It's fine today!

 tomoemonさんによる打鍵時間視覚化ツールを使ってみた。きれーなグラフが◎。
http://typer.me.land.to/tool/type_optimize/


 ……で、ためしに打ってみた。

「ほんじつはせいてんなり。」@かえであすか配列

 一打目のシフトが掛かりにくくて、慎重に打ってます。

「honjituhaseitennari」@Qwertyローマ字

 これ以上は無理(しかも、句点の1打鍵をごまかしてる……)。

ことえり問題。

 項目名について、tomoemonさんが悩んでいらしたらしく。
 「押下時間」ってのは、「押下間隔」かなぁ。
 で、「押中時間」ってのは「指残(り)時間」かなぁ。
 そう考えてグラフを眺めてみると……私のロマかな入力って、思いっきり「指残りしまくり」*1なんですね……これがロマかなの打鍵速度を落としている原因なのかもorz。


 同時打鍵シフト系の場合、「さいごの文字キーを単独押下したあと」については、

  • タイマー設定時間が来る前に離したとき──最後の文字キーを離した時点で確定する。
  • タイマー設定時間が来る前にシフトキーを押したとき──シフトキーを押した時点で確定する。
  • 押下したまま、タイマーに設定した一定時間が経過したとき──最後の押下開始から、タイマー分だけ時間が経過したときに文字が確定する(打鍵時間測定ソフトにおいては、こういうシーンは考慮しなくていいと思う)。

になる、と。で、そうではない入力法で「さいごの文字キーを単独押下したあと」については、

  • 一切の制限なし──最後の文字キーを押した時点で確定する。

になる、と。


 ……すると、総打鍵時間は同時打鍵シフト系の場合、

  • 文字キーを離したとき──最後の文字キーを離した時点で確定する。
  • シフトキーを押したとき──シフトキーを押した時点で確定する。

になって、そうではない入力法では、

  • 一切の制限なし──最後の文字キーを押した時点で確定する。

になる、と。

全体的な感想。

 「打鍵プロセスをそのままアンシフトで記述する」というのは、シンプルでとてもいい方針だと思います。
 もちろん「長い文章を記述する」というのなら、これはまるっきりハズレになる……のですが、こういった「短文の正確な測定」を目的としていて、なおかつ「個人製作配列などであっても使えるくらいの柔軟性を狙っている」場合には、「個別対応用の配列データはソフトウェア側で持たずに、利用者側が手動翻訳してから使う」方針がとても有効ですので。

*1:親指シフト系は、基本的に「(他の入力法では指残りを起こしてしまうという人が使ったとしても)指残りという動作を規制しやすい」のではないかと考えています。実際には「誤判定を防ぐための知恵として必要」なだけなのですが、こういう習慣は「強制的に身に付く」方が良い部分もあったり。