けん盤配列スレッドメモ。

 弱みもきちんと見せていれば、それを事前に承知の上で試すユーザーさんしかいないので、結果として使い手さんが(なれることが出来ずに泣く泣く練習を諦めるとか言う)回り道をせずにすむ……という話は、最近【Re:Re:勝間和代さんに物申す 親指シフト(@司法書士小林亮介の日々勉強) - 雑記/えもじならべあそび】で書いたばかり……なのだけれど。
 そういう「弱みもきちんと見せる」方針がうまく回っていれば、たとえ弱みがあったとしても正当に評価される……という話が、こういうところでも垣間見えるらしく。

538 名前:508[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:12:42 0
ようやく小梅に慣れてきた…。
タイプウェルWTでやっとSSくらいになったけど、
まだ時々Nicolaキーバインドに邪魔される…。


小梅な人いる?「そろそろ」ってすっごく打ちにくくない?
無シフトとはいえ、「T、V、T、V」だよ?


539 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 22:16:56 0
>>538
「そろそろやめさせろ」とか?


小梅の長所短所はサイトやブログで作者自ら言及してるから、ユーザーも周知しやすいけどね。
配列いじりはブーメランだから作り手も使い手も誰もが苦しむが、
それはもうどうしようもないことだ。


どうしても納得できないなら
「飛鳥はオレが完成させてやるぜ!」
とあっちの世界にいってみてはどうだろう。


540 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 22:34:29 0
そりゃ打ちにくいだろうが、優先する連接が他にあるということだろう。


(from 親指シフト(NICOLA)で日本語を快適に入力しよう 11 )

 もともと小梅は「NICOLAと同じ領域に、カナをきちんと納めたい!」という自主制限を採用しているはず……なので、小指領域での「カナ」打鍵に関しては、そもそも負担が掛からないようになっているはずです。
 ……で、その分のしわ寄せは当然どこかに出てくるわけで……小梅の場合、その象徴たるワードが「そろそろ」にある、と。
 既に小梅は、探索可能な配列枝のうち、使えそうな部分に関するほとんどの範囲を探索し終えているのではないかと考えています。
 もしも「そろそろ」をどうにかするなら、それこそ「部分的に清音と濁音の位置関係を分離する」とかいう、かなりトリッキーな(そして小梅が小梅たる理由を崩す)手法を使わざるを得ないのかも……と、使い手でもない私はそういう風に想像していたりします。


 飛鳥はねぇ……既に小梅をお使いの方が飛鳥への移行を試みるとなると、それこそ141Fさんによる「飛鳥に満足できなくて小梅を作り始めた」件の記事をお読みいただいた上で、【141Fさんにとっては気になっていることであるにもかかわらず、その記事をお読みになった方ご自身にとっては気にならないことが書かれていたよ!】とお感じになった場合にのみ、お試しいただく価値があるのではないかと考えています。
 飛鳥は飛鳥で「飛鳥なりの欠点」を色々と抱えていて*1、「しっくり来るかどうか」は使ってみないと解らない……という意味では、飛鳥も他の配列と同様の状況にあるわけですから。


 「誰かにとっては欠点に見えるけれども、他の誰かにとっては欠点には見えない!」なんてことは、それこそ配列界隈ではザラにある話ですから、そういった「色々な配列を試してきた方々による、主観的な比較記事」を、ご自身の体験に照らし合わせつつご確認いただくと良いのかも……と思います。


 いずれにせよ、該当けん盤配列の作者さん自身が「弱みもきちんと見せる」方針を採用している場合*2については、たとえ「特定配列についての欠点を語ること」がなされたとしても、それを即刻ネガティブキャンペーンか何かだと思われてしまう……とかいうことにはならずに済むので、けん盤配列についての評価をするうえではこういったことが結局は必要になってくるのだと思います。
 #てゆーか、特定のけん盤配列に対して「ネガキャン禁止令」が出たりすると、かえって自分で自分の首を絞めるだけなんじゃないかという気も。


 で、とりあえず……本件のような場合は「小梅配列のミニ改定」でいくのが、一番安全……のなかなぁ、と。
 一部の連接だけに目が行ってしまうと、配列いじりでひどい目にあうことが多いですので、あまり弄りすぎるのはちょっと危険かもしれませんし。

*1:「私にとっての飛鳥の欠点」は、「かえであすか」によって解消してきた事柄そのものだったりします……ので、説明は不要かも?。で、Rayさんにとっては「かえであすかは中途半端!」なはずで……と、そういった「バランスの問題」とかが、色々あるのかも。

*2:たとえば、そういう方針を採用しているもの同士──それこそ「かえであすか」とか、「小梅配列」とか、「月配列5-315」とか──についての相互評価を誰かが試みたとすれば、誰もネガキャンなどだと恐れる必要なしに「作者が感じていることと、自分が感じたことが、感触として同じなのか、あるいは違うのか……が解る」という意味で、内容がどうであっても必ず、有用な情報になるわけです。そういう比較検討をできる環境が広がっていくと、けん盤配列に関する選択肢を見る方々にとって、とても参考になるでしょうし。もともとこの手の「忌憚なき意見を含めた、時には厳しい評価方法」って、月配列スレッドにおける月配列の進化速度を加速させた主因のはず……なので、考え方としてそう外れてはいないように思います。