俺が「女の子並みの、小さな手のひら」をもっていたら、もっと「厳しい」評価打鍵が出来たのかもしれない。

 私の「手の大きさ」は、成人男性平均よりは「若干小さい」んじゃないかと思う……のですが、【成人平均】よりは大きいんじゃないかと。
 ……で、こういう人間の手で評価打鍵したときに「女の子並みの、小さな手のひら」での評価打鍵結果とは、たぶん違った結果になるんだろうなぁ……と。
 この手の話を見越していた?新JISかなを除けば、基本的に多くの配列は「作者が持つ生体デバイスの大きさ&身体能力に依存した」ものになると思う。


 「同じ配列で、ちっちゃいキーボードを使えば解決する」ってのは体験済み*1なのだけれど、こういうのって「小さいこと自体に付加価値があるせいで、コストパフォーマンスのよいキーボードにめぐり合えない」ところが、大きな問題になると思うんですよね。
 個人的には、やっぱり「ハードウェアは大量生産できる方向にふって、生産コストパフォーマンスを徹底的に上げる」ことを重視し、そのハードウェアと人間との差を「けん盤配列というソフトウェア側のしかけで吸収する」のが、全体的なコスト配分からみると、一番適切なのではないかと感じていたりします。

 いくらハードウェアを「特定の配列で使いやすいように最適化」したところで、最適化の対象が「平均値または中央値」にしか設定できない「大量生産ハードウェア」を使っていては、「個々人にとっての最適地」にぴたりと来るわけがないですし。
 そうすると、ハードウェアについては「実用的な使いやすさを持ちつつ、いろいろな配列に対応できる、プレーンな構造」にしてしまって、あとはソフトウェア(配列)側でどーにかするしか、道はないんじゃないかと。


 ……ってな感じで?自分の手を使った評価打鍵には、正直まったく自信を持てていない私がいます。
 うーん、身長140〜150cm/体重40〜50kgくらいのかたに「かえで****あすか」を試していただけないものでしょうか……もしもそういった「小柄な方」にとって使えるものであれば、多少は「かえで****あすか」にも存在する理由が出てきそうな気はするのですが。
 #キーピッチがかなり広い「拡大キーボード*2」とかがあれば、仮想的に実験できそうな気もする。

*1:私にとって、Qwertyロマかなを最も打ちやすいキーボードは「15mmピッチの小型キーボード」だった。

*2:身長170cm弱の私が、身長150cmの人にとっての条件を体験しようとすると、キーピッチ21.5mmのJISキーボードが必要……なのですが、そういうのが見つからないッぽいんですよね。さてどうしようか。