けん盤配列とクリーンルーム。

(関連:メモ。 - 雑記/えもじならべあそび)


 なんの役に立つのかわからないけど、クリーンルームの諸関数と「けん盤配列における{総打鍵数&打鍵頻度傾斜&打鍵密度傾斜}」が、大体似たものだ……ッてことはわかった。
 クリーンルームの要素分解をすると、こんな感じ。

  • 前室としてのDMZ
    • 陽圧化されたCRからの漏れ空気を外側に吐き出すときに、次の空気動線を確保することが必要。
      • CR内のホコリを優先してDMZ内へと送り出す動線
      • DMZ内のホコリを優先してDMZ外へと送り出す動線
  • クリーンルーム自体であるCR。
    • 室外の空気を正常化してCRに送り込む、CRC
  • 局所的な高クリーン度を実現する、陽圧側のCB。
    • CRの空気を清浄化してCBに送り込むCBC
  • 局所的な低クリーン度を許容する、陰圧側のNCB。
    • NCBの空気を清浄化してCRに戻す、NCBC。
      • NCBとしては、次の状況を想定する。
        • ホコリが出る可能性のあるものを使う必要があるとき、CR全体へと飛散する前に捕獲する(CR非対応部材をCR対応とするために使う)ためのスペース。
        • 空気清浄機前に置くHEPAフィルターなどの前の部分(ここが一番汚れるので、この部分もNCBと考える必要がある)。
          • 一番厄介なのは「フィルタ交換時」だろうなぁ……と思う。ここでしくじると全部台無しになるので、「しくじりにくい&しくじってもリカバーできる」仕掛けは必要。
  • ホコリのキャリアとなる空気の動線

 むむむ……すげーめんどくせー話だな……趣味範囲でこの分野に突っ込むのはかなり大変そう。


 基本的に、クリーンルームを設計するなら「清掃好き」なヤツに設計させなきゃダメなんじゃないかと思う。
 私みたいな大雑把型がやるのとは違って、「どういう形状のところにどういう種類のホコリが蓄積しやすいか」とか、そういった細かなところについてきちんと体感している人間が設計しないと、それこそ「ダウンフローの超高価な屋内設備を導入したのに、さっぱりクリーン度が下がらない」なんてアホなことになりかねない予感が。
 クリーンルーム設計は、そもそも「部屋の設計」という考え方よりも、「パーティクルの堆積・再巻上げ」という考え方を先に持ってこないと、うまく行かないのかも。


 ……まぁ、このあたりはまた、「忘れたころに思い出して(略)」になりそうな気もするけれども。