「キー入力入れ替えソフト」のJIS規格化を目指して。 - 雑記/えもじならべあそびについて、Apple側では「あわてず騒がず」対応準備を始めた……のだろうか?

(過去:「キー入力入れ替えソフト」のJIS規格化を目指して。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:「情報処理装置用キーボード配列」(JIS X)の検討開始……って、何の準備もしてねーよ(泣)。 - 雑記/えもじならべあそび)


 ketttさんの記事に、はじめは「へぇ……そういうものがあるんだ。」と思った、のだけれど。
http://d.hatena.ne.jp/kettt/20080917/p1
 それから数日考えてみると、
http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20080721/1216637947
http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20070301/1172679005
の絡みを先取りしていた感もあるような気がしてきた……って、それはさすがに関係ないか。


 もともとMacOSにあった「レガシーでややこしいシステム」の整理統一を目指そう……というのが、「Input Method Kitフレームワーク」の主目的なのだと思う。
 個人的には「結果として」様々な入力法が利用できるようになる(キー解釈部と、かな漢字変換エンジンの役目がきちんと分離される)日が来ることを期待したいところなのだけれど、MacOSがそういう方向に舵を切り始めたということは興味深いと思うところで。


 Microsoft側では「悪質なキーロガー」を排除する方向に動いている気がするのだけれど、Apple側にもキー入力がらみをスッキリさせるためのアプローチが進行し始めているのだろうか。
 もともと「キー入力→漢字変換エンジン」がらみの問題は、日本語だけに限った日本ローカルな問題ではなくて、「キー入力入れ替えエンジンに限ればどこででも」かつ「漢字変換エンジンを含めても数ヶ国語に絡んで」必要になってくる問題だと思うから、こういうところについて「多国語向けのシステムを開発するAppleが」取り組んでいることは注視する必要があると思う。


 システムから「けん盤配列」を切り離して、これを「人に関連付ける」時代が来るといいなぁ……と。
 #私が書いたJIS化案への陳述書にも、このあたりについてチラッと触れています……「Input Method Kitフレームワーク」のことは当初知らなかったのですが、枠としての読みはあまりハズれていなかったようで、ひとまずホッとしました。