なんとなくメモ。

(言及予定:Weblog 61℃: 素材はいろいろあるけど、まとまらない。)

 注意:これは「トラバするかどうか迷ってる、メモ段階」の話です。
    参考にならない予感がするので、まだトラックバックは打っていません……。


 たとえ話として使うなら、個人的には「公道を走ることができる乗り物」を使うでしょうね……。
 「軽車両扱い」のものから「車検に通せる範囲」までに限定しても、「けん盤配列なんか目じゃない」ってぐらいに、いろんな種類の乗り物が通行してますし。
 操舵系についても http://www.nissin-apd.co.jp/AP_AS_HC.html のような選択肢があるぐらいに、とにかく幅が広いわけで。
 #個人的には「プラグインハイブリッド待ち」なのですが、ホンダ・インサイトに心惹かれていたり……。


 ……すみませんでした。本題に戻ります。


 「利き手」「非利き手」に関しては、たぶん、「中指」「人差し指」の関係のように、器用さの部分と力強さの部分を、分離して考えなければならない……と、そういう予感がしています。
 器用さの部分はある程度生まれもってのものがある……としても、力強さの部分は後天的に(=生活上の癖や、周囲のインターフェースによって)もたらされる部分が大きいのではないか……と、そういった単純な考えからではありますが……。
 それと、「左利きの方に対する利き手矯正」を強制しない風潮がきちんと続いてくれているようですので、世代的にはもうそろそろ【左利きにとって最適なけん盤配列を作ろう@Wiki】などが始まってくれるのではないか……と、そういった期待も。
 #うまく鏡面配列を評価打鍵していくか、あるいは打鍵速度データを取り直してGAで配列生成すれば、比較的早い段階で現在に追いつけそうだと思います。


 距離と時間、どちらを採用するか……むずかしいですね。
 運指距離を指標として使うなら「タイピングに慣れた方」のデータが必要でしょう。
 打鍵時間を指標として使うなら「全くタイピングをしたことがない方」に対して「文字を全く表示させずに、特定の3キー(測定対象キーとその前後のキー)を指示された通りに打つ」ときの時間を測定する必要があります(が、これは「疲れたときの打鍵速度低下度合い/指の疲れ具合」を拾えないので、それこそ「8時間ぶっ続けで測定する&【指が痛いから(その運指は)パス!】のデータも記録する」とかいう感じで、相当にヤバそうな耐久測定をしないと精度が出ない予感が……)。
 どちらにせよ、相当に辛い作業になりそうです……。
 以下、これにたどり着くために打ったメモを。

 運指距離を指標として使う場合のデメリットは、評価に使える程度の精度を出すだけでも「手指の運動モデルを作って、それこそ3DCGの動画を作るかのように物理演算しなきゃいけない」ことでしょうか……けん盤配列ほど「狭くて高頻度で非繰り返し作業となる」動作を扱う場合、工業分野などで使われている作業分析レベル(巻尺をたわませて運動軌跡を計るとか)では時間が掛かりすぎるはずで、ちょっとお勧めできないと思います。ただし、かなり端折る覚悟がある……というのであれば、2-gramの上位から順番にある程度測定して、低頻度部分は適当な詰め物で計算してしまうという裏技?もアリかな、と。


 打鍵時間を指標として使う場合のデメリットは、「最近使ってきた配列における連接頻度」に思いっきり引きずられた値が出る(例:NICOLA似の評価配列で打鍵速度データを収集した新JISでは、「NICOLA:い」の位置が「新JIS:゛」になっている)ことでしょうか……「NICOLAを下敷きにした新JIS」という関係性があるNICOLA×新JISは相互評価でき、「Dvorakを下敷きにした月配列(GA)4-698」という関係性があるDvorak×月配列(GA)4-698は相互評価できそうですが、たとえば感覚的に「飛鳥×小梅」を相互評価させるのは微妙かも……と。条件が似た配列を「選別して進化(深化)させる」ためにはすごく使えると思う(∴GAでの配列生成が意外とうまく行く)のですが、全体のバランスが大きく異なる配列を相互評価するのは無理な予感がします。
 情けないことに、今の私には「低シフト性重視の親指シフト系配列」と「シフト側詰め込み重視の親指シフト系配列」との間を評価するような場合の、正当な評価手段は思いつきません……なにか、精度の良い近似値が得られる方法があると良いものの、それを確認するには高精度測定を先にしなきゃいけないのが頭痛の種です。
 ただし、こういう特性があるということは【Qwertyロマかなの運指技術を最も活かせるけん盤配列はどれか】とかいう打算的な視点であれば、相互評価も可能だと思います……そういった「狙い」をつけた評価でよいのであれば、(極めてメジャーな配列を使った打鍵時間を収集して)Qwertyロマかなを基準とした相互評価をする価値はあるだろうと考えています。


 ……うーん、むずかしいですね。やっぱり答えが出ない……orz。