(TitleOnly)私が想定していない物理けん盤をつかって「こっちで使うほうがいいよね」という感想がでたら……わたしはたぶん、泣く。

 ……って、これは「かえであすか」のはなし。
 もちろん、たぶん他には使う人などいないだろう……という話は、とりあえず横に置くとして。


 手元で評価打鍵して「こういうキーボードでちょうどいいように設計した!」って思ってるのが、それこそ

  • 「真ん中に4キー幅のスペースバーがある」東芝ノートPC内蔵キーボード。
  • 「どこにでもありそうな物理構造を持つ」NECのデスクトップキーボード*1

だったりするので、これがもしも

  • 高価なキーボードだと打ちやすくて、そうじゃないキーボードだとダメだよね。

とかいう評価を受けたりしたら、わたしはたぶん泣きます*2


 ……なんというか、「チープ革命?」じゃないけど、(作り手の視点から見た)かえであすかは、あくまでも

  • (壊れない程度の強度を持った範囲で)安いキーボードで使えてこそ意味がある代物。
  • どこにでもあるキーボードで、ソフト入れ替えのみで使えるからこそ意味がある代物。

というところを目指してる*3から、そういう部分について低い評価(よく出来たキーボードじゃないと使い物にならない、とか)が付くと、やっぱり凹むんですよね……。


 はじめから「専用の物理けん盤とセットで使うことが大前提の配列」なら、そもそもこういうところを気にする必要は全くない(し、そこを言われたら「専用キーボード使え!」って切り返していい)……のだけれど。
 あくまでも「汎用の物理けん盤で使えるようにしてきた配列」を目指してきてる場合、こういうところってすごく気になるわけです。
 だって、かえであすかにとっては「汎用の物理けん盤*4」こそが「主たるフィールド=専用の物理けん盤」だし……汎用キーボードの特長を生かすために配列設計をすれば、このあたりは「どういう配列でも(配列の姿は違っていても)たどり着く先の目標が同じ」なのかも。

*1:実際には、配列更新のための評価打鍵を「NECのデスクトップキーボード」で行ったわけではない……のですが、妙にしっくり来る感じとかが良かったんですよね……。

*2:でも、そういう評価を拒絶するつもりは全くありません。

*3:カリカリチューニングの「飛鳥カナ配列」並に……というのは、さすがに無理ですけど。

*4:というか、正確には「OADG109Aスタイル」のキーボード、と書くべきなのかな。