこかで計算を間違っているのだろうかorz。
 #7割に達する仕組みわかった方、できれば教えてください……。