「からくり」を作ると、人間の手が持つすばらしさが、痛いほどよく解る……。

 ……最近ぐったりモード、なのだけれど。
 でも、人間の手が「ありとあらゆるツールの代わりとして機能する」というところには、いまだに驚かされっぱなしで。
 ……そのうちの一つ一つについて「大掛かりなからくりorしかけ」が必要になるたびに、こいつはすげぇなぁ……とか感心してしまうわけで。


 ……でも、からくりには「からくりだからこそ」の面もある。

  • 人間の手では「危険」なことでも、「からくり」に置き換えれば作業者安全を確保できたりする。
  • 人間の手では「疲れる」ことでも、「からくり」に置き換えれば解決できることがある。
  • 人間の手では「猫の手も借りたい(一人では手が足りない)」ようなことでも、「からくり」なら物理制約&コスト制約以外を気にせず、工夫で解決できる。
  • 人間が、「より人間らしい仕事(=改善行為)」のために注力するために、「人間でなくてもできる事柄」から自分自身のリソースを分離することができる。
  • からくりをいじくっていると、「人間の手が持つ機能の多彩さ」を「普通の材料で置き換える」必要が出てくるので、結果として「作業の内容を、実際に作業するのとは違った視点で眺めることができる」というおまけが付いてくる。


 ちなみに、かえであすか理論(苦笑)──というか、かえで化──は、きちんと「からくり」でも生きそうな予感。
 ……じゃなかった、「作業内容をかえで化するから、からくりレベルに落とし込むことができる」なのかも。
 それにしても、「gravity magician」への道はとおいなぁ……というか、IDどおりの「maple magician」にすら成れていない気がする状況に凹んでます……ダメじゃんorz。