(TitleOnly)家電屋は、全ての市場を食い尽くすまでとまらない。次のターゲットは……自動車だ。

 ……ってのは1%くらいの冗談を含んでいる、のだけれど。
 1世紀後には「日立自動車工業」とか「Panasonic自動車工業」とか、あるいは「Samsung自動車工業」なんてのが、自動車市場のシェアを食い荒らしているかもしれない。


 その頃には、準幹線以上の道路に「AGV互換の誘導路」とか「ATS-Ps互換の制御子」といったものを応用した誘導技術が整備されていて、信号制御が「人力では弁別できないくらいに複雑な方法*1」になっているのかも。
 「時速60kmと停止を繰り返しつつ」進行しているよりは、「時速20km〜40kmで加減速を繰り返しつつ連続走行する」ほうがよほどエコで、しかも速く着く……から、そういうのに慣れてしまえば「オートマがいつの間にか浸透したようにして」自動制御技術が浸透すると思う。
 人間が車道に侵入した場合の減速システムなどは「列車防護無線」のようなシステムがうまく使われるだろうし、バスなどの公共車両&緊急車両の優先通行も現実的になる……から、交通に関する考え方は激変する可能性もある*2、と。
 この手のことは「専用路を使ったモノレール系の新交通システム」から始めるといい*3のかも……という気もするのだけれど、いずれにせよ「私が死ぬよりも前に実現したところで、全然驚きはしない」だろうと思う。

*1:2009年4月11日23:52:55追記……たとえば2車線以上の道路では「端の車線は停止〜中速車線、中央寄りの車線は中速〜高速車線」とかにして、人間業では不可能な密度で車間距離を詰めた運転をする……とか、地域全体でのCO2排出量が最小となるように信号制御をする……とか、そういったことも可能になるはず。

*2:これは「鉄道が死ぬ」可能性があることも意味しているわけで。

*3:仙台市くらいの規模で「東京都心部並みの輸送密度を持つシステムを構築する」なら、こういう「大量生産的手法に頼らない、小回りの効く無人AGVを基礎とした」輸送方法を取るのが自然だと思う……し、計算コストが低下すればするほど実現性が上がるような気もする。