あいかわらず、月系はちらほらと試してる方がいるらしい……いいね、こういう傾向。

 http://b.hatena.ne.jp/maple_magician/%E6%9C%88%E9%85%8D%E5%88%97/


 一番新しい「月配列(GA)5-315」についても、既にお二方が試していらっしゃる様子。
 ……そういえば、勝手に「個人的に呼ぶためのあだ名をつける」という行為を、この配列のためにはしてなかったような。
 んー……配列のアンシフト右上列にに「れっしんく」ってあるから、「真紅月」でいいかなぁ。ちょっとかっこよさそう。


 真紅月(月配列(GA)5-315)もまた、無類月(月配列(GA)4-698)のように、こうやって少しづつ「月配列のメンバー」として認知されていくんでしょうね……。
 月配列の「配列区間」を継承しようと試みてきた「クラシック月配列系」だけではなく、月配列の「配列設計区間」を継承しようと試みる「コンセプト月配列系」についても配列探求が行われていくことによって、「JIS X6004-1986が、いかにクソ真面目に真剣に設計されてきたのか」というところを【月配列経由で】多くの方々が認識できる時代が来るんだろうなぁ……と思うと、ちょっとうれしくなってきますね。


 無類月とは違って、真紅月については「清濁分置型月配列」なだけに、(それこそ飛鳥のように)覚えるのが大変なんだろうなぁ……とか思うのですが、よくよく考えてもみれば「拗音拡張型月配列」よりは定義が少ないはずで、頻度などを考慮すると同じくらいの難易度でいけるのかも?
 私は「純粋な清濁分置型」の配列については(飛鳥カナ配列で苦労したように)きちんとは覚え切れなかった……ので、それこそ私が【飛鳥カナ配列→(かえで化)→かえであすか配列】と改変してきたのと同様に、真紅月についても【真紅月配列(月配列(GA)5-315)→(かえで化)→何かの配列】というプロセスを経た「配列の単純化」が行われたりするのかもしれません。
 清濁分置配列は「清濁同置配列の縛りをなくしたもの」ではあっても、必ずしも「清濁を絶対に関連付けしてはいけない……なんて理由はない」ので、「高頻度濁音は関連付けを無視して打ちやすい位置に置くけど、低頻度濁音+半濁音は打ちやすさを無視して忘れにくい位置に置く」ということもできる自由度がある……ので、そのうち「真紅月配列(月配列(GA)5-315)の単純化」にチャレンジしてくださる方が現れることについても期待したいところです。