まるっきり「テープ起こし」方式だったらしい@参議院 速記。

(過去:とりあえず「リアルタイム速記」する必要性はないので「スロー再生」に切り替えてみました@参議院 - 雑記/えもじならべあそび)
(参考:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090103-OYT1T00713.htm)
(参考:asahi.com : 教育・入試 : NIE)
(参考:はてなブックマーク - 参議院式速記が無くなる: やまもも書斎記)
(参考:http://www.mmjp.or.jp/taperewrite/ronsou.html)


 参議院の議事録作成方法が、まるっきり「フットスイッチ制御によるテープ起こし」で運用する方向で本運用に入るそうです。
 ……ちなみに、市販品ではこんなのが該当します。

SONY BI-85T ディクテーター/トランスクライバー

SONY BI-85T ディクテーター/トランスクライバー

 「トランスクライバー」という名称で、こいつは「フィリップスCカセット」しか使えません。
 参議院では「映像と音声」を使うそうなので、こいつとは別だよなぁ……パッと思い浮かぶのは「DVCAMとかのシステムを使う」方向なのだろうけれども、速記の性質上そういうのでは微妙なのかも?それこそ家庭用HDDレコーダのような「番組キープ」の仕掛けにトランスクライバーをくっつけた、専用のシステムを特注で作ったのかなぁ。


 すでに去年の時点で(手動速記速記→反訳方式との)平行運用をしていて、「速度は微妙だが(速記知識のない)一般職員でも運用可能で、(速記時代のように何日もかけたりせず、即日発行をするうえでの)実用上は問題なし」という判断が出ていたそうで。
 ちなみに同記事によると、衆議院では「独自の入力方式」として「音声認識方式」による方法を2010年度から導入する方向らしい……ええと、これって「校正する方法」は決まったのかしら?


 ……いずれにせよ、次の通常国会頭あたりには続報が出るだろうから、それを待ってみようかな。