いや、それは……何か違うと思うよorz。

 全体的にはいい本……なのだけれど、ちょっと抜けてるとこが。

完全ガイド Word 2003 基本+Q&A powered by Z式マスター (ASCII PERFECT GUIDE!完全ガイドSeries)

完全ガイド Word 2003 基本+Q&A powered by Z式マスター (ASCII PERFECT GUIDE!完全ガイドSeries)

p.263のQ.067。

 Shiftキーを押しながら文字キーを押して「一時的な英字入力モードに出来る」話……なのだけれど。
 一時的英字モードから逃げるときに「Enter確定」以外の逃げ方が書いていない……orz。
 実際には「Shiftキーの単独押下」で、未確定のまま「カナモード」に戻れます(MS-IMEの場合)。

p.263のQ.069〜070。

 ローマ字入力ルールとして「小文字はLを前置」って話。
 システムは違っても「ローマ字入力」である以上は、他のシステムで使われることも考えると……やっぱりJIS X 4063にしたがって「小文字はXを前置」を優先して書いて欲しかったところです。
 ただし、「ローマ字入力テーブルを全部覚えるのは大変」「会話調では小書き文字を含める例も有る」というあたりをQ.069〜Q.070に書いていた、その視点は両方ともに◎。

p.264のQ.073。

 カタカナ変換について、「無変換キー」を使う方法が書かれていない。
 こういうのって、もったいないんだよなぁ……。
 p.272のQ.090には「変換キーを使った再変換機能」が紹介されてるから、親指領域キー自体を嫌ってるわけじゃなくて、単純に使ってない……んだろうなぁ。

そのほか。

 「うわ、こんなこと知らねーよ」がたくさん。
 ドロップキャップ・タブリーダー・改ページ位置の自動修正などは、設定コストがかからない割には特定のシーンで使えそうな予感。
 ワードアート他のような「実務で使うには高コスト過ぎて、ほとんど実用にならない」ものは覚える必要などないと思うのだけれど、逆に操作コストを減らすために役立ちそうなことは、積極的に覚えていこうかな……。