(メモ)けん盤配列は「延々と悩んで選ぶ」よりも、「フィーリングでさくっと選ぶ」ほうが、意外としっくり来るものに出会える率が高いのかもしれない……。

 ……これは個人的な経験から*1
 たとえば、飛鳥に乗り換えたときの理由は、超テキトー*2でした。

ええと…ついにキてしまいました。


 ええと…ここまでNICOLAで数ヶ月やってきたのですが、もー我慢も限界…って感じになってしまいました。


 入力方式にかかわらず打ちやすさを左右する「い」「う」「ん」「っ」「ょ」「ー」の打ち心地がまるでしっくり来ず、よりにもよって使用頻度の高い「い」が薬指で「ん」と「う」が小指に割り当てられているという点にはもう耐えられなくなってしまったのです。
 #ローマ字入力時に「a」キーが打ちにくいと感じていた理由と全く同じなんですよね…。


 但し、親指シフトキーを用いた入力方式自体にはもうすっかり染まってしまっていて、今更あの
  「かったるくて非効率的で滑稽なローマ字入力に戻すなんて間違ってもイヤ」
なので、代替案として、
  「親指シフト式であって、なおかつ小指に負担を強いないキー配置となっている」
配列を探し、結果として
  「今ある中では…飛鳥配列が(まるで真っ当ではないが)唯一の選択肢に見えた」
ので、さっそくNICOLA用五十音シートを書き換えて「飛鳥配列用五十音シート」を作ってみた次第でして。


 従って、このページの更新はこれにて終了となります…中途半端なままでゴメンなさい>all。


2004/02/11
(from http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/touchtype_nicola.html )

 延々と悩んで、よくよく比較検討して……ってのは理想なのですが、そこまでいくには「幾度となく失敗を繰り返す」必要があるはず。
 はじめのうちはそこまでいけない……となると、もう直感に頼って「エイヤ」で移行してみる、という方向しかないわけで。
 ……そのときに、「無為に乗り換える」のではなくて、「短期間で最大限に直感を発揮させて乗り換える」ことをお勧めしてみたいんですよね。


 あと、重要なのは「練習を継続させるためのモチベーション」なのかも。
 どんな配列を使っても「慣れるまでにものすごく時間がかかる」し「慣れるまでの間は入力速度がガクンと落ちる」から、その段階でも凹むことなく練習し続けるだけの「動機」が必要でして。
 その「動機」を維持するために必要なのは、それこそ「配列に関して作者が書いたドキュメント」だったり「周りの声」だったりすると思うのだけれど、そういったところに「(練習中の自分を騙すに十分な程度の)嘘が混じっていて、習得後にはきちんと習得者自身が気づける」ものについては、(練習しようとする人に対するコメントに限って言えば、それ自身も練習用教材の一部として設計されている場合に限り)ある意味仕方が無い*3のかな……と。

そういえば。

 たとえばわたしが「かえで****あすか」だけを薦めていたら、やっぱり「うざいひと」扱いになるんだろうか……。


 てゆーか、そういう姿を「私自身が」想像できていない時点で、どうにも「なんか違う」感じが。私は結局「コンセプト配列屋」であって、「人様の人生を背負う配列屋」じゃないんだと思う……そのへんの重みに耐えられる人が羨ましいとは思うけど、さすがに真似は出来ないというか。

*1:こういうのは、もしかすると「私だけ」なのかも?長年焦がれ続けたものよりも、さくっと選んだもののほうが、なぜか使い続ける期間が長いような気がするんですよね……。

*2:当時は「親指シフト系」の選択肢なんてほとんどなかった気も……いま同じことをしてたら、飛鳥に乗り換えたかどうかは解らないですし。

*3:ただ、練習「前」の人を「騙して引き込む」ための嘘は、絶対についちゃいけないと思う。それは誰にとっても不幸な話だから。