ポメラが直さなければならないところ、ポメラに期待したいところ。

(未来:次のポメラ(またはアップデート?後のポメラ)は、きちんとJIS X4064に対応してくれそうな予感が。 - 雑記/えもじならべあそび)

ポメラが直さなければならないところ。

  • キーボードを小さくしたときに問題となる「隣接キーを誤打してしまう問題」について、きちんとした対策をしていない。
    • キーピッチは小さくなっても「人間の指の太さは変わらない」ので、本来はキーピッチを狭くした分と等価量だけ「キートップの指接触幅を小さく造らなければならない」のに、そういうキートップにしていない。
    • さらに、E段(数字段)については縦方向キーピッチがさらに狭くなっているので、ここは余計にキートップを小さくしなければならないのに、同じように対策がなされていない(……というか、本来はそこだけを極端に狭いキーピッチで作るべきではなく、全体にその負荷を分散させるほうがよい話)。
      • あまりキーボードを作りなれていない?のかなぁ。ただ、基本線さえ守れば良いキーボードは作れるはずだから、ここは今後に期待したいところ。この手のキーボードの場合、キーピッチを均等にならした上で「キートップのうち、最も高い部分の面積を狭くするだけ」で、十分な「誤打しにくさ」は確保できるはず……後はアローキーの変態ぶりをどうにかすれば、それで大丈夫だと思う。

ポメラのイイところ。

  • 新規市場を掘り起こしたチカラ。
  • パッケージングの潔さ。
  • ちっちゃい分だけ運指距離が短くなり、「JISロマかな&JISかな」の欠点といえる「運指距離の長さ」を短くするために役立っている。

ポメラに期待したいところ。

  • お願いですから変態物理配列は止めて下さい。縮小ノートPC配列が一番の望みなので……。
  • 極めてパーソナルな製品であるだけに、可能な限り「個別化」出来るようにしてほしいところです。
    • CPUの処理能力的に「同時打鍵ロジック」とかは厳しそう……なので、せめて「ローマ字規則とは切り離して、自由な打鍵順序で特定のカナを出すための定義ファイル」を読み込めるようにしてほしいです。150行くらいの設定が許容されれば月配列系が使えるので、それだけでも使い道が増えるはずです。

個人的には要るのか?

  • 今のところは、残念ながら不要です。
    • コンパクトフルキーボードを持ち歩く余裕はないし、ケータイのメール機能でメモをとれば十分だし。*1
    • ただ、「ケータイだと遊んでる様に思われる」シーンでは、その「カタチ」が役立ちそうな気はする。
      • けれど、フルキーボードが付いているなら「(新JISかな論文方式の)タイムシフトを使って、かえであすかで打ちたいよな……」というのが正直なところ。同時打鍵ロジックは無理かも……と思うけれど、もしかするとタイムシフトくらいの規模ならいけるのかも?などと考えてもみたり。

よくよく考えてもみれば……

 これは「Let's noteを参考にしちゃったから」こうなった可能性もある……と。

 Let's noteは右端キーの扱いが寒かったりして微妙だからなぁ……他のメーカーにも似た傾向はあるけど。
 メーカーごとにポリシーが一貫している、ということはあまりないので、とにかく「変態物理キーピッチじゃない、コンパクトキーボード」を参考にするほうがいいと思う。
 このあたりで一番頑固なのは……やっぱりIBM(現Lenovo)だろうか……。
 ……もっとも、「このキーボードサイズで出来る範囲といえば、他には答えなどなかった」可能性はあると思うのだけれど。

2008年11月24日12:07:30追記。

 キーボード案としては、こんな感じのものを提案してみたいところ。
 黄色になっている部分は、そのままでは触鍵できないように1〜2mmほど沈ませておくことになります。


 上のパターンは「キー数をそのまま」にした場合で、下のパターンは「ファンクションキー列(F列)を排除した場合」です。
 個人的には「ファンクションキーがないのはイヤ」なので、下のパターンは気に食わない……のですが、奥行き方向のキーピッチに問題があって厳しい場合には、こういう割り切り方も必要なのかな……などと考えつつ図示してみました。
 ちなみに、MS-IMEキーバインドをそのまま使うなら、ファンクションキーがなくても英数変換&カタカナ変換は出来ます……ので、それをキートップに表現しています。

 ……下図については「やる気なく書いた」ので、Powerキーが欠落していたりします。

2008年11月24日12:44:01追記。

 印刷して空打ちしてみたら、すごく酷かった……ので、エルゴノミクスキーボードっぽく修正。
 キートップが小さくても、よく叩く部分に近い部分にさえキートップがあれば、たぶん用は足りるだろう……と。

 ……こちらも下図については「やる気なく書いた」ので、Powerキーが欠落していたりします。

2009年1月16日0:35:16追記。

 もしも仮に「単なるイチャモン記事」だと思われたりすると悲しいかも……ってことで、当時考えていたことへとリンクを張っておくことに。

 #この日記を書いた当時は「ポメラがJIS X4064に準拠していない」ってことを書いていいのかどうかと迷っていて、結果としてこういうビミョーな記事が出来上がった……という事情も。

*1:つーか、ケータイでの入力負荷を軽くするために「かえで携帯配列」なんて物を作ってしまったので、「アドエス×かえで携帯配列」によるハンドリングのよさを押しのけてでも必要になるような長文入力って、正直全然思い浮かびません。しかも外出先での記録内容は「マインドマップにおける連想用キーワード部分の低密度記録」だけで済む機会が多いので、余計に利用シーンがないというか……。これで「かえであすか(1.3打鍵/かな程度)」が使えるならばまだしも、標準状態のポメラで私が使えるのは「JISローマ字入力(1.7打鍵/かな程度)」だけなので、そこを考えると「かえで携帯配列(2.0打鍵/かな程度)」を使うのとあまり変わらないような気がするんですよね……むむむ。