(TitleOnly)速読詐欺は要らない。
最近、「なんとなく充電期間ッぽい状態」に突入しつつあります。
TRON用のかえで****あすか定義は投稿済み&Vector側の審査期間中だし、JIS化関連陳述書も落ち着いたし……という感じでして。
……とりあえず、しばらくはのんびりと行きたい気分。
はじめて速読詐欺じゃない本を見つけた……のだけれど、これは途中で読むのを止めた。
前半のノリは分析的で理解しやすいところが◎なのだけれど、後半は完全に体育会系で……後半は私の性格には合わない(試す気にもなれない)んですよね。
フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
- 作者: 寺田昌嗣
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/08/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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すくなくとも、「5秒/pageまでなら内語音読癖は除去しなくてもいい」(p.55)という話は面白いと思う。
もっとも、個人的には延々と【内語での音読癖を取り払う方法。 - 雑記/えもじならべあそび】のやり方で過ごしているのだけれど。
速読詐欺の「(訓練すれば)誰でも出来る」ってのは、複雑な構造を持つ入力法に対する練習のキツさ*1と似たところがあるのかもしれない。
*1:この「複雑な構造」だと感じる方向性が、人によってまるでバラバラであるところがポイント。入力法ネタであれば、私みたいに【かな漢字変換機能依存・単字かな系・3面鍵盤の連続使用・弱い連想ルール】が最も「単純な構造だ」と感じるヤツがいる一方で、もちろんそうではない方法を最も単純な構造だと感じる方がいらしたりするわけで……。ゆえに「ある特定の人にとっては、ある特定の速読技術は詐欺なんかじゃない」ということが真になるということはありえるけれども、私の感触では「すべての人にとって特定の速読技術が詐欺じゃない」可能性はたぶんゼロだと思う。日本語入力法と同じように、速読が「ルールと訓練の組み合わせ」であるならば、これが偽となることはありえないだろうな、と。